ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画

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【映画】アントマン&ワスプ:クアントマニア…正統派MCUと認識するも映画としては月並みと評価

2023-03-22 21:41:47 | 映画・DVD
本日は、2023年3月22日(水曜日・春分の日)です。
野球ファンでも無いのに。WBCで日本が優勝したのが嬉しいのは、歪な感情かもしれないと思いつつ、やはり嬉しいピロEKです。


2023年3月30日 23:30追記:この日、2023年3月22日は、この記事を書き終えた後の深夜までに「Prime Video」「シャイニング」を鑑賞し終えました。)



以下は、映画鑑賞記録です



「アントマン&ワスプ:クアントマニア」🐜
監督 :ペイトン・リード
出演 :ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、ジョナサン・メジャース
制作年:2023年
制作国:アメリカ合衆国🇺🇸
原題 :Ant-Man and the Wasp: Quantumania



2023年2月19日(日曜日)、T・ジョイ リバーウォーク北九州 シアター1、13:15からの回、字幕版で鑑賞しました。



概要
マーベルコミックのヒーロー「アントマン」の実写映画化作品「アントマン」シリーズ3作目で、マーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)の31作目。
「アベンジャーズ/エンドゲーム」で、サノスから世界を救ったアベンジャーズの一人として認識されるヒーローとなったアントマン=スコット・ラング(ポール・ラッド)は、自伝を出版し講演会を行い、かつてクビになったはずのアイスクリームチェーン店バスキンロビンスでは名誉店員になるなど有名人となり、ワスプ=ホープ・ヴァン・ダイン(エヴァンジェリン・リリー)もピム・テックを発展させた“ホープ・ピム・ヴァンダイン財団”の代表に就任していた。
そんなある日、娘のキャシー・ラング(キャスリン・ニュートン)が留置所に入れられたと知らせを受けたスコットは、スコットは娘を迎えにいく。その後、ホープ、ホープの両親であるハンク・ピム博士(マイケル・ダグラス)、ジャネット・ヴァン・ダイン(ミシェル・ファイファー)と合流したスコットとキャシーらは、集まって会食を行うが、その場でキャシーが、例の5年間の間にハンクの日記を読んでから興味を持ち開発したという小さな装置=量子世界を観測できる量子衛星を起動、ジャネットが慌てて止めさせるが、その後装置が再起動し、全員が量子世界に吸い込まれてしまう。





感想
MCUも「ブラック・ウィドウ」から始まり「Disney+」の各ドラマを挟みつつ「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー ホリデー・スペシャル」まで続いた(色々と言いたいことのある)フェイズ4を終わらせ、この「アントマン&ワスプ:クアントマニア」からフェイズ5に。
ここから、フェイズ4で雑多に広げられ過ぎた感は否めないMCUがまとまりのある方向に、感動的に集約されていくことを希望します。


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さて、この「アントマン&ワスプ:クアントマニア」

MCUとてどうなのか
アントマンシリーズとしてどうなのか
そもそも単体映画としてどうなのか
と、いう(主に3つの)視点で見られる映画だと思うのだけど、


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まずMCUとては…

「なんか違う雰囲気」だったフェイズ4に比較し、
知っているヒーロー、アントマンだ
テンションは過去作品を逸脱していない
「MCUが戻ってきた」感が強くあって好感触

フェイズ4は、「スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム」「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」「ソー:ラブ&サンダー」も、もちろん主役まで交代した「ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー」(映画の面白さとは別にして)なんかちゃぶ台返しも含む、妙な拡大をしていて(最初から見ているフェイズ3まで原理主義者の私のような者からすれば)微妙にMCUっぽくないんよね。

「アントマン&ワスプ:クアントマニア」は、見慣れない異世界に行って戦う話とはいえ「アントマン」時点から、何度も話に出ている量子世界を描いただけで…今回、実に漫画っぽい世界観だったとはいえ…過去の本筋から離れないものと認識
この世界に干渉できるのも、ピム博士の技術だけということから、マルチバースのような崩壊感は纏わず、古いMCU路線から逸脱しないものと認識しております{/hakushu/。

とにかく、過去作品とのリンクやキャラクター性を守った正規のMCU作品という感じで高評価です

ポストクレジットの「ロキ」な、トム・ヒドルストン及びオーウェン・ウィルソンの登場も、昔のMCUに戻ったようでワクワクしました

ところで「ロキ」のTVA施設が、量子世界内にあったという考察があるんだけど、このあたりは明かされず
「ロキ」のラスボス“在り続ける者”と、今回のラスボス“追放者カーン”の関連性や、彼らの時間軸は今後説明されるといいです
今後も、ずっと整合性がとれないなんてのはやめていただきたいところ💦


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次に「アントマン」シリーズとして…

その能力とは逆に、精神的にごく等身大なヒーローだったアントマンですが、ここにきて若干のテコ入れと切り捨てが発生。

テコ入れ部分は…まぁお話は、常に進展しなければならず、ずっと前作「アントマン&ワスプ」のような、ご近所のヒーローみたいな話ばかりを続けるわけにもいかないのだろう…と許容(前述の量子世界への鑑賞や、敵が急に時空を支配するカーンとか強大すぎるやつになった拡大部分のことね)…個人的には前作のような話の地元の小悪党と戦う方が好きなんだけど。

テコ入れか、切り捨てか微妙な部分は、
「アベンジャーズ/エンドゲーム」では、エマ・ファーマンだったはずのキャシー・ラングが、大人の事情か何かで、アイドル女優なキャスリン・ニュートンに代わった部分。
…この映画を観ている限りは気にならないんだけど、今後「アベンジャーズ/エンドゲーム」を観直すたびに気になるんだろうねと想像💦
エマ・ファーマンキャスリン・ニュートンって、陰キャと陽キャオタクとパリピのような差がある女優さんなんよね(個人的評価)
今回の「アントマン&ワスプ:クアントマニア」のキャラクターだと、キャスリン・ニュートンの方が向いているんだけどね…エマ・ファーマンのままだったら脚本違ったでしょうね。
是か非かは判断しづらい部分です。

切り捨て部分は、じつは大きく気になっていて…
「アントマン」シリーズの重要要素(ともすれば最重要要素)だった、マイケル・ペーニャティップ・“T.I.”・ハリスデヴィッド・ダストマルチャンら、馬鹿なお仲間たちの不在
彼らのコメディパートの切り捨ては、アントマンとしては何か失ったような感さえ感じます。

他にも、
キャシーの母親と義父もおらず(彼らが5年間どうなっていたかも分からない
ローレンス・フィッシュバーンと、ハナ・ジョン=カーメンも積み残し

これらも、次回作があるなら回収していただきたい部分です。


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で、映画単体としてどうだったかというと…

う〜ん、もうちょっとMCUファンとして目を曇らせたいところなんだけど
月並みな展開の映画でしか無いという評価

映画の作りとしては、どこかでみたようなもので、
「スター・ウォーズ」のようにごちゃごちゃした(架空の種族がごちゃごちゃ跋扈する)世界観に目新しさはなく。
インナースペースで、ゼリー状の生物がいたりする部分や、映像の色使いは、つい最近見ていた「ストレンジ・ワールド/もうひとつの世界」にも似ていて、
異世界で愉快な登場人物たちが真剣になって、はぐれた仲間たちと、現地の方々の協力もありながら合流、
現地の独裁者を撃退…ってな展開は、まさに我々が見慣れた「劇場版ドラえもん」な展開でしかありません。小学生向きチープな脚本とも言えるかも。
量子世界への入り方が違った故に違う時間に飛ばされ、この世界で進化していた蟻🐜なんて、まさに「ドラえもん」的💦

カーンって敵も、今後の「アベンジャーズ」新作に向けて重要な役割なんだろうけど、そんなに面白くない敵よね。

モードックも好きなキャラではなく

スコットがどんどん分裂していく描写もイマイチで楽しめたとは言えません。


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出演俳優の話は、肝心部分は前述までに書いたので特にないのですが…一人だけ

ビル・マーレイは、実にそうでもない役割でした。


ということで点数は4点(5点満点中)です。


あー、Quantumaniaの中にantumanが入ってるのは、感心しました






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