pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

ロマンス 1階F列上手@世田谷パブリックシアター

2007-08-15 23:03:22 | 観劇/コンサート

こまつ座とシス・カンパニーのコラボ、脚本は井上ひさし、演出は栗山民也。出演者は大竹しのぶ、松たか子、段田安則、生瀬勝久、井上芳雄、木場勝己となれば、行くっきゃないです。大好きな方ばかりですから。

男性4人はチェーホフの少年期、青年期、壮年期、晩年をそれぞれに、他の場面では全く違った役を演じますが、そのどれもがプリンシパル並みに重要な台詞と役割。それを、どの方もきっちりと演じ分けておられることに感動。わからなくならないの~ごっちゃにならないの!・・・って、あたりまえですね。発声も口跡も素晴らしい。

井上作品初参加の井上芳雄君は、歌曲「ロマンス」を美しく歌い上げ、少年チェーホフ、成金息子のイワン、演出家スタニスラフスキーを演じ分けます。すごい汗が床に滴り落ちていました。後半はもう、汗ふきまくりです。ヒゲは・・・

松さんは、生涯チェーホフを支え続ける軸となる妹、大竹さんは変幻自在のおばあさんとチェーホフの妻で女優のオリガを奔放に演じ分けます。うまいわーーーふたりとも。このふたり、9月に役を交換しないかな。どちらも観たい!

だいぶ前から出回っているチラシの裏に書いてあるストーリーとはなんかコンセプトが違っているような・・・と思ったら、初日2日前に脚本ができたそうです。シス仕様のパンフレット(1000円)には、「STORY」という項目がありませんでした。ハハハ・・・

井上作品こだわりの文法講座、いつも楽しみなんですが、今回はロシアが舞台ということで「感嘆符の効果について」をチラリとでした。

晩年のチェーホフを訪れたトルストイの、「レフ先生の12か条」次に行った時には覚えてきたいです。この12か条に反応したチェーホフ夫妻のしっとりした場面には泣かされました。

また、本当はボードヴィルをめざし、現在認知されている静謐で深刻な文学のイメージで作品を仕上げたわけではなかったというチェーホフと、スタニフラススキーの作品への向き合い方に関する対決場面もなかなか迫力ありました。

いつか、このメンバーでチェーホフ作品の舞台を観たいと思いました。演出は岩松了さんあたりで。

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2 コメント

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これも・・ (八女)
2007-08-17 07:47:24
ロマンスも来月観劇予定です♪
ちょっとだけ予習していったほうがより楽しめると聞いて、近々本屋さんに行こうと思っています(汗)
皆さん、主役級の役者さんで豪華!贅沢なこの舞台!実は凄く楽しみにしています♪
本当は明るかったチェーホフ (pippi)
2007-08-17 08:43:10
こういう舞台をみることで作家の意外な一面を知る、というのって、本当に素敵なことですね。
「井上ひさしさんにはかなわないな~」というチェーホフの声が聞こえてきそうです。パンフには、ラブラブだったチェーホフ夫妻の往復書簡もあり、必見です。薄いですが読みでがあり、予習に一番いいのはこのパンフかも。と、思えるほどよくできてますよ~。

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