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ファルージャ鑑賞  悲しみの果て ≡ エレファントカシマシ

2014-01-25 23:48:00 | 日々の活動


悲しみの果て ≡ エレファントカシマシ


監督の伊藤めぐみさん、28歳。素晴らしい才能だ。

渾身のドキュメンタリー。

アルカイダがIDEAでありICONになりつつあることを感じました。

小さな渋谷と代々木公園の間の映画館。

これは熱い。

日米安保、原発、沖縄、福島、エネルギー問題。ブッシュのうそ臭い演説。


そして日本のマスメディアが報道しなかった生のイラク、そしてそこからうすぼんやりと見えてくるシリアの状況。

自分たちが恐ろしく大義のない戦争に力を貸して、しまい。

日本がアメリカに叩きのめされてもテクノロジーと勤勉さ、そして不戦により培ってきた中東での信頼を、完全にアメリカに追随する国家である、ということを中東諸国に高らかに宣言してしまった、この異常な状況を切り取っている。

この戦争でアメリカは原子力発電所のゴミ。オッディボムを使いまくり。、リン弾を使いまくり。

ベトナムでの従軍カメラマンを連れて行ったことによる世論の反戦ムードも抑えるために。報道規制を行って、何をやっているのか隠蔽したことがわかりました。

これは、フセインがクルド人に化学兵器を使ったときと同じかそれ以上の殺戮をアメリカが大義のない戦争で、原子力発電のゴミをイラクでばらまいて処理を行い、奇形の子供たちが休み無く生まれてしまっている状況を明るみに出す問題作。

2004年のファルージャ攻撃を受けた死体を直接写したものをはじめてみました。

焦げていないのに凄く太った死体、そしてひきつって収縮したような死体。

それぞれ目を見開いている。うじが凄い。

うじはまだいいとして、なぜ、こんなに膨れている。死後膨張にしてはずいぶん色が黒い。

そして引きつった死体は黄色だ。

何か通常兵器でないものを試しているとしか思えない。

イラクの民は家族を殺されて、こうさけぶ。

これがアメリカが運んできた民主主義か? 瀕死の重症をおいながら、おじさんはさけぶ。

私が死んでも、決してこの戦いは終わらない、私のちいさな子供たちが必ず立ち上がる、と。

これでは、絶対にテロリズムは収束しない。

チェチェンの首切りビデオ、妊婦胎児の殺戮と似た状況が起こっていた。起こっている。

アメリカ兵は沖縄からイラクに飛んでいった。恐ろしいことをイラクでやって帰って来た兵隊が、まともな精神状態でいられるとは思えない。

そこまで邪推してしまえるような、内容だった。

アメリカ兵が何をやったのか、というのは映像としては本当に残っていない。

これが問題だな。

イラクの人にとって、日本が軍隊を持っていてアメリカについてやってきた、ということだけでびっくりしているようだ。

大きな視点でいえば、日米安保条約をこのままにしておいて、ずるずるとアメリカの言いなりでアメリカの戦争に加担していいものか、ということになる。

そして興味深いのは、このまま集団的自衛権の解釈を変えてアメリカと戦争をするための準備をしまくっているのが現政権。

おそらく首相が在任中にやりたいのは、本当は憲法改正だけれども、そうかんたんにはいかないので、集団的自衛権のトリ方を変えて既成事実をつくりたいのでしょう


さらに沖縄にアメリカに居てほしいと考える人たちが現政権には多いでしょう。

おじいちゃんのことがやっぱり大好きなのかね。

イラクで3人の人質が取られたこの映画の主題でも、事実がほとんど報道されていないことがわかりますね。

そして反政府勢力がどのような集団であるか、細かく分ける必要性がありますね。

しかし、彼らを攻撃して強いものにへつらう、というのはまさに日本がイラクに対してやったことではないでしょうか。

当時の小泉政権がイラクの民にやったこと、アメリカの暴走に追随したこと。

これは、思考停止の国民が、事実を認識せずに、追随してしまえば考えることがないので、らくだ。

日ごろの鬱憤のはけ口として彼らを利用したのでしょうね。

これが全体主義がまかりとおっていく過程なのでしょう。

日本の支配層が、日米安保を金科玉条のようにして、その実態、日米地位協定など考えずに、沖縄に基地を押し付け、思考停止に陥っているのを見本としているのでしょう。

日本と中国がこぜりあいをしたとしても、アメリカの議会が日本の味方をして、中国に攻撃をしかけることを承認するとはとても思えないわけです。

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