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ぴらにあの写真館 in 伊豆大島→都会へ(新・日記帳)

8年間の伊豆大島生活から都会へ移住しました…
旧日記帳(ODNまいぺーじの思い出)は、BOOK MARKよりどうぞ!

男のビビンバの旅へ!(その7・最終回)

2006-08-16 00:21:50 | おでかけ(海外)
*一番おトクな移動手段は?の巻・・・

 韓国の公共交通機関は安い。地下鉄は初乗り1,000ウォン(約120円)でかなり遠くまで行けるし、ソウル~釜山(東京~大阪と同じくらいの距離)のKTXだって44,000ウォン(約5,500円)だった。今回は乗らなかったけど、空港のリムジンバスだって高くても5,000ウォン程度。韓国の人が伊豆大島に遊びに来て、元町~波浮港のバス代が600円(5,000ウォン)だと知ったら、驚いて目を回すかもしれない・・・

 ソウルや釜山の市内を移動する場合、渋滞もなくて一番便利なのは地下鉄だけど、面倒くさい時もある。韓国の地下鉄はエスカレーターやエレベーターが完備してない駅が多くて(ひと昔前の東京の地下鉄もそうだったけど)、スーツケースを持っていたり、子供や年寄り連れだったりすると階段がかなり辛い。しかも、どの駅もかなり深い地下に作ってあって(有事の際には防空壕として使うから?)、やたら階段が長いし。二駅くらいの距離だったら、地下に降りて電車に乗ってまた上がってくるよりも、電車に乗らずに歩いちゃった方が早いかも・・・。そこでオススメなのがタクシーだ。初乗り2Kmまで1,900ウォンだから、3人も集まって乗れば地下鉄よりも安い。前に韓国に行った時は、ワザと日本語がわからないフリをする運ちゃんとモメたとか、相乗りで困ったとかいう話(韓国的タクシーの風習?)をよく聞いたけど、今はそんなトラブルはあまり無いらしいし・・・

 しかし、ちょっとしたコツが必要なタクシー。どういう訳か、韓国の運ちゃんは地図が読めない人が多い。ガイドブックの地図を見せて「ココに行って!」と指さしても、見せられた地図をグルグル回して困っている運ちゃん。近くにいる運ちゃん仲間を集めてあーだこーだやって、やっと「○×ホテルじゃないの?」と話はまとまる。だから、ちゃんと地図にハングルと英語で○×ホテルって書いてあるし・・・。初めは字が読めないのかと思ったけど、どうもそうじゃないらしい。ハングルで書いてもらったメモ(文字のみで地図なし)を見せればすぐにわかってもらえるから、ホテルのフロントとか観光案内所で『○×ホテル』と韓国語で書いてもらって、そのメモを運ちゃんに見せると便利だと思った。

 それともう一つ、なぜか韓国車はトランクが小さくて困る。見た目は日本車とほとんど同じなのに、普通のカバンでもやっと2個入ればいい方、ちょっと大きいカバンやスーツケースなら1個で満杯だ。日本のタクシーなんか、トランクの中に液化ガスのタンクがお邪魔しているのに、明らかにそれより小さい韓国タクシーのトランクの容量。しかも、お客の荷物が多いとあからさまにイヤな顔をする運ちゃん、「ヒザに抱えて乗れよ!(韓国語で)」とさっさとトランクを閉めてしまう。今回の旅でも釜山のホテルから空港まで送ってもらった時、オミヤゲ入りの大袋がトランクに入らなくて、車内持ち込みで乗せてもらいましたけど。それでもホテル~空港までぶっ飛ばして40分も走って、たった11,000ウォン(1,300円)で信じられないお値打ち料金。あまりの安さに感動して1,000ウォンもチップはずんだら、ニコニコでドアを開けてくれた運ちゃん。そういや、韓国のタクシーは自動ドアじゃなかったんだっけ。これも気をつけましょう・・・(完)


【灼熱?のホテルからクーラーの効いたタクシーに乗って釜山タワーへ。長崎県の対馬(約70Km)がうっすら見える・・・】


【農協デパート(Aコープの豪華版?)へ韓国のりを買いに行く。珍しいキムチが並ぶ漬け物コーナーで、ラッキョウを欲しがるちぴら・・・】
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男のビビンバの旅へ!(その6)

