ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

明智平から半月山へ

2009-05-21 23:55:49 | 登山(両毛・常総)

【5月20日(水)】
明智平展望台→茶ノ木平→中禅寺湖展望台→半月山山頂→半月山展望台→半月峠
→狸窪→イタリア大使館別荘記念公園→中禅寺温泉湖畔の湯→中禅寺温泉バス停



先週、急遽「スター=トレック」ジャパン=プレミアに行くことになり
日光の山登りは1週間ずれて20日となった。
最寄り駅を6時22分発の宇都宮線に乗車し、途中、栗橋で東武日光線に
新栃木で接続電車に乗り換えて、東武日光駅へ。

今日も気持ちよく晴れ上がり、山への期待でワクワクしていたが
中禅寺温泉行きのバスには、既にマナーの悪い高校生がどっさり乗り込んでいた
とある高校前のバス停で全員が降りると、バスは静寂を取り戻した
ぴすけは用心のため、酔い止め薬をしっかりと飲んできたので何事もなかったが
ダーリンはいろは坂のカーブに酔ったらしく、バスを降りたときは真っ青だった

明智平ロープウェイの駅は、レストハウスが併設されている。

ゴンドラに乗り込み、わずか3分で明智平展望台へ。

真正面に中禅寺湖の水面が盛り上がるように見え
その下を華嚴の滝が白い筋となって滝壺に落ちている。

絵葉書のような展望を楽しみながらのウォーミングアップ

展望台脇からの道が、茶ノ木平へと向かう道である。
道迷いが多数発生しているのか、ロープウェイの駅でも説明のビラを渡されたが
道標のとおりに進めば、特に問題が起こるような場所はないと感じた。

途中、所々でハッとするような展望を得られる場所があり
このなだらかな丘状の場所も、シロヤシオとトウゴクミツバツツジが咲き
雄大な男体山を美しく飾っていた。

茶ノ木平までの道のりは、ほとんどが笹原の中を進む。

すると、突然平坦で開けた場所に出る。
茶ノ木平である。
茶ノ木平からは、道標と木々に付けられた赤いテープ、赤い杭を頼りに進む。
中禅寺湖道路を横切り、少しきつめの登りを終えると狸山で
そこを下って中禅寺湖道路に出た場所が、中禅寺湖展望台である。

中禅寺湖の奥には、雪を冠した日光白根山が聳えている。
中禅寺湖畔は、中禅寺温泉の一角を除けば、建造物がほとんど見えないため
大変美しい景観が保持されている。

中禅寺湖展望台のデッキの端から入る登山道は、進むにつれアカヤシオも見られ
鹿沼や足尾方面の眺望が開け、中禅寺湖側とは異なる趣で目を楽しませてくれる。
中禅寺湖展望台からは、ほんの一登りで半月山の頂上に着くが
頂上は木立の中で展望は得られないため、そのまま通過し展望台へと向かう。

半月山の頂上から10分も歩かないうちに、木製のデッキとベンチがある展望台に出る。
ここからの景色は、日光を代表する景色である。
展望台は、後から来たパーティーに占領されてしまったので
半月峠までの間でどこか適当な場所を見つけ食事をしようと、そそくさと後にした。

南には、袈裟丸山・庚申山・皇海山などの足尾の山々が、竜の背のように連なっている。

中禅寺湖を眺めながらの下りは、とても気持ちがよく、楽しい下りとなった。

結局、半月峠までの間に、食事ができるような適当な場所はなく
半月峠の南に開けた斜面で、お昼にすることにした。
半月峠で出会った御夫妻は、大変感じの良い御夫妻で
庚申山や皇海山は素晴らしいので、是非いつか行ってみてほしいとおっしゃっていた。

半月峠から狸窪に下り、中禅寺湖畔に沿って歩く。
中禅寺湖の水は澄んでおり、遥か対岸の山々も水の色と同じように青く見えた。

振り返ると、三角形の山容が特徴的な社山が見える。

行く手には、男体山が風格ある姿でどっしりと構えている。
釣り人が糸を垂れているのを眺めながら
我々はイタリア大使館別荘記念公園へ向かった。
(つづく)






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