シャララン♪ひろの密着!!African Life

西アフリカ・ブルキナファソでGreen隊ひろのアフリカ生活をお届けします

ブルキナファソに対する渡航情報(危険情報)の発出

2011年04月29日 12時07分38秒 | 生活
《ブルキナファソに対する渡航情報(危険情報)の発出》
本日、
28日(木)15時,日本政府はブルキナファソの渡航情報を危険レベル最上位である
「退避を勧告します。渡航は延期してください」へ引き上げました。
邦人の皆様におかれましては,可能な限り速やかに退避を行ってください。




って連絡がブルキナの日本大使館から来てしまった...



なんか思ってたより状況は深刻化している気がする。

すぐにブルキナに帰れる
って考えていたけど


どうなってしまうんだろう。



日本に帰ってきて
家族・友達・仲間に会えるのはとてもうれしいことだけれど


ブルキナにいる
家族・友達・仲間・同僚・子どもたちに会えないのは
予想以上に
きつい。
恋しい。


早くブルキナに帰りたい。
みんなに会いたい。




早く国が安定するように
願うだけ。


ブルキナの仲間たちも
あたしがブルキナに早く戻ってこれるように
願ってくれている。


頑張ろう。踏ん張ろう。




みんな無事でいてね。

病気とか事故とか遭わないでね

医療施設が整ってないうえ
医療費高くて支払えないから
病名もわけもわからず1日で亡くなってしまう人がいるんです。

それがすごい怖い。


そんなん絶対嫌やからね。

元気で待っていてね。








以下、外務省の海外危険情報の内容です。


●ブルキナファソ全域:「退避を勧告します。渡航は延期してください。」(引き上げ)
1.概況
(1)ブルキナファソにおいては、2011年3月下旬以降、軍人に対する裁判の判決や手当の不払いに不満を持つとされる軍関係者による威嚇発砲や破壊活動が各地で連続して発生しています。特に首都ワガドゥグ市では、同年4月14日夜から軍人による威嚇発砲事件、軍人や民衆による略奪・放火事件、軍人による略奪を受けた商人による軍・政府への抗議のためのデモ活動が行われており、同月16日からは夜間外出禁止令も発出されています。また、地方都市でも略奪行為や市庁舎や警察署等の焼き討ち行為等が行われており負傷者も発生しています。
 4月27日から28日にかけては、首都ワガドゥグや地方都市において、共和国保安機動隊や警察が、威嚇発砲を数時間にわたって行うという事案が発生しています。
 また、4月30日には野党指導者によるデモ、翌5月1日には労組によるメーデー・デモが計画されています。どちらも平和的な示威行為であるとされていますが、突如として大きな混乱が生じる可能性もあります。

(2)ブルキナファソ外務・域内協力省によれば、イスラム過激派組織「イスラム・マグレブ諸国のアル・カーイダ」(AQIM)が,アフリカ地域の政治的混乱に乗じ,サヘル地域にて西洋人をターゲットとした誘拐を画策しているとの情報がある由です。現在までのところ、ブルキナファソにおいてAQIMによる凶悪事件が発生したとの情報はありませんが、近隣国のマリやニジェールではAQIMによる外国人を狙った誘拐・殺害事件が複数発生しています。