2006-08-15 22:59:28 | おでかけ(海外)

*釜山の昼寝でカゼ治る?の巻・・・

 ソウル2日目くらいから、なんか喉や鼻の奥が痛かった。もしかして風邪?と思ったけど、ちぴらが心配するといけないから黙っていたけど。そして釜山に向かうKTXの車内で、「はなのおく、いたい・・・」とちぴら。「クーラーが強いから乾いちゃった?」と聞くと、「きのうから、いたい」って・・・。そういや、韓国のクーラーってば極端だ。ホテルでも駅でも冷気の吹き出し口はやたら涼しい(寒い)けど、風の当たらない所はかなり暑い。いわゆる寒いか暑いかどっちかという、一昔前のクーラーという感じ。だから、ホテルの部屋の温度設定をどうしても低くしてしまっていた。それで二人とも喉をやられてしまったらしい・・・

 そんなんで釜山に到着。ソウルはカラリ(湿気が少ない)と暑かったけど、釜山はどんよりと暑い。小高い山には雲なんかかかって、いつでも湿った暖かい空気が流れていて、まるでどっかの島みたいだ。釜山駅にはちょうどお昼に到着、「暑いからホテルで休もう!」と予約していた駅前ホテルに急ぐ。と、ロビーに入るとやたら暗い、しかも外と同じくらい蒸し暑い。な~んでか、ロビーの電気を全部消して、エアコンも入ってるのか入ってないのか・・・。チェックインして部屋に案内してもらうと、こちらもジットリ蒸し暑いお部屋。ベルボーイさんは窓を全開にして扇風機のスイッチを入れてくれたけど、窓からは真っ昼間の熱い空気がどんどん流れ込んできて、どうしようもなく暑い。「エアコンのスイッチは?」とぴらにあが聞くと、「ゆうがた、つきますから・・・」と片言の日本語で答えるベルボーイさん。夕方って、どういう意味???

 フロントのお兄さんに聞くと、「エアコンの技師が6時に来ますので、それまで使えません」と言う。釜山駅前の1級ホテルでエアコンが真っ昼間に止まるなんて、そんなんアリか?と思ったけど・・・。ホテルのエアコンは諦めて、駅前のロッテリアに涼みに行く。と、こちらもビミョ~に暑い店内。お店の端にはゴンゴン音を立てて冷気を吹き出しているクーラー、その前には涼を求めて集まった釜山市民の皆さんがたむろして。エアコンの反対側(席がたくさんある方)は灼熱地獄、適当に注文したハンバーガーの中には青唐辛子(島唐に似ている)がお肉に差し込んであるし、もう何がなんだか・・・。あまりの暑さにハンバーガーを食べないちぴら、お子様セットについてきたアイスココア(強い子のミロみたいな味)も飲まず、ぴらにあのセットのコーラとポテトでランチ終了。その後、行く場所も無くホテルの暑いお部屋に帰る。窓を開けると駅前広場のカラオケ(なぜかたくさんやっている)がうるさいし閉めると暑いし、なんとかカーテンだけ閉めて汗だくでお昼寝・・・

 やっと日が西に傾き始めて、少し涼しくなった頃にお昼寝から起きる。う~ん、相変わらず蒸し暑いけど、なんかスッキリした感じ。そういえば、喉や鼻の奥が痛くないし。ちぴらにも聞いてみると、「もう、おはないたくない!」とニコニコしている。釜山の湿気&エアコン無しのおかげで、二人のクーラー病はすっかり治ってしまったらしい。夕方のお散歩(釜山タワー~冷麺屋さん~チャガルチ市場)から帰ってくると、ホテルはクーラーがついて涼しくなっていた。いや、正直言うとあんまり涼しくないけど、無いよりはマシという感じ、でもありがたい。そんなクーラーちゃん、朝6時にまた消えた・・・

 後で考えてみると、電気を消して暗かったり、エアコンが中途半端だったりするのは、有事に備えての節約法なのかもしれません・・・(駅の構内もエアコンが無いことが多いし)


