音のしっぽ

音楽のこと、娘のこと、日々のつれづれ♪

さわる絵本

2008-02-16 | 点字
今日は、「さわる絵本」の講演会と
「さわる絵本展」に行ってきた。

視覚障害者のために、子どもたちによく読まれてる絵本を
縫いぐるみを薄くしたようなものを台紙に貼って本にされ、
文章は、大きな字と点字の両方が書かれています。

実際に触っても良かったのだが、触るのが申し訳ない気が・・・
五味太郎や、せなけいこの本 「はらぺこあおむし」「あんぱんまん」など~
表情豊かに作られている。

気の遠くなるような、時間と労力がかかったことだと思う。
素材を吟味して、どれだけ原作に近いか、どれだけ視覚障害の方にわかってもらえるか・・・
でも出来上がった時の喜びや、絵本を楽しんでもらえる喜びは大きいでしょうね~
点訳絵本を1冊受け持って、いまだ未完成な私には、頭の下がる思いです。

講演会は、さわる絵本だけでなく、絵本について
子どもに読んであげることが、いかに大切かなど・・
若いお母さん方に聞いてほしい話だったけど、
講演会に来ている年齢層は高かった。
聞きながら、「次は孫か。。」と思った。

私も、もっと子どもたちに読んであげたかったな。。


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2 コメント

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もっと。。。 (ヨッピー)
2008-02-17 23:26:23
多くの人に聞いて欲しい講演会だったね。
特に、最後の男性の質問に対する答えが、切実感と真実味があって良かった。
そういうジレンマというのが、どこの世界でもあるね。
本音が聞けたって感じだった。

あの絵本を、作り手の自己満足だと言ってた人が居て、私も作品だけを見た時はそう思ったんだけど、話を聞いてから考えが変わった。
やはり、受け手が居てこその活動なんや。
だからこそ30年も続いてるんやなあと、認識を新たにしたよ
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ヨッピー♪ (piyo)
2008-02-18 20:58:08
私は、点字サークルで、点訳絵本だけでなく「さわる絵本」の必要性や、あの男性の質問と同じような話を聞いたり、作家の中には、作品を変えられることに拒否反応を示す話も少しですが聞いたことがありました。先生の質問に対する答えはわかりやすく納得できました。原作に忠実すぎて、わからないことも、そこは想像力の世界かな・・とも思ったり。

ボランティアは、多かれ少なかれ自己満足の世界だし、私がしている些細なこと(しているうちにも入らないけど)も、自己満足と言われれば、否定もできないです。ただ、何にも知らないことは、とても怖いことなので、いろんな世界を知りたいことと、ご近所さんや友達、音楽仲間とも違う人たちに出会えるのも魅力です。
話が、それてるかな。。

ヨッピーの音訳ボランティアも長く続けられていて素晴らしいです
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