娘の高校入試が近づいてきた。
といっても、3月の話だけど、年が明けたら、きっとバタバタするんだろうな…
娘、ジュンスのライブを最後に、しばらくはライブ我慢するって勉強しはじめた。
といっても、中学校へは行ってないから、フリースクールと塾で。
やっぱり、家ではなかなか勉強できないね。誘惑が多すぎる。
先日、カウンセリングの先生から、「合理的配慮」の話が出た。
娘の行きたい高校は、大きなホール(?)体育館(?)で、300人くらいが一斉に入試を受けるらしい。
過敏性が高く、大勢の人が苦手な娘にとって、その状況はかなりキツイと思う。
「合理的配慮」 聞いたことはあったけど、あまりピンときていなかった。
調べてみると…平成25年に障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律が成立し、平成28年4月より、障害者差別解消法が施行される。
そこで、障害者の教育についての権利を実現するために、「合理的配慮」が提供されるべき。ただし、均衡を失したり、過度の負担を課さないもの。
特に、公立の学校では、それが義務になるらしい。(娘の行きたい高校も公立だ!)
これは、入試の時に「合理的配慮」をお願いしてもよさそうだ?
「イヤマフをつけさせてください。」 可能なら、「別室で受験させてください。」と申し出てみようか。
断わる理由がないなら、拒否はできないはず。 前例がない。とか 特別扱いはできない。というのは、理由にはならないはず。
別室受験ができれば、大人数の視覚的苦痛にも、鼻をすすったり鉛筆カリカリの聴覚的刺激にも、振り回されることなく、実力を出せるはず。
それで落ちたら仕方ない。 本人も、別室受験を希望している。
人が答案用紙に書く、鉛筆のカリカリの音なんて、聞いたら誰でも焦るし、気になるに決まってる。 でも娘の気になるは、レベルが違うらしい。
もうそれしか聞こえなくなって、思考停止。 そう簡単には切りかえられず、おそらく THE END 。
普段も、いらない音まで聞こえてきて、気が散るし、集中できないと言っている。 コンサータを飲むと、多少は集中できるらしい。
人が多くてうるさい教室が大嫌いで不登校。 (ライブ会場が大丈夫なのが摩訶不思議。)
精神の手帳も取ったし、診断書がいるというなら、準備しなくちゃならないので、早目に高校へ問い合わせなくては。
願書と一緒に希望者のみが出す「自己申告書」という書類は、出さない人は通常の集団面接、出した人は個人面接だったという情報も入手したので、個人面接をのぞんでいる娘は、出しておくべきだろう。
「合理的配慮」どのように機能していくのか、期待したいところだけど、こちらから申請して動かないと始まらないので、なるべく必要だと思ったら、配慮をお願いしてみよう。
私立学校や民間企業においては、努力義務らしいので、社会全般に普及するには程遠いだろう。 日本で、「合理的配慮」が当たり前に求められる世の中が訪れる日は来るんだろうか?