Hurricane Katrinaが米国南部に大被害をもたらし、特にNew Orleansはものすごいことになっているようです。GoogleでKatrinaの前後の衛星写真を比べてみるととんでもないことになっています（ハリケーン前、ハリケーン後）。
私も一度New Orleansを観光で訪れ、Lake Pontchartrainの大きさもフリーウエーから見て知っていたので、堤防が決壊したと聞いてとんでもないことになったとは思いました。しかし、まさか市街地の8割も水没し、数か月も市街地に立入禁止になるほどの被害だとは予想だにしませんでした。観光名所であるFrench Quarterも水没しているようですし、数か月も立入りできないとなると地域経済は壊滅的な状態でしょうね。復興には相当の苦労があるかと思いますが、New Orleansがあの全米随一の観光地としての輝きを取り戻す日を願わずにはいられません。
それにしても、今回は自動車を持たない貧困層が多く犠牲になったとのことです。何万人もの人間を避難させることは極めて困難なのでしょうが、避難するための手段を事前に（連邦、州）政府が提供できなかったということが日本人にとっては少しやりきれなさを感じます。アメリカという国は、とても素晴らしく、魅力的な国で、個人的には大好きなのですが、貧富の差があまりに大きすぎるのは社会として大変深刻な問題だと言わざるを得ないと思います。その代表例が健康保険だと思っていたのですが、今回このような形で問題が顕在化してしまい非常に残念ですが、これを機になんらかの対応がとられることを期待したいと思います。