ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

鳴神山・吾妻山縦走(前編)

2009-04-22 23:44:01 | 登山(両毛・常総)

【4月22日(水)】
吹上バス停→駒形登山口→肩の広場(雷神岳神社)→桐生岳(鳴神山)山頂→肩の広場


天気予報を日に数回チェックしながら、今週の登山はお流れかと溜息をついていたが
雨も今日の朝方には上がり、日中は良い天気になるという昨日夕方の予報で
急遽、群馬県桐生市にある鳴神山(なるかみやま)から吾妻山(あづまやま)への
ハイキングコース縦走に出掛けることにした。


東武伊勢崎線の始発電車に乗り、館林駅で東武佐野線
佐野駅で両毛線に乗り換えたぴすけとダーリンは、桐生駅で下車。

桐生駅北口から出ている「おりひめバス」の川内線に乗車し、終点の吹上で降りた。
そこから鳴神山の登山口である駒形まで20分ほど車道を歩くと
車道が切れたところが駒形登山口で、左手に赤柴登山口が分かれている。

そのまま廣土橋を渡り、林道の延長を登る。

ほどなく沢筋の道になる。

所々、沢を横切ったり、沢の中を歩くような場所もある
昨日の雨で、かなり水嵩が増しているようで
あまりこういった場所に慣れていないぴすけは、滑ったり水中に足を突っ込んだり
普段はなかなかできないような楽しい沢沿いの道となった。

沢に沿った登山道には、所々にニリンソウが固まって咲いている場所があり
まだ朝露に濡れて気温が低いためか、花は閉じていた。

ほかに、クリンユキフデハルトラノオいう美しい名前を持った植物も見られた。

沢の水が消えると、明るく開けた気持ちの良い樹林帯に入る。

ところどころに、スミレも咲いている。

登山道に見られる花々を眺めながら、駒形登山口から1時間ほど歩くと
肩の広場と呼ばれている雷神岳神社(なるかみだけじんじゃ)の前に出る。

狛犬の代わりに迎えてくれたのは、「オイヌサマ」と呼ばれている山犬の石像だ。
この「オイヌサマ」は山の神様の御眷属とされ、秩父などでも篤く信仰されている。
そして、実はこの「オイヌサマ」は山犬ではなく
かつてこれらの山域に生息していたニホンオオカミの姿だとも言われている。
雷神岳神社の2基ある鳥居のうち、右手の鳥居をくぐって桐生岳(鳴神山)に向かう。
途中の分岐を左手に採れば、桐生岳と仁田山岳の鞍部に出る。
鳴神山は桐生岳と仁田山岳という双耳峰で、桐生岳を鳴神山の山頂としている。
鞍部から進路を右に採り、露岩を一登りすれば桐生岳の山頂だ。

山頂から仁田山岳方面を見ると、山全体がアカヤシオでピンク色に彩られている。

桐生岳の北面から東面にかけても、アカヤシオに包まれている。

北方には、日光連山や足尾の山々がくっきりと見える。

北西には、武尊山などの上越方面の山々が、雪を頂いているのが見え
思わずカメラを構えるダーリン。

鳴神山の頂上で、お茶を飲みながら薄皮あんぱんを頬張り
小休止をした我々は、アカヤシオのトンネルをくぐりいったん肩の広場まで戻り
目指す吾妻山に向けて歩き出した。
(つづく)



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