指のリハビリテーション~こんなことやってます

指のリハビリってどうするの?作業療法ってなに?ただ動かすだけじゃない!他とは違う、一作業療法士の理論展開!

ひよっこ成長しました (ダイナミックスプリント、&改良)

2007-03-10 00:09:20 | 大先生の作った装具写真集

 

見て下さい、この装具を! これ、大先生が作ったのと違いますよ、私が作ったんですよー!
「ひよっこがんばりました」から早や1年…こんなに立派になりました
あんまり嬉しいからもう一枚、正面からの画像を…。

 

す、すごいよ、すごすぎるよ! よく作れたなぁ。しみじみ。。

この方はどうしてこんな仰々しいものを着けることになったのかといいますと、お仕事中機械のローラーとローラーの間に手を巻き込まれていってしまい、指の皮膚が第二関節あたりまでかなり大きく、深くえぐれてしまったんです!(主に手のひら側)

で、タテ長の創部を縫合した部分と、新たに盛り上がってきたお肉がだんだん厚く、硬くなってきてしまい、指を曲げるにも伸ばすにも邪魔をするので、装具でゆっくりと皮膚を伸ばしてやろうと考えたわけです。

「はい、伸ばしてくださーい」
ふんっっとがんばって伸ばしても、指の付け根ばかりが反ってしまい、指自体は伸びきっていません。
 

と、いうわけでこのカッコイイ装具により、ちょっとずつ皮膚が伸びてきたと思うのですが…最後の一押しが、伸びきらない。

1週間後、う~ん、と考えて、こんなことをしてもらいました。

「はい!伸ばしてください!」
   てぃ!
 

あぁ~、伸びない…。普通の指ならこれくらい反らしたところからでも真っ直ぐ伸びるんです。みなさんもやってみて下さい。

これはまだまだ皮膚のゆとりが足りなさ過ぎるのね。。

もーこうなったら!もっと伸ばしてやるわぃ!
これでどうよっ!?

これから…
 

これへ。
  ひえぇー

これだけキツくした結果、だいぶ皮膚が伸びて、握りやすく、伸ばしやすくなってきました!
そしてドライバーでのねじ回しや指の筋トレ道具にて、握力が8.0kgまで落ちていたところ、今日は23.5kgまで改善されておりました!

指が握りこめないと力が入りきらないんです。

今日もも一つ、硬い縫合部のためにまだ少し曲がっている指先が真っ直ぐなるように、もう一段階の改良を加えました。これでもっと握りこめるかなと。
これでもう改良は終わりになるでしょう。終わりになって欲しい…。

最初は指がパンパンに腫れて、中指なんてケガしたとき腱が見えるくらいにえぐれていたところを腱が癒着しないようにとリハビリでぐいぐい動かして、めっちゃくちゃ痛かったでしょうに、癒着もほとんどできなかったくらい、よくがんばっていただきました。

お仕事に復帰する前にもうちょっと筋力つけて、今度は六角レンチも練習して…。
最終的にどこまでいけるか楽しみです

ジャンル:
きいて!きいて!
コメント (4)   この記事についてブログを書く
« サイバー装具! (ダイナミ... | トップ | 屈筋腱の損傷・断裂後のリハ... »
最近の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
いつも拝見してます (**taro)
2007-03-16 22:13:12
 はじめまして~いつも拝見してます。今年作業療法国家試験をうけたものです。手の外科に興味があるので、このブログに載っている画像は大変興味を持って見ています。でも、もっと更新してくれたら嬉しいです(笑)。
 良ければ教えて欲しいんですけど、まだまだ自分の専門領域っていうものが見えていないのでこれからどうしようか、考えてます。就職先は一応身障でCVAや骨折などを扱っているようです。手の外科はすごくシビアと聞いてます。やはりある程度の知識等を揃えてからそっちの方面に飛び込んだ方が良いですよね?
はじめまして! (ぴぴ)
2007-03-17 22:48:10
**taroさんへ

一度お返事させていただいたのですが、付け加えて書き直します。

こんにちは!いつもお読みいただきありがとうございます^^
画像を楽しんでいただいて嬉しいです。偶然ここにたどり着いた患者さんからも、「3月は僕のを載せてください」とリクエストが入っているのですが(違う人の載せてるし)、写真さえパソコンに取り込んでいない状態でして。。
もう少し体力が回復したらまた更新しますね!

手の外科に興味がおありなんですね!
専門領域は、最初は身障か精神か老人か小児か…くらいでいいかな~と思います。
就職先が身障全般を扱っていらっしゃるようですから、そこでまずはその病院の得意としているものを学んで、一通りみたかな、と思ったときにじゃあ次は何を学ぼうか、その時手の外科や他に興味のでてきた分野に進んだらいいと思いますよ!
**taroさんのおっしゃるように、手の外科はなかなかシビアですので、いきなり新卒で始めるよりは、就職先でしばらく勉強してからが良いかもしれません。
まずはCVAや老人の作業療法を経験しておくのも良いと思いますよ~。新人のうちにたくさん勉強してくださいね!その方が、後々広がりやすいと思いますよ♪

大先生にも聞いてみました。
別に最初からでもいいんちゃう、だそうです。
朝から晩まで勉強したらいいやろ、って。もしくは上の人が教えてくれたら。CVAも難しいし、おんなじちゃうん、だそうです。

大先生は本当に朝から晩まで勉強するタイプだったし、物を作ることにはこの指ブログを見ての通りなのでそうなのでしょうが、私はそこいらの人間、プラス不器用なので、私の場合は最初からだったら余計難しかっただろうな、と思います。

とりあえず、物を作るのが好きなことが前提としてある方が良いようです。
それはCVAでも同じですが、私は物作りが苦手なので指でもなんでも苦労してますが…。料理は好きなんですけどね~。
CVAでも、「その人に合わせて服をミシンで作り替えたり、箸を作ったり、その人用にいろいろ作らなあかんし」ですから。。(私は前の病院ではそこまでしておらず、ここに来て怒られた)

そんなとこです。またなにかありましたらお気軽にどぅぞ
スゴイッ ! (夕海)
2007-08-25 21:02:06
今日、PIPIさんのblogにたどり着いて、衝撃を受けたのですが、技術もさることながら、指を伸ばせることは、短時間でも精神的に開放されることで、その意義は深く大きなことだと思います。
私も何度か整形外科で装具を創っていただいてますが、
今まで一度も満足したことはありませんでした。
日夜研究している作業療法士さん達がいらっしゃるのを知り、とても嬉しく思います。
有難うございました。
暫くはこのblogを読ませていただきます。
ありがとうございます! (ぴぴ)
2007-08-25 22:56:44
夕海さんへ

コメントありがとうございます!そうおっしゃっていただけると、なにか報われる気がしますね
精進しないとな~と改めて思いました。

>精神的な開放 そうですか。指の機能だけではなくて、精神的な支えになれることも私たちの目標とするところなので嬉しいです!
料理が作れた、意外にいろいろ出来た、と実感してもらうことで、精神的に生活に戻りやすいかな~とも思っています。
お越しいただきありがとうございました
夕海さんのところへもお邪魔させていただきます。

コメントを投稿

大先生の作った装具写真集」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事