【機関車2両+客車18両の長~いKTX、車内は2+2列座席でちょっと狭い。進行方向に対して逆向き(席は回転しない)だと5%引き】


【おなじみのタチウオやフグが並ぶチャガルチ市場、意外に韓国で人気があるのがエイらしい。でも、お刺身で食うのはちょっと勇気が・・・】
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男のビビンバの旅へ!(その5)

2006-08-14 23:20:54 | おでかけ(海外)

*やっぱりソウルでもキュウリ大魔神?の巻・・・

 DMZツアーのランチは石焼きビビンバだったけど、晩ご飯もビビンバがいいというちぴら。夕涼みがてらたった一駅地下鉄に乗って、ガイドブックに載っていた明洞(ミョンドン)のビビンバ屋さんに行く。人でごった返す明洞のメインストリート、目的のビビンバ屋さんは路地の奥まったところで少し怪しい雰囲気。でも、中にはいるとアットホームな感じのお店で、家族連れのみなさんがたくさん来てワイワイやっている。ちょっと安心・・・

 席についてメニューを見ていると、「コレもうまいよ!(韓国語で)」とパジョン(海鮮チヂミ)を指す店のおじさん。う~ん、ビビンバも冷麺もうまそうだし、チヂミも食えるかな?と思ったけど、せっかくおじさんが勧めてくれるから注文しちゃおう。韓国料理のお店では、メインディッシュやご飯物以外のおかず(キムチとかナムル、簡単な炒め物やサラダなんか)は全部タダ、しかもおかわり自由だ。注文したお料理が運ばれてくる間、テーブルにずらりと並ぶ無料のサイドディッシュ。よほどお腹が空いていたのか、りんごサラダ(マヨネーズ和え)に手を伸ばすちぴら、あっという間に一皿平らげる。「あらら、サラダ好きなのねぇ(とうぜん韓国語で)」とおばちゃん、横を通り過ぎるたびに「コレも食べな!、アレも食べな!、さっさと食べな!(やっぱり韓国語で)」と、ちぴらの口に韓国の珍味をどんどん押し込んでいく。ちぴらがモタモタ食っているのを見て、やっぱり放っておけないビビンバ屋さんのおばちゃんたち・・・

 そんな若旦那、りんごサラダの次は大好物のキュウリ(軽く塩漬けになって冷麺に乗っているヤツ)に目を付けた。あっという間に冷麺のキュウリを食い尽くすと、「あらら、キュウリも好きなのねぇ(まいど韓国語で)」とおばちゃん。スタタ・・・と調理場へ走っていくと、小鉢に山盛りのキュウリを入れて戻ってきた。「ホラよ!」とちぴらのお皿に小鉢を逆さまにするおばちゃん、かなり乱暴なキュウリのサービスに大喜びのちぴら。その後、お店を出るまでおばちゃんにモテモテで、まるでハーレム状態の3ちゃい児でした・・・


【アノ国が掘ったヒミツの第3トンネルは撮影禁止(持ち物は全部ロッカーに置いてから入る)、でも写真の写真ならOK?】


【ビビンバよりもパジョン(チヂミ)が気に入ったという若旦那、特製のタレ(ちょっと辛い)をつけて食うとさらにうまい!】
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トップページを「朝の赤禿(アカッパゲ)」に更新しました!

2006-08-13 23:33:07 | まいぺーじ写真館
 ちょっと早く家を出て、イヤな職場(←なんとなく苦手という意味)に行く前に海を見に行く。釣りもサーフィンもしないぴらにあだけど、なんとなく波を見ていると面白い。サンセットパームラインの中程にある『赤禿(アカッパゲ)』は、赤い溶岩がむき出しになった丘の名前。霧中で写真なんか撮っていて、ズリズリの溶岩で滑って海にボチャンしないように、気をつけましょう・・・

【ぴらにあの写真館】←メインページはこちら!
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クワガタ熱中症・・・

2006-08-13 22:54:23 | 島へ来たるお客さん

 昨日はプールでさんざん遊んだ悪ガキ3人組(ちぴら&イトコのお兄ちゃんたち)、今日はクワガタを捕りに森へ行く。朝方は涼しかった伊豆大島も、太陽が昇ってくるとだんだん暑くなってきて、「なんか、きもちわるい・・・」と中学生のTくん。本人は車酔いだと言ってるけど、張り切りすぎて疲れたんじゃないの?

 なんとかノコギリクワガタのオス(6cmクラス)を1匹捕まえて牧場のアイスも食って、得意満面で家へ帰って行く悪ガキ3人組、ぴらにあは用事で町へ残る。夕方、ぴらにあが家へ戻ると、今度はちぴらが倒れていた。身体を触ってみるとかなり熱いし、晩ご飯も食べずに布団の上でグッタリしている。今夜の花火大会もムリかと思ったら、「ぜったいにいく!」と頑固なちぴら。なんとかジュースだけ飲んで祭りに行くけど、あまりの人手と蒸し暑さでさらにグッタリ。しょうがないから、御神火温泉に涼みに行く。晩ご飯の代わりにアシタバアイスを食べたら少し元気が出たらしく、立て続けにもちもちミルク(アシタバ味)を5枚も食うちぴら。いきなり「あたまあらう!」ってトコトコ自分で歩いてお風呂へ、何事もなかったように普通に温泉に入って花火大会(21:00から)の始まり・・・

 やっと梅雨が明けたような夜空には満天の星空と天の川、対岸の伊豆半島もスッキリ見えて、時々大きな流れ星(8月13日はペルセウス座流星群の極大日だったらしい)が落ちて歓声が上がる。ブルーシートの上に寝そべって、今年も最高の花火大会でしたとさ・・・
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写真館を「三匹の子ぶたin釜山」に更新しました!

2006-08-12 22:08:18 | まいぺーじ写真館
 ぴら奥さんのオミヤゲ(韓国のり)を買いに、釜山のチャガルチ市場へ行く。タチウオにフグ、ホヤにツブ貝、エイ(お刺身で食うらしい)なんかも売っていて面白い。道ばたには食堂(お刺身屋さん)も並んでいるけど、さすがに外国の生魚を真夏に食べる勇気はなく・・・。さらに韓国のりを探して歩いていくと、売っているのか飾ってあるのか、ブーちゃんのお顔が三匹分???

【ぴらにあの写真館】←メインページはこちら!
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お盆休み騒動・・・

2006-08-12 16:08:28 | 島へ来たるお客さん

 東京からちぴらの従兄弟のお兄ちゃんたちがやって来た。中学生になったTくん、小学校2年生のKくん、それとちぴらの三匹で大暴れしているから、近所のプールへ遊びに行こう・・・。と思ったら、なぜかエンジンが掛からないぴら奥さんの車。セルは元気よく回るからバッテリー切れじゃないと思うけど、ウンともスンとも言わないエンジンちゃん。もぅ、素人じゃお手上げだから修理工場に頼もう・・・

 しか~し、修理工場もお盆でお休み。「とりあえず、見るだけでもお願いします・・・」と泣きついて、なんとか代車だけ貸してもらったけど、一時はどうなるかと思った。車が無いと生活が出来ない僻地居住者の心配もなんとか片づいて、お昼までプールで思いっきり遊んだ悪ガキ三人組。帰ってきて「ねむくない~!、ねない~!」とゴネていたちぴらも、お兄ちゃんたちと一緒にスッピリお昼寝中・・・(今夜は港町で花火大会)

※夏祭りと花火大会は、夕方からのものすごい雷雨で13日に延期になりました!
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ビビンバの旅に写真つけました・・・

2006-08-11 23:02:48 | おでかけ(海外)

 せっかくちぴらと韓国の旅を書いても、全部テキストだと面白くないので、今までの分(その1~4)に写真をつけました。一番撮りたかったアノ国の写真は、残念ながら一枚もありませんけど・・・
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またまたバームクーヘン崩れる!

2006-08-11 18:55:05 | プチ写真館
台風7号の影響でか、今年もバームクーヘン(野増の地層切断面)が土砂崩れ。せっかく半年もかけて直したのに…(通行止めはありません)
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男のビビンバの旅へ!(その4)

2006-08-11 07:13:17 | おでかけ(海外)
*DMZでキレたお兄ちゃん?の巻・・・

 いよいよソウル2日目はDMZ(非武装地帯)に行く。DMZは朝鮮戦争の休戦協定(朝鮮戦争は正式にはまだ続いている)で定められた国境線を挟んで南北2Kmずつの区域で、50年もの間人の出入りが厳しく制限されている場所だ。韓国側のDMZの外側には、さらに民間人統制線というラインがあって、この線を越えるのはパスポートが必要だという。見学は個人旅行でも行くのは不可能じゃないけれど、色々な手続きやチケットの手配が面倒くさいと言うので、カード会社の案内所でツアーを申し込んだ。石焼きビビンバの昼食付きで55,000ウォン(約7,000円)、オプションで射撃体験付き(金次第で44マグナムも撃てる)というのもあるけれど、鉄砲は怖いから今回はパス・・・

 何ヶ所か公開されているDMZのうち、今回はソウルから一番近い(約50Km)『都羅(ドラ)山展望台と第3トンネル』へ。アメリカ人の家族5名、カナダ人のお兄ちゃん1名、ぴらにあ&ちぴらの2名、ツアコン(英語と日本語)2名、それに運ちゃん1名で合計11名。マイクロバスで行くのかと思ったら、あいのりワゴン車にギューギュー詰めでDMZに向かう。アメリカ人のお父さん(かなりでぶっちょ)なんか、助手席に座ってちょっと苦しそう・・・。高速道路を小一時間走ると(このワゴン車の運ちゃんもやたら飛ばす)、左手に漢河の河口が見えてくる。道路の脇には物々しい鉄条網と監視塔、対岸の丘はもう北朝鮮だという。その幅たった400m、所々に小さい建物も見えるし、あまりにも簡単に北朝鮮とご対面で拍子抜け。「こんなに近いのに、向こうから誰か来ないんですか?」と聞くと、「えぇ、浅いですからね、時々歩いてくるんですよ」とツアコンのお姉さん。こちら側へ移住ご希望の方は、2年間みっちり資本主義的生活のお勉強をして頂いてから、世の中に巣立って行かれるんだとか。「ほとんどの人は冷麺屋さんになるんですけどねぇ・・・」とお姉さん。平壌は冷麺が有名らしい・・・

 あいのりワゴン車で臨津江(イムジンガン)駅という所まで行って、そこからはDMZ観光の大型バスに乗り換える。バスは10分おきに運行されているらしいけど、ほとんどアメリカ人の観光客で満員、日本人はぴらにあ&ちぴらを含めて5人くらい。途中で国境警備隊によるパスポートチェックがあるから指定席(座席の移動は禁止)、またまたギュー詰めの大型バスで修学旅行気分。バスの中ではメガネのお兄さんツアコン(韓国人)が英語でまとめてご案内、隣ではソウルから一緒に来たツアコンのお姉ちゃんがダイジェスト版で日本語に翻訳してくれる。ツアーの説明くらいなら、ぴらにあのインチキ英語力でもだいたい理解できるけど、せっかく日本語で説明してくれるんだから聞いておこう・・・。と、5分くらいバスが進むと、一列前のお兄ちゃん(30代くらいのアメリカ人)がいきなりキレた!。「うるさいから、英語以外ではしゃべるな!」と。もちろん英語で・・・

 まるで、「英語がわからんヤツはバスに乗るな!」と言わんばかりのお兄ちゃん、あまりにムチャクチャな文句に固まる車内の皆さん。「これは相乗りのバスだから、英語圏以外の言語の人(←ガイドは『マイノリティ』と言った)には個別にガイドする!」と、毅然とした態度で説明するガイドのメガネさん。日本だったら「すいませ~ん・・・」と弱気に謝ってしまうかもしれないけど、なかなか立派だよ韓国のガイドさん。第3トンネル見学の後、「すいません、ちょっと席を移動してもらえますか?」と申し訳なさそうなツアコンのお姉ちゃん。まさか、「日本語の説明がウルサイ!と文句言われましたので・・・」と説明も出来ず。とはいえ、その後も日本語でしっかりガイドを続けたお姉ちゃん(こちらも立派)と、「英語でもなんとか大丈夫」とは今さら言えず、『英語は全然わかりましぇ~ん』を貫き通したぴらにあ。お互いに困っちんぐ・・・


【お兄ちゃんがキレたDMZのツアーバス、韓国は右側通行のため出入り口は反対側です・・・】


【板門店と北朝鮮の宣伝村がよく見える都羅山展望台にて。でも、黄色い線から向こうは写真撮影禁止・・・】
コメント (3)
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