2.地域情勢
(1)首都ワガドゥグ市及び地方都市:「退避を勧告します。渡航は延期してください。」
 ワガドゥグ市では、4月15日から16日にかけて、市内のスーパーマーケットやガソリンスタンドなどが軍兵士や暴徒により略奪を受け、右略奪の被害を受けた商人が、軍・政府に対する不満を表明するため、市内をデモ行進し、与党本部への放火を行いました。また、軍人による威嚇発砲が行われたり、市内目抜き通りに位置する数か所のホテルで兵士の格好をした者が宿泊客の部屋を強襲し、貴重品等を略奪するなどの事件も発生しています。なお、軍人による威嚇発砲が行われた際には、流れ弾による死傷者が出た模様です。
 地方都市でも軍人による威嚇発砲事件や車両・商店への略奪行為が発生しています。軍人による暴動事件は主に軍キャンプがある都市で行われています。同施設を有する地方都市は、ボボ・デュラッソ市、バンフォラ市、ガウア市、デドゥグ市、ワヒグヤ市、ジボ市、レオ市、ポー市、デンコドゴ市、ファダングルマ市、カヤ市、ドリ市、ゴロンゴロン市です。首都ワガドゥグ市の治安悪化に呼応するかたちで同様の事件が発生する可能性があるほか、首都の情勢が落ち着いたとしても、各地方都市では些細な事件をきっかけに突如として混乱が生じるおそれがあります。
 4月27日には、クドゥグ市において商人によるデモがあり、市庁舎、市長宅、市場管理事務所、警察署が焼き討ちされています。
 4月27日から28日にかけては、首都ワガドゥグ市、ボボデュラッソ市、デドゥグ市、マンガ市において、共和国保安機動隊や警察が数時間にわたり威嚇発砲を行うという事案が発生しました。これは共和国保安機動隊や警察が処遇改善の要求を政府に聞き入れさせるための行動と見られています。
 4月30日には、野党指導者が連合してコンパオレ大統領退陣を求める平和的デモを行う予定です。また、翌5月1日には労組によるメーデー・デモが予定されています。これは市民による平和的な示威行為であるとされていますが、大統領、与党及び軍に対する市民の不満は非常に大きいと推測されるところ、突如として大きな混乱が生じる可能性もあり、十分な注意が必要です。
 なお、4月16日に発出された夜間外出禁止令(午後10時から翌朝6時まで)も継続されています。外出禁止の時間に外出している者に対し厳しい取り締まりが行われており、治安当局に暴行を受けたという事案も発生している模様です。

(2)北部(セノ県、ウダラン県、スム県、ロルム県、ヤテンガ県)のマリ及びニジェールとの国境地域並びに同各県のドリ、ジボ及びワヒグヤを結んだライン以北の地域
   :「退避を勧告します。渡航は延期してください。」
 同地域は、国境警備当局の目が届きにくい地域であるため大変危険です。マリ及びニジェールにおいては、イスラム過激派組織「イスラム・マグレブ諸国のアル・カーイダ(AQIM)」及び反政府組織が活動しており、外国人を対象とした誘拐・殺害事件が発生しています。ブルキナファソ北部の国境地域は、マリに存在すると言われるAQIMの活動拠点に地理的に近く、特に同地域に隣接するマリ及びニジェールとの国境付近では、AQIMによる外国人の誘拐が相次いでいます。最近でも、2011年1月にAQIMにより、ブルキナファソ北東部の国境沿いに近い隣国ニジェールのニアメ市で、フランス人2人が誘拐され、救出作戦後に遺体で発見される事件が発生しています。また、ブルキナファソ外務・域内協力省からも、同組織が誘拐を画策している可能性が高いとの情報がもたらされており、ブルキナファソ北部地域におけるAQIMの脅威度は増大傾向にあります。



 つきましては、上記情勢にかんがみ、ブルキナファソに滞在されている邦人に対し、退避を勧告します。また、同国への渡航は、目的を問わず延期してください。



一時退避

2011年04月26日 10時43分18秒 | 生活
《一時退避》
ってことで


昨日、日本に帰ってきました。

前に一度日記書いたかと思いますが
ブルキナファソでは2月末からいろいろと国が荒れてました。

最初は色恋沙汰から始まったと思うのですが
矛先はかわり

最終的には
軍人達が、国の軍人に対する対応(住宅費未払いとかそういうの)に怒って
暴動を起こしていました。

一時、銃声が街に鳴り響き
店は閉まり
住民が町から消え(家に避難)

国が夜間外出禁止令なるものまで発令し

軍人が好き勝手していました。


あたしの町 ファダ・ングルマには、軍の拠点であるキャンプが2つもあります。
ニジェール国境側とベナン国境側に1つずつ。
つまり軍人がいっぱいいて武器もいっぱいある。

軍人様様、やりたい放題やってたみたいです。
あたしはずっと自宅待機してて、家から一歩も出てないので見ていないのですが。
銃声は聞こえてました。ロケット弾の音もどでかかった。


こんなことが起きるまで知らなかったんやけど、うちの町には娼婦街があるらしく
そこの女性たちが強姦されたらしいです。


無法地帯と言えるのかもしれない。



すでに一時帰国がJICAから告げられたときには
ブルキナは安定していましたが

大事をとって

一時退避
日本一時帰国となりました。


なんかあってからじゃ遅いからね。
なんか始まってしまってからじゃ遅いしね。


一瞬にして無法地帯となる可能性があるなんて
信じられないけど


よくよく考えるとそれってすごい怖いことやなあ。



まああたしは無事です。

とりあえず1ヶ月は日本待機です。

途中でこんな形で帰国することになってしまって
残念やけど

ブルキナに必ず戻れると信じているので
寂しくないぞっ。


日本の生活を満喫しようと思ってます。

ちょうどGWやし!


ってことで

急な帰国で
太ってしまったし真っ黒やし
全く日本対応しておりませんが


ぜひぜひ皆様、お会いしましょう!



じゃあね 


ひろ

オムツの話

2011年04月07日 20時15分15秒 | ファダングルマ
《オムツの話》
今日はなんだか日記を書く気分です。
が、お食事前の方はご遠慮ください。




こっちの子、オムツとかしてません。
すっぽんぽん丸出しかパンツはいてるか。

こっちとしては丸出しの方が男の子か女の子かわかってありがたいです。


当たり前ですが、おしっこやうんちはしたい所でしたい時にします。
家の中でしようと、背中でおんぶされながらしようと、腕の中で抱かれながらしようと
家をべちょべちょのうんちで汚そうと、人の洋服を汚そうと

全く誰も気にすることなく
怒ることも叱ることもなく

あら、したのね、はいはいってなもんで
たんたんと汚物処理をして終了します。


日本と違うところは

大抵の時間を屋外で過ごす点と、
家の作りが土の点と、
女性たちの身にまとっているものが布を巻いているという点でしょうか。



大の大人でも、男はましても女までも、
道端で平気で野ションと野グソ(お下品でスマソ)をするんです。

子どもが道端でキバッている姿なんて日常茶飯事。

不衛生だけど気持ちいいし便利よねえ(ってお前もかいっ)


仕方ないんです。トイレはないし、おしっこは止めれないんですから。


それでもブルキナベは日本人みたいにトイレばっかり行ってるわけじゃないんです。

トイレがない家もあって、その場合は夜まで待って
家の外の暗闇で まさに野グソをするんです。

つまり一日一回、夜まで生理的欲求をコントロールできる人がいる。すごい!




汚物処理の仕方は砂をまいて、砂と絡めて、後は掃くだけ。ようは猫みたいですよ。


もともと家の中で過ごすことなんてほとんどないブルキナベのうえに
日本みたいに畳や木の板とかじゃないので
そこまで汚れた!って気分にはならんし、掃除も楽チンです。



服だってお祭りのときはおめかししますが、
通常は布を腰で巻いているだけ。(女性ね)

服は着飾るためにあるんじゃない。生活の知恵です。

なんでも身に付けている布で事足りる。



赤ん坊を背中におぶるための布であったり
野ションをするとき隠すためだったり
小銭を括りつける財布の役目をしたり
濡れたものを荒っぽく拭いたり(余計に汚くなっているとみていい)
もちろん風呂敷のようにモノを包んで運んだり


汚れたらたくさんあるうちの次の布を巻く。それだけ。
汚れた布は洗えばいい。


とってもシンプルです。



憧れるけどこんな生活、しようと思っても日本では出来ないんだろうなあ
ブルキナにいる今でさえ、たっぷり時間はあるのに
億劫ですもの。




洗濯。





手洗い。






くーーーめんどくせえ






冷蔵庫より洗濯機がほしい。



まああたしが日本人の中でもだめだめ堕落人間ってだけですけど。



こっちの人の手洗いのごしごし具合、男も女も子どももめっちゃすごいですよ。
すっごい力強いの。

石鹸をめっちゃ使って(一回で3分の1くらいなくなる)

すっごい力でごしごし。

そして石鹸はすっごい使うのに、

なぜに?ってくらい水を使わない。

すすぎを全くしない。



ええーーーめっさ泡残ってるやん!! めっちゃごしごししたの、洗い流そうやーー
って思うのに


気にせず干しだす。(すぐ乾く)




なんでかなあ なんでかなあ
これは果たして、常に水不足に悩む国の、節水という生活の知恵なのだろうか...





そうそう、今日は日記を書きたくなった理由があるんですよ。
その話をせんとね。


ほとんどの女性は小銭を、腰に巻いている布の角に小銭をくくりつけて持ち歩いているんです。(想像できますか?)


たまにお金がある女性は、ステイタスのように中国製の安っぽい財布を買って手に持っています。

日本の小銭ケースのようなサイズから、
小学1年生の筆箱ケースのようなサイズまで。(わかりますか?)



今日それを持っている女性に会って、
もちろん子どもがいて(ほとんどの女性が子どもをおぶっていると思う)


話をしている間に子どもがおしっこをしたわけです。

その子はパンツをはいていたので、それを脱がせ
その後は丸出し君(男の子だったのでね)で過ごすのかなあと思いきや、



その手に持ってた中国製の安っぽい財布からパンツが出てきた!!



えええ? めっちゃ小さい財布から、(めっちゃ小さいけど)パンツ出てきた!
パンツ入るんやねえって関心と、パンツ入れるんやねえって感心と。


なんか感動したなあ。



でもその後、その子どもはまたおしっこをし、その後は丸出し君でした。

この子、何かする度におしっこをする、
こっちではびっくりするくらいしまりのない子やった。

お母さんの巻いてる布はおしっこでベチョベチョ。
家の周りもおしっこでベチョベチョ。

そしてすぐ乾く。(のはいいけど臭いは消えないよねえ...)



なぜに予備のパンツを一つ、財布に入れていたのか
今となっては疑問に思いますが



でもこういうところが好き。
ブルキナとブルキナベの好きなところです。(わかってもらえますか?)




この国では赤ちゃんを産みたくないですが
ここで子育てをしたいと思う
子どもを持ちたいって気持ちになる国です。






すみません、こんなのんきな日記で。
しまりも悪うて。

誠に。


ではまた次回。


ひろみ

夜間外出禁止令

2011年04月04日 19時43分50秒 | ファダングルマ
《夜間外出禁止令》
お久しぶりです。

いろんなことがありました。


日本でもアフリカでもブルキナでも


東日本大震災からすでに3週間ほど経過しています。
ここブルキナでも大きく取り上げられていて
いろんな方からありがたいお言葉をいただいています。



お世話になっているイスラム教徒のご家族が、家族全員で日本のためにお祈りをしてくれています。



自分たちには助けたくても助けれるお金がないけど、日本の復興を願っているといってくれます。




お亡くなりになられた方々のご冥福を深くお祈りいたします。また行方不明の方々の一日も早い発見を願っています。

救済に全力を尽くしていらっしゃる方々の姿に、
震災で深い傷を負われながらも強い精神力で復興に向けて乗り越えていこうとする姿に、
世界各国から義援金や協力があることに



日本が今までに培ってきたもののがどんなにすごいことか
日本って強いなあと涙が出てきます。



日本に生まれてよかった。





人は一人では生きていけない。


日本が大変なときにブルキナで生活している私です。

実際、大変な日本の状況で海外に協力してる暇があるのかと批判されたそうです。


しかし、この私のゆる~~い活動が、いつの日か日本にとって強い力とならんことを

秘かに願いつつ(おこがましい)




全ての人びとに再び平穏がおとずれますように。。。










さてここブルキナも荒れてます。

2月の末から学生によるデモ行動が発生。市役所や議会が燃やされる騒ぎとなりました。

それにより学校が一ヶ月間にわたり閉鎖。
この国は進級試験があります。今年は全学生が留年するんじゃないかって噂です。



3月には軍人によるデモ行動が発生。街に銃声が響きわたり、軍人様のお国のように占拠されました。
街からは軍人の卑劣な行動を恐れ人々の姿が消え、まさに軍人様様―


先週は月曜・火曜日が自宅待機(JICA処置)、

水曜日に大統領声明で『夜間外出禁止令』なるものが出され、

現在も全ブルキナ国民が21時から6時まで外出禁止中のありさまです。




これらの事件、全て始まりは男女間の交際のもつれからでした。
色恋沙汰でここまで国が荒れるなんて。


事態はそこから悪化しました。
国に信用がない、裁判所に信用がない、警察や軍人や省庁の仕事に信用がない。


汚職に賄賂に怠惰に放棄



弱い国です。






《教訓》
情報に殺されるな。

信用を得ることの重要さと難しさ。


何が大切か。






(なんて括りだ)

ばいばい。