jannu 京都や大阪の花やコケの記録

SonyのRX100・オリンパスTG-6
時々シグマDP1Merrill・DP3Merrillとともに

珍しいコケがたくさん

2018-02-18 18:57:30 | みんなの花図鑑

 

 

大阪や京都でも、珍しいコケを見ることが幾度かある。

きっとそういう目で見れば、まだまだたくさんあるのかもしれない。

 

京都府綴喜郡宇治田原町の滝で見つけたコケ

 

葉は乾いても縮れず、倒卵形でやや非対称、葉先は短尖頭で上部には小さい歯がある。

葉身細胞は長六角形であることから「イバラゴケ」であろう。

これも識者に確認をしていただいて、「間違いないだろう」と言っていただいた。

 

 

 イバラゴケは、京都カテゴリーで絶滅危惧種に指定されています。

 

 

 

これは、大阪府高槻市北部で見つけたコケ。

 

石灰岩の石垣についていたコケ。

 植物体は暗緑色。茎は長さ3~5cmで斜上し、分枝は少ない。葉の背片は卵形で鋭頭、腹縁は内曲し、密に歯がある。

腹片は舌形で鈍頭、縁には密に小歯がある。腹葉は葉の腹片とほぼ同形同大。

とのことから、「カハルクラマゴケモドキ」だと考えています。

 

 

これが、「カハルクラマゴケモドキ」なら、大阪カテゴリーで絶滅危惧種Ⅰ類に指定されています。


トサヒラゴケ

2018-02-18 18:46:00 | みんなの花図鑑

最近、コケを見に行くことが多い。

今の季節は、山ではコケがよく目立つ。

 

 

前回、ブログに書いたコケは、識者の方に確認をしていただいて、

「トサヒラゴケに間違いないであろう」と言っていただいた。

 

セイナンヒラゴケとの区別は難しいらしい。

以下の点がポイントみたいである。


.胞子体がついていれば区別は容易。トサヒラの蒴は苞葉に隠れ、セイナンは飛び出している。

 ただしセイナンの胞子体を見ることは非常にまれなよう。

2.葉面の横皺は両者を比較しないとわかりにくいかもしれないが、セイナンは深い皺が多い。

3.沢山の葉を調べて、葉の上部左右がやや角張っているものがあれば、セイナンと判定できそう。

 セイナンは先端がややとんがっている場合もある。

4.セイナンの枝のほうが多く、長いと言われているが、これも比較の問題だろう。

5.セイナンは、垂れ下がっていることが多い印象。

 比べてトサヒラは、立ち上がっていたり、寝ていたりしていることが多い印象。


トサヒラゴケ

環境省カテゴリー:準絶滅危惧種

大阪カテゴリー:絶滅危惧種Ⅰ類


セイナンヒラゴケも見てみたいものである。

 


セイナンヒラゴケ??トサヒラゴケ??それとも全く違う??

2018-02-01 21:52:29 | みんなの花図鑑

 

なかなか定期的に更新ができない・・・。

本日は雪の中、遅まきながら高槻北部の神社に新年祈願に行った。

 

参道の雪を踏みしめお参り。

それを終えると、アカガシなどの木についたコケを観察。

 

そこで、見慣れないコケを発見した。

 

一瞬、リボンゴケ?かなと思ったが、葉の横しわがすごい!!

光沢もなく、茎が短い、分枝が少ない、葉先が円頭などから、セイナンヒラゴケか

トサヒラゴケかとも思うのだが、見たこともないので確信がない。

 

 

この辺りは、石灰岩の地層が点在している地域であるので、珍しいコケがあると思うのだが。

 

万が一、それらなら大阪では絶滅危惧種Ⅰ類のようです。

もし、ご存知の方がいたら是非、ご教授してください・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 


コケは美しい…

2017-12-10 20:54:48 | みんなの花図鑑

めっきり寒くなり、一昨日は高槻北部では雹が降っていた・・・。

そんな中、花は少なくなったが、コケはやっぱり美しい。

最近撮った写真をいくつかピックアップ!!

 

 

 

 

これはクビレケビラゴケかな。無性芽がたくさんたくさん。

 

 

 

コハネゴケも元気!元気!

 

 

 

 

これは、京都北山でのウマスギゴケとムラサキシキブノコラボ。

 

 

 

 

オオカサゴケも瑞々しい!!

 

 

これは、もしやカサゴケモドキかも! と思ったが、鋸歯が2列なので、オオカサゴケだと思う・・・。

 

 

 

タマゴケに滴るしずくが素敵!

 

 

 

 


ナツエビネ!

2017-08-19 21:35:11 | みんなの花図鑑

京都北山に行きたい、でも山ビルは嫌だ・・・。

この時期は、行きたいけど、なかなか行けない。

ちょうど見ごろの、ナツエビネを見るためならと、仕方なしに車を走らす。

 

ナツエビネ(夏海老根:学名Calanthe puberula

環境省カテゴリー:絶滅危惧Ⅱ類(VU)

近畿レッドデータカテゴリー:絶滅危惧種A

京都府カテゴリー:絶滅危惧種

 

 

 

京都北山は、山ビルが多い。

しかも、昨日は雨だったので、活発に活動している。

今回も15匹くらいと格闘したが、愛用のチャッカマンと自家製スプレー(食塩水とハッカ油まぜたもの)で

何とかしのげた。特に自家製スプレーは、直接山ビルにかけたが、かなりの効果!!みんなぽろぽろと落ちていった。

そんな中、林道を歩くと、クラガリシダ(環境省カテゴリー:絶滅危惧種1B類 EN)やコウヤノマンネングサ

(京都府カテゴリー:準絶滅危惧種)やフロウソウ(京都府カテゴリー:準絶滅危惧種)がここでは群落でたくさんある。

 

本当に貴重な森だ!

 

 

 

 

 

 

 

しばらく歩く。

イワタバコもまだ咲いている!

 

 

あった!

今年は、1週間ほど遅いようだが、2株ほどが咲いている!

 

 

 

 帰り道では、オオミズゴケやフシグロセンノウにも出会えた!!

充実した山旅であった。

それにしても、山ビルは嫌