この記事中の第43回森林公園完走マラソン大会におけるダーリンの心理描写は
ダーリンからの聞き取りを基にした、あくまでぴすけの想像です
2月11日(日)、毎年恒例の森林公園完走マラソン大会の日がやってきた。
1年前に激務が重なり、眠気を覚ますために食べ続けた結果
体重はあっという間に6kg増え、その後も緩やかに増え続けて
とうとう人生で何度目かの70kg超えを迎えてしまったダーリン。
忙しいからトレーニングもできず、すっかり心肺能力も持久力も低下。
増えた体重も、約1年経っても一向に減らない。
このままでは駄目だと一念発起したのか
ダーリンは無謀にも森林公園完走マラソン大会にハーフの部でエントリー。
今年に入ってからはコツコツとダイエットとトレーニングに励んだのだった。
その雄姿を見届けたいと、この日はぴすけも応援として同行。
我々は武蔵丘陵森林公園に到着し、受付のある運動広場へと向かった。
「ぴーちゃん、この坂、何パーセントくらいあるかな?」
「え~、5%あるかないか…。え~っ、もしかして、もうきついの?」
「え?いや、ハハッ。これでどれぐらいあるかな~、と思ってさ」
(もうこの時点で、10kmにしておけばよかったなんて、思っているんじゃなかろうな)
(あー、運動広場に行くまでの坂でつらい。10kmにしておけばよかった…)
運動広場に到着し、ハーフの部の受け付けを済ませ
広場の芝生の上にレジャーシートを広げて、出発時刻まで休憩ウォーミングアップ。
何気なくパンフレットを見ると、そこには
「ハーフ2周目約19kmに関門を設置します。
14:20までに通過できない場合は(中略)ゴール制限時刻を15:00とします」
と、書かれていたのだ
これまで、この大会は制限時間無制限と謳われていた。
それが、いつからか関門と制限時刻が設けられ、今大会でそれを知ったダーリンは、真っ青
(そ、そ、そんな~。19kmでスタート後3時間。1時間6kmペースじゃ…、間に合わない)
11時10分にハーフの部49歳以下の男子がスタートした後
女子と50歳以上の男子がスタート地点に並び、YMCA体操で体をほぐす。
皆さん、熱心に体操をしているなかで、一人緊張の面持ちで立ち尽くすダーリン。
(やっぱり、10kmにしておけばよかった。トホホ)
11時20分、スタート
いってらっしゃ~い
ダーリンについて走るわけにもいかないので、ぴすけは公園内を散策しながら
南口に設けられた折り返し地点に向かい、そこでダーリンに声援を送ることにした。
ダーリンの過去の成績から、スタート後55分程度で折り返し地点に来るようなので
11時15分に南口に行けるよう、林間の小道を梅林(花木園)に向かって歩き出した。
梅林では、大勢の人がカメラを片手に散策し、ベンチではお弁当を広げている人も見られた。
今年は気温が低めなのだろうか。
これまで訪れたどの年よりも、ウメやフクジュソウの開花が遅れているようだ。
それでも、膨らんだ蕾のかわいらしさや、開いた花からの馥郁たる香りを楽しめたので
ここで写真をご紹介するとしよう。
浮牡丹(うきぼたん)
蓮久(れんきゅう)
八重冬至(やえとうじ)
難波紅(なにわこう)
乙女の袖(おとめのそで)
この品種は、咲き進むと色が変わる移り白だそうで、たしかに大きく開く花は白っぽい。
淡路(あわじ)
八重唐梅(やえとうばい)
八重寒紅(やえかんこう)
八重寒紅は、正月から咲く早咲きの紅梅で、ウメの原種に近い品種だそうだ。
白加賀(しろかが)
鶯宿(おうしゅく)
村上天皇の勅命に対し、紀内侍(紀貫之の娘)が詠んだ
「勅なれば いともかしこし 鶯の 宿はと問はば いかが答へむ」
に因んで名づけられた品種。
素心臘梅(そしんろうばい)
シナマンサク
な~んて暢気に写真を撮りまくっていたら、あっという間に時間が経ってしまい
慌てて南口に向かう。
寺沼でカモを写真におさめつつ、息を切らせながら折り返し地点に着いたのが12時15分だった。
「うへ。もう行っちゃったかな。」
待つこと暫し。
私を見つけたダーリンが、両手を上げて走ってきた。
「ダーリンがんばって~」
12時24分、声援に応えながら、折り返し地点を通過するダーリン。
ダーリンを見送ったぴすけは、再び梅林に向かう。
こちらは、途中にあった山田城跡。
山田城は、土塁や空堀の残存する、平山城としての城郭を整えた、ほぼ戦国時代の城である。
梅林で、フクジュソウのかわいらしい花を眺めていたら
どこの方かは知らないが、フクジュソウとウメの品種の解説をしてくださった。
そうこうしているうちに、ダーリンがゴールするであろう予想時刻が迫ってきた。
ぴすけの予想時刻は14時。
ダーリンには気の毒だが、ゴールが14時より早まることはあるまい
ぴすけが運動広場に戻ったのは13時50分。
一応これでも「もしや」のために、ゴール予想時刻より10分早く戻ってきた。
次々とゴールする人を、ゴール付近で拍手で迎えるも、14時を過ぎる。
すると、疲れを見せてはいるものの、ゴールに向かって走って来るダーリンの姿が見えた。
「がんばれ~もうゴールだよ~」
その声援に応えるかのように、親指を立てたダーリンは、見事に完走を果たしたのだった
記録は2時間41分27秒。
関門も無事に通過、ゴール制限時刻にも間に合った。
おめでとう、ダーリン
次にめざすは来月の、久喜マラソン大会だ
ダーリンも、ハーフマラソンといいながら、ちょこちょこと走るような歩くようななんですよ。
ダーリンは、明らかに高齢と思われる参加者が、走るのが自分より早いことに感心していました。
ウメは早咲き品種しか咲いていませんでした。
今年は例年より、開花が遅れているようです。
日の長さが明らかに長くなり、陽射しにも春の気配が感じられるようになりましたね。
まあ、森林公園へようこそ。
我が家は森林公園の近くに住んでます。
知っていたら。。。応援に・・・行きたかったですが・・・
残念、日曜日はいつも仕事で、そういうイベントにはまったく縁のない生活してます。
森林公園の梅は好きで、毎年行ってます。
お近くだと伺っていたので、お目にかかれるかな、という期待もありました。
でも、日曜日はお仕事なのですね。
森林公園の梅園はコンパクトながらきれいですね。
樹下のフクジュソウもきれいですね。