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幅寄せ(車庫の中で片側に寄ってしまった場合に真ん中に入れ直す方法)には、
3通りのやり方があります。
1つめは、まっすぐ前進して、バックしながら寄せる方法、
2つめは、前進しながら寄せて、まっすぐバックする方法、
3つめは、前進時・バック時の両方で寄せる方法、です。
寄せ幅が一番大きくなるのは3番目の方法であるのは当然として、
1番目と2番目とを比較すると、1番目の方が寄せ幅は大きくなります。
車(大型特殊以外)は、前輪で舵を取るように作られていますから、
ハンドルを切った状態では、前進よりもバックする方が横方向に大きく動くのです。
縦列駐車の際に駐車スペースに車を収めるのをイメージしていただくと、
バックで頭がぐいぐい寄っていくというのがお分かりになるかと思います。
そのため、パイロットアカデミーでは、
方向変換課題で、車庫の片側に寄ってしまった場合には、
「2つめ」のやり方で修正するように教えています。
いや、間違いではないです。「2つめ」です。
「1つめ」では寄せ幅が大きすぎて、また、バックしている最中であることもあって、
どのくらい寄せられているのかが、教習生には分かりにくいからです。
前進しながらハンドルを回して、必要な幅だけ寄せられたら、
ハンドルを逆に回して車体をまっすぐに立て直し、
そして、まっすぐバックする、というのをやってもらっています。
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