アドの豆 |広告・CMの情報

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村上ファンドと阪神電鉄の闘争とその誤解の数々

2005年10月11日 18時04分21秒 | ビジネス・ニュース
最近話題になっている阪神電鉄とM&Aコンサルティング、所謂村上ファンド(村上世彰氏)との闘争について。

まず最初に村上ファンドはその名の通り「ファンド」である。ファンドとは、顧客から資金を集め、その多額の資金を元に、様々な分野に分散投資をするものであります。なぜこのようなファンドが存在するかと言うと、(1)個人の小額の投資だと様々な分野に分散投資することが難しくその高いリスクを低減することができない、(2)市場調査など時間のかかる大変な作業をプロが細かく選定して投資先を決定すること、などが考えられる。その集めた資金は当然「資金の増加」が目的となり、現在村上さんが行っていることは企業価値増大により、その「資金の増加」を図るものであります。

さて、ここで阪神電鉄を乗っ取るのでは・・・というニュースで言われていることですが、「絶対に」あり得ないということです。もし村上さんが阪神電鉄の経営に加わるということは、阪神電鉄を第一に考えつつ、ファンドのことも第一に考えなければなりません。阪神電鉄の業績悪化・不正など株価を押し下げる要因が発生した場合、ファンドとしては阪神電鉄の株式を売らなければならなくなり、阪神電鉄としては株式を売りたくないという状況になり、そのような利益相反になることは絶対にしないということです。要するに、阪神電鉄は様々な投資先のひとつに過ぎないということです。

次に阪神タイガースの上場についてです。これは非常に面白い考えだと思います。海外ではスポーツクラブが上場されるケースは多々あります。また、そのほとんどが個人株主が多く、株主・ファンを非常に大事にしているということです。要するに、上場することにより「ファンあっての」阪神タイガースになる可能性が凄く高いのです。ただ、投機の対象となってしまう可能性、不正などが発生する可能性が高くなるような気がしますけど、何かしらの対応をすることでそれも避けることが可能だと思います。

阪神タイガースを上場することにより、村上さんは何を得するのか・・・というと、このようなスポーツクラブが上場した場合個人株主が非常に多くなります。しかも、投機目的のディトレーダーというより、阪神ファンである安定的な個人株主です。これにより、株価をかなり高い位置で維持することが可能になると考えられます。阪神電鉄から分社して立ち上げますから、分割の際に当然村上ファンドにも幾分か阪神タイガーズの株式が分け与えられることになるでしょうから、その分の利益が得られることになります(直接株式を分け与えられる訳でなく、阪神電鉄株を持つことにより間接的に保持することになるかもしれませんが・・・)。会社分割ですが、物が物だけにIPOの時のように株価上昇により大幅な利益を得られる可能性もありますし、安定株主が多いため持ち続けることも可能になるでしょう。と、まあ世間で言われている「村上タイガース」などお笑いの種にしかならないくだらない話です。テレビなどのメディアはもう少し考えて放送すべきですよね(笑)

今回の1件は、よくライブドアとフジテレビの件と比べられがちですが、根本的に目的が違う(堀江さんが最初から投機の目的でフジテレビと争っていたのなら別ですが・・・)ので、そんなに乗っ取りとか考える必要はないと思います。ホントにメディアっていい加減なことばかり言ってます(笑)前回の堀江さんの時に痛感したのですが、もっと勉強して欲しいものです!!

最後になぜ村上さんが阪神電鉄に目を付けたか・・・を考えてみましょう。色々と考えられますが、(1)昔仕入れた資産の価値が非常に低かったから(まあ、物価の安い時期に買ったのですから当然安いはず、このような企業はまだまだあるはず)、(2)魅力的なものが阪神電鉄に存在したから(阪神タイガースや、人員となるでしょうか)、(3)助言を加えることによりさらに企業価値を高められると確信していたから(今回の阪神タイガース上場もそのひとつ)などが考えられます。皆さんも優良な投資先を頑張って探してみましょう!まあ、ファンドってのもひとつの方法です。

株式取得に関する戦略的なものはこちらのサイトを見てみては:http://www.tez.com/blog/archives/000548.html

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最近気になるCM、サッポロGUINNESS(ドラフトギネス)!!

2005年10月11日 05時51分39秒 | TV CM
最近気になるいいCMと言えば、サッポロドラフトギネスのCMですかね。あの細かなキメの泡、白にちょっと黒みがかったあの泡が確かに見ていて非常に美味しそうですよねー さらには、グラスに入れることにより黒と白という対象色が楽しめ、さらにはその色合いがさらに美味しそうに見せるんでしょうね。

CMは友人が頼んだドラフトギネスを、ちょっと友人が席を外している間に泡を呑んでしまい、逆に自分が席を外している間に自分のドラフトギネスの泡を呑まれてしまうというもの。凄くいい視点だと思います。あのギネスの泡は非常においしそうだし、実際にこのように友人の頼んだドラフトギネスの泡を呑んでみたいって思った人もたくさんいるはず!!

ドラフトギネスのCMは:http://www.sapporo-guinness.co.jp/ad_gallery/flash/cm_f.html

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