新運転・事故防ピンハネ返せ請求訴訟を支える会

「新運転・事故防ピンハネ返せ訴訟を支える会」(2014年7月27日結成)に関連するニュース・資料を掲載していきます。

高嶺清掃㈱でアルバイト4名を不当解雇(労働情報2008.8.5-15)

2014-12-07 14:53:33 | 論評
労働情報【742・3号】(2008年8月5日、15日)
★高嶺清掃㈱でアルバイト4名を不当解雇
★会社の不当労働行為、組織破壊攻撃を許さない

 高嶺清掃㈱は労働基準法に違反して、長年に亘って継続的に雇用されていたアルバイト従
業員に対し休日出勤手当、早出残業手当の支払い、及び有給休暇の付与など経営者として当
然おこなわなければならない義務を怠ってきました。
 このような、劣悪な労働条件を改善するために、昨年5月にアルバイト従業員が自治労・
公共サービス清掃労働組合・高嶺支部に加盟しました。すると会社は、欠勤を理由に畑山大
河、郷右近健太両組合員に対し、就業規則の解雇規定に反して解雇しました。これは解雇権
の乱用でありアルバイト従業員が組合に加盟したことに対する報復解雇です。
 また、会社はアルバイトの中心メンバーである高橋卓也と広木直人を昨年9月1日より、
配転しました。しかも、嫌がる両名を業務命令だとして、それまでの産廃業務から東京都環
境整備公社(公社と略す)の業務に強制配転したのです。強制配転したうえで、3月いっぱ
いで公社の業務から撤退すると宣言し、公社業務に携わる17名に対し、希望退職を募り、
希望退職に応じないものは解雇だとして、3月31日付けで、高橋卓也ほか1名を解雇し、
10名を派遣に追いやり、社員2名を退職に追い込みました。残る社員3名も退職金1.5倍
の希望退職条件で退職を強要されています。組合を抜ければ何とかしてやる、とそそのかす
動きも始めました。会社は希望退職を募る一方、トラック運転手の募集を行っていることが判明しました。まさに、公社撤退・希望退職募集は組合つぶしの偽装です。
 一方、会社は昨年12月より日給で働くアルバイト従業員に対し、組合が週休2日制を要
求したなどと偽って喧伝し、それまで週6日働いていたアルバイト従業員の労働日を週5日
の労働日にするなど実質賃金の6分の1を減額するという不利益変更を行いました。これら
はいずれもアルバイト従業員が高嶺支部に結集することを阻止するために会社が行った組
合への支配介入であり不当労働行為です。
 そして、生活が苦しくなったアルバイトに、会社は「6日間働きたかったら派遣に行け、
派遣なら6日間働かせてやる」と、派遣会社と一体となって、組合員の切り崩しを行いまし
た。
 さらに産廃業務に携わるアルバイト全員に対し、3月29日までに1年の有期雇用契約に
サインをすることを求めました。アルバイト組合員は労働条件の不利益変更だとしてサイン
を拒みましたが、会社はサインしないものは解雇だと脅し、むりやりサインさせました。
 また、従業員代表選挙を突然告示し、組合の抗議も無視し投票用紙に通し番号を付け、管
理職の目の前で記入させるなど、明らかに不正選挙で一方的に須藤某なる「従業員代表」を
でっち上げました。そして、3月25日に「問題なし」という須藤某の意見書をつけ、改悪
就業規則を向島労基署に提出したのでした。
 以上、会社の行為は徹頭徹尾、組合を嫌悪した組織破壊攻撃です。公共サービスに携わる
高嶺清掃はコンプライアンスを遵守する義務があり、労働基準法や労働安全衛生法を守らね
ばなりません。ましてや不当労働行為など許されることではありません。
 高嶺清掃㈱はただちに不当解雇を撤回し組合敵視や組織破壊攻撃をやめ、組合に謝罪すべ
きであると考えます。
 08年3月15日には、「08春闘勝利、アルバイトの組織化推進、高嶺支部がんばれ」と銘
打った公共清掃総決起集会が葛飾シンフォーヒルズで、自治労東京都本部をはじめ東京清掃
労組・東京東部労組など28団体、90名の仲間が参加して開催されました。今、多くの仲間
がこの闘いを支援し着実に運動は広がりを見せています。
 高嶺支部は不当解雇を認めず、会社の不当労働行為、組織破壊攻撃との闘いに全力で取り
組みますので皆様の温かいご支援をお願い致します。
(自治労・公共サービス清掃労働組合 中原逸雄)


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