Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

なぜ左折時に右振りをするのか

2011-09-18 23:59:18 | Weblog

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前回は「ハンドルの内掛け」について書きましたが、
過去に運転経験をお持ちの方に発現しやすいもう一つのクセとして、
「左折時の右振り」が挙げられます。

左折の際には、
ハンドルをまっすぐ持ったままの状態から左に回していけば良いものを、
その動作に入る前に、少しだけ右に切ってから左へ回し始める人がいます。

これは、言ってみれば、安全確認なしに頭を右に振るわけですから、
もし左折車(自車)を右側から追い越そうとしている車がいたら、
それに接触してしまいますよ。
特にそれが二輪車だったら、即、命に関る話になります。

では、なぜ、そんな危険な「右振り」をやってしまうのでしょうか。

考えられる理由としては、
第一に、「内輪差の意識しすぎ」が挙げられるでしょう。
でも、内輪差が怖いのでしたら、
ハンドル回し始めのタイミングを少し遅らせれば良いことです。
そうすると、車体の前側がふくらんで曲がりきれないこともありますが、
ぶつかりそうになったら、切り返しをしましょう。
また、左折する先が狭い道であることが分かっているなら、
そもそも寄せ切らないことです。
「左折前には左寄せ」は基本には違いありませんが、
その目的は、自車の左側に自転車等が入って来ないようにすることでした。
ですから、試験の採点基準である「70cm」を目標にして、
あまり、きっちり寄せないようにしましょう。

また、テニスやゴルフで言う「テイクバック」のような
「勢いづけ」の意味があることも考えられます。
でも、車のハンドルは、そんなに力を込めなくても回ります。
むしろ、余計な力は入れない方が良いくらいです。
「勢いづけ」で右振りしている人の場合、
「右折時の左振り」として発現することもあります。
そして、ドライバー自身がそのクセに気付いていないことがあるのも、
(まさに)クセものです。

「左折時の右振り」(あるいは「右折時の左振り」)は、
意識的にやっているにせよ、無意識のうちにやってしまっているにせよ、
いずれにしても、危険なので、修正しなければなりません。
そのためには、
「ハンドルをまっすぐ持ったままの状態から回し始める」
というのを、敢えて意識して、何回も練習するしかないでしょう。


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