ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

気休めの健康診断

2008-12-11 22:21:14 | 日常
相方の勤め先から、家族も健康診断が受けられるようになったので受診しろといわれ
ぴすけの近所の病院で予約をしてあったのが今日の8:30。
朝起きて身支度をし、歩いて病院へ。


それにしても、家族が受ける健康診断なんて、気休めのようなものだ。
健康保険組合経由で申し込んでも、保険の違いによって受診できないものばかり。
視力なんか測るより、眼圧や眼底検査の方が重要だと思うが
眼圧・眼底検査は相方の健康保険組合では「項目外」。
マンモグラフィーも乳房触診も、エコーも、子宮がん検査も「項目外」。
身長と体重と腹囲と血圧を測って、視力を測定し、尿と便と血液を採られ
心電図を計測して終わり。
なんだよ、それ
しかも、最後に院長の問診とやらがあったが、問診ですらない。
「えっと~、今日は健康診断ね
ぴすけ「はい」
「どれどれ~、身長1××.×cm、体重××kg、腹囲××cm、ん~、良いわね
ぴすけ「あの~(そんなの、さっき計ったときわかったよ)」
「はーい、次は瞼の下と甲状腺診せてね~。はーい、終わり
ぴすけ「あの~、検査結果は…」
「たいていはすぐ出るんだけどね、わからないから外で聞いて頂戴はい、完了
そんな程度である。
ま、要するに、今流行の「メタボ発見健診」ということか。


それにしても院長のおねえ言葉には参った
顔をまじまじと眺めていたら
ぴすけが学生のときにアルバイトをしていた
とある博物館の学芸員I氏と重なって見えた。
I氏と初めて会ったのは、大学の宿題解決のために博物館を訪れたときだった。
名前を聞いたとき、男性とも女性ともつかない名前だったので
会ってみて、その声の甲高さとおねえ口調に、一瞬女性かと疑念を抱いた。
しかし、来ているシャツの腋の下や襟の部分は黄ばみ、異臭を放っている。
眼鏡のレンズは曇り、髪の毛もぼうぼうで
髪の毛が爆発しているようにも見えるが、一部は固まっているようでもある。
しかし、よくよく目を凝らしてみると、顔にはひげが…
そんなI氏であったが、ぴすけがその後アルバイトとして生活指導に当たり
かなり「綺麗になった」ともっぱらの評判であった。
そのため、世話好きの某学芸員から
「Iさんどう?ぴすけさんならうまくいくんじゃない?」
なんて水を向けられたものだ
そのI氏、姪御さんの結婚式に呼ばれ、一念発起して理髪店に行った。
もちろん、20年ぶりに散髪するためである。
ということは…、I氏、就職して以来、自分で髪の毛を切っているとのこと。
どおりで、爆発したような、偏っているような、固まっているような
独特の髪型のはずだ。
散髪を終え、理髪店の主に代金を支払うと、主はこう言ったそうだ。
「お客さん、これ、20年前の値段ですよ。冗談よしてくださいよ
そういわれ、きちんと理髪代金を支払ったそうだが
最初に支払った金額は、600円だったそうだ。


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