見出し画像

早起きは三文の徳

高橋克典の多加賀主水

 今週中に出所、いや退院のメドがついた。きょうは大盤振る舞いのテレビカード贅沢使いで、午後から2時間ドラマ再放送「庶務行員・多加賀主水」を見る。

 主水(高橋克典)は第七明名和銀行高田通り支店の庶務行員。要は雑用係だ。これまで植木職人からパティシエまで様々な職業を転々としており、おまけに刑事の偉い人やチンピラ、中国料理長などなど人脈が異常に広く、アラビア語も話すナゾの人物だ。

 しかし、同支店の取引先や支店自体に問題が起きると、独自の動きで解決に導く。きょうの対象は街の中核病院・高田通り病院。経営はかんばしくなく、銀行としては融資引き上げを一部幹部が強く主張する。すなわち同病院は破産するということだ。病院では、嫌がらせの類のできごとが続発し、患者もどんどん転院していく。

 ここの病院長のモットーは「子供は社会の希望」。苦しい経営の中で利益の少ない小児科を廃止すべきという意見が出る中、逆に小児病棟を新築しようとする。病院内には異常なまでに強硬に反対する一派も。主水は銀行と病院の両方に悪がいて、それを束ねる黒幕が身近におり、病院乗っ取りを企てようとしているとみて、事務員の相棒・香織(夏菜)とともに、”捜査”に乗り出す。合間には活弁士の経験もあるとして、入院中の子供たちに紙芝居を見せる場面も。

 このシリーズには夏菜のサービスカットも欠かせないことも、付け加えよう。

 悪どもは、今の病院を潰して、儲けの多い自由診療の富裕層向け新病院を建設しようとしていたのだ。最後は悪の親玉を突き止め、お決まりのキツネの面を被って追い詰めると、それを脱ぎ捨て、

木刀による大立ち回りで悪を成敗する。ラストは「暴れん坊将軍」に似てるな。

 とにかく、高橋がうまい。冴えない庶務行員から、正義の味方に変身するのだ。間隔はどうでもよいが、続編を待っている。 


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日記」カテゴリーもっと見る