世界はこれから、生活がしにくくなるのかしら

（写真は今日のcnn.comのトップページからです。）

原油の異常な上昇、次に期待されるバイオ燃料、それに伴う穀物の使用法のシフトや発展途上国の食文化の変化によっての食料危機。なんだか、世界はどんどん厳しい方向に向かっているような気がします。日本は少子化問題がかなりネックだし、教育システムや資源や知的資産の管理と保護が本当に国として甘い。

そんな中、これからオリンピックというタイミングで、5万人以上の死者が出た中国の地震。それもちょうど胡錦濤主席が日本を訪問した直後。色々と立て続けに起きていますが、温暖化も問題だけど、世界の人口増加もかなりすごい事になっています。もちろん人の数が多ければ多いほど、食料の生産を上回ってしまうリスクがあります。

人間って、以外と客観的に物事を見れない。例えばアリは小さいので、世界がとてつもなく大きく感じるでしょう。大陸横断なんて、きっと考えられません。でも実は、地球ってそこまで大きくない。でもアリは想像できない。もし箱の中に土を詰めて、そこでアリを飼っていたら、アリはその箱の中にある物しか食べられない。その環境も、箱が大きければ、アリは世界の大きさを把握できない。アリの数がどんどん増えれば、その限られた環境内での生活になるので、最後は競争となるはず。いつも毎日食べられるアリと、全く食べれないアリと、小さな環境でも格差が生まれてしまうでしょう。

地球も実は一緒なんですよね。私が水を飲めば、その分だけ誰かが飲めない。私が穀物を食べれば、その分だけ、世界のどこかの誰かは口にできない。無限に物があるわけではなく、一人一人の小さな行動が、みんなに影響を与えているんだな、と最近思います。気軽に車に乗ったり、カフェでコーヒーやジュースを飲んだり、とそれはもしかしてかなりのインパクトなのかも知れません。そう考えると、もっと物を大事にしたり、感謝の気持ちを持たないとダメですね。