日本画家・伊賀晶子

日本画家伊賀晶子の山口での創作活動について。

阿修羅のように

2015-07-09 17:01:14 | 個人として
以前阿修羅像を観てからはおよそ10年はたっていたと思いますが、今回は、今取り組んでいる自画像のデッサンのためにどうしても今、観ておかなくてはならない、という想いを持っていました。

今回は特に阿修羅の3つの顔の表情を確かめたかったのです。
向かって左の顔は唇を噛み悔しそう。右の顔は少しうつむいて自分の内面を見つめているよう。そして正面の顔は眉間に皺を寄せながらもあらゆる苦難を乗り越えて、今、歩き出そうとして表情が光り輝いて見えました。その顔を観ているだけで、わたしは大丈夫!これからも生きたいように生きていける!と明るい希望に満ちてくる想いがして、、本当にすばらしかったです。
それを確かめて、よし、わたしの阿修羅はこう行こう。と方針が決まりました。

そのためのデッサンを2枚。
左向きの顔と右向きの顔。
ちなみに右向きの顔は手術前の顔で左向きの顔は手術後阿修羅像を観た後の顔です。
なんだか描いているときの気持ちがぜんぜん違いました。
手術後のほうがより積極的に描けた気がします。

あとは正面の顔を描きます。





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