ピップは私にとって特別な犬でした。
13年前目黒から中野に引っ越してきて
友達も無く、職も無く・・・
それまで勤めていた印刷会社で
で版下を作るのが
私の仕事でしたが、PCの普及で仕事も減ってしまい
引越と同時に仕事も無くなり淋しい生活をしていました。
そこにやってきたのがピップです。
ピップはまるで手のかかる子供のような存在でしたが
私に挨拶や立ち話をする知人を作ってくれました。
何でも一緒にやる同士のような存在でした。
つい最近まで我が家で一番手のかかる暴れん坊の
ヤンチャ坊主でした・・・
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11時に電話がなり、ピップの火葬が終わりお骨になったので
近いうちにお迎えに来てくださいと知らせがありました。
直ぐにも迎えに行きたい気持ちでしたが
母のお昼の事もあったので昼食後に行くことにして
キキメイママさんのパンを涙と共にかみ締めながら待ちました。
迎えに行き納骨堂に案内されました。
祭壇の前に進むまでの間、一杯ある納骨堂のお墓の間を
一杯のペットの花や、玩具や写真の飾られた骨壷を見つつ進みました。
祭壇の前に正座してピップの遺骨が運ばれてくるのを待ちました。
運ばれてきたピップのお骨は、それまで見ていたいた、
小さなペットたちのお骨とは比べ物にならないくらい大きなものでした。
私はピップの遺骨を抱え、車に乗り、
いつもそうしていたように、ピップを助手席に座らせました