ブラジルって??

ブラジルに赴任することになったサラリーマンによるお気楽ブログ

お葬式

2007-09-13 05:29:16 | 習慣などなど

こんにちは。

昨日お葬式に出席しました。
ある社員の父親が亡くなったのです。
式場はサンパウロから200Kmほどのとある町、13時半に出棺ということで、間に合うように向かいました。

式場は町の中心部にある墓地の隣にありました。
日本のように仰々しい式場ではなく、平屋建ての建物に部屋が並んでおり、その中に安置されていました。
手向けの花もありましたが、それほど大きなものではありません。直径1メートルくらいの花輪がいくつか置かれている程度です。

棺の周りでは故人を惜しむ人だかりが出来ています。
そして蓋が閉じられ、霊柩車に運ばれます。
通常は近くの墓地に埋葬されるようですが、彼の家は式場から30Kmほどの所に大きな墓を持っており、先祖代々納められているようで、その墓地に向かいました。
先導車の後ろに霊柩車、そして関係者の車が10台くらい。1列になって進みました。
式場だけで帰る人もいますが、大概は納棺まで行くようです。

墓地についてから、棺の蓋を開け、故人との最後のお別れです。
一人が故人の手に触れ、その人とまた別の人が手を繋ぎ、更に鎖のように手を繋いでいきます。
そしてお祈りの言葉を参列者全員で唱え、蓋が閉じられます。
その後埋葬するのですが、彼の家のお墓は1件の家のようになっていました。
幅、奥行き、高さはそれぞれ3m程度あり、前面にはプレートが6枚並べて貼られています。
ちょうどそのプレートの裏側が納棺するスペースとして分かれているようです。
まだ名前の刻まれていないプレートの後ろ側に納棺するため、墓の裏側のその部分を一部壊し、納棺した後にレンガと漆喰で蓋をします。
人々はその作業を見守っています。
納棺が終わるとお葬式も終わりです。

日本に比べると、とても簡単です。
お墓も埋めるタイプや今回のような収納タイプなど様々です。
写真を撮っている人がいなかったので、残念ですが写真はありません。