昨日、台所で白菜のクリーム煮を作っていて、ふと母のことを思い出した。
台所に立って牛乳を使って、お料理していると
よく母の料理を思い出す。
それは母の生前の時にも、思い出したことだが、
母は牛乳を使った料理が好きだった
カリフラワーやブロッコリーのクリーム煮なんて意外に美味しかったなぁ~
ヘンテコな牛乳料理もあった。それは“牛乳のお粥”!!!
真っ白なただの牛乳粥で、なんの味付けもないが
漬物を添えて食べると塩気がついて案外美味しくて好きだった
大人になってから、母の牛乳粥を発展させて
ハムや野菜を入れて子供達に作ってあげた。
野菜は玉葱やピーマンなど、その時冷蔵庫にある野菜を気まぐれに入れると
なんとなくリゾットのような「カプリチョーザ野菜がゆ」は美味。
パルメザンチーズなんてかけたらどうだろう?
ヘンテコ牛乳料理の極めつけは、何と云ったって「牛乳のすいとん」
これには殆ど参ってしまった。
たった一度作ってもらっただけなのだが、
それは強烈な忘れられない代物だった
なんてったって、甘いホットミルクに小麦粉団子が入ってるんだから
驚きなんてもんじゃない、頂けません。
私のすいとん料理といえばこの母のヘンテコリンなすいとんだった。
後年、他所の家庭ですいとんを御馳走になったけれど
それは、油揚げや野菜がたっぷり入った、とても美味しいすいとんだった。
そこで作って頂いたすいとんは、寒い冬のお昼に我が家の食卓にのぼる。
母のすいとんは、我が家ですいとんを食べる時の笑い話なのだ
母のすいとんは頂けないけど、
ただご飯を牛乳で煮ただけの
あの、母の牛乳粥を食べてみたいと、ふと思った。
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