ぴてのひとりごと

法務や福岡ソフトバンクホークスの話題など、徒然なるままに書き込んでいるブログです。

法律の錯誤と事実の錯誤

2006-01-25 00:22:23 | 法務
 マスコミではライブドア事件が大きく報道されていますが、私には未だに具体的になにが問題とされているのかよく分かりません。証券取引法第157条に定める偽計取引に関する容疑がかけられているというのは報道から分かりますが、いったい具体的にどの行為がどうして偽計取引に該当するのか、解説している報道をあまりみかけません(「どの行為が」までは触れていても、なぜそれが「偽計取引」になるのか説得的な解説がほとんど見当たりません。neon98さんのこちらのエントリーくらいでしょうか。)。

 具体的にどの行為が問題なのかも特定できないまま、マスコミがホリエモン叩きをするのは見るに耐えません。そもそも無罪推定の原則があるにもかかわらず、既に有罪のような報道をしているのは報道機関としての良識が疑われてもやむを得ないと思います。

 ライブドア事件関係でもう一つ疑問に思ったのは、粉飾決算の故意の内容についてです。ライブドアに粉飾決算の疑いがかけられているようですが、なにを認識していたら粉飾決算の故意があるといえるのか、よく分からなくなってしまいました。つまり、会計基準の解釈適用を誤ったという行為は、法律の錯誤なのか事実の錯誤なのかという問題です。会計基準の解釈適用を誤っても法律の錯誤として故意を阻却しないというのも厳しすぎるような気がするのですが。

 刑法を勉強したのは10年以上も前の話なので、刑法理論もだいぶ忘れ去ってしまいましたが、どなたか御教示いただけると幸甚です。

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