地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

日本

2005-11-02 22:00:08 | 英語
 JAPAN(ジャパン)

 JAPANには、日本国という意味のほかに、漆や漆器など日本独自のものを指す時も使われる。「日本様式の細工や作品」という使われ方もする。
 私のイメージとしては、漆を見て「なかなかいいジャパンだ」というよりは「すばらしいジパングものだ」の方がまだしっくりくる。
 
日本ブランドは世界中の人気だ。世界のあちこちを散歩していると、いろんなMADE IN JAPANに遭遇する。スペインのバスは、運転席にレジスターのようなものが置いてあり、行き先と金額が打ち出されるようになっている。運賃を払うと、運転手さんがそのレシートをくれる。この機械がMADE IN JAPAN。
 アラブでは水タバコが男の社交に欠かせない。水タバコはガラスで出来ていて高さも80センチぐらいあるものが主流だ。なんとこれの携帯用がある。見た目は電気ポット。割れる心配もなく、何処にでも持って行けると言うが、これもMADE IN JAPAN。ナショナル製である。
 エジプトの食品と言えばモロヘイヤ。これを刻む半月形の包丁、マハラタもMADE IN JAPANが高級品。

 そして、世界の不思議。MADE IN JAPANはすばらしい。当然、日本人の持っているものは全て「MADE IN JAPAN」だろうと思われている。ところが、私たちの持っているものときたら、ブランドは確かに日本のメーカーだが、MADE IN…に続くのはJAPANではなくアジアの国々の名前が大方を締めている。
 昨今の政治情勢で、中国から工場の撤退を表明しているメーカーが増えていると聞く。私たちもMADE IN JAPANをたくさんもてる世の中が来るのだろうか?それは嬉しいような、悲しいような複雑な心境だ。

 私の持ち物を見たアラブの兄さんが言った。「側が日本製なんてダメダ。側は何でもいい。中身が日本製のものを持つんだよ」私はこの言葉を忘れないだろう。
 着ているものや持っているものは、これから先もきっと外国製のものが多いだろう。しかし、私は間違いなくMADE IN JAPANである。世界の何処を散歩していても、自分の国を誇りに思えるようにしたい。[a]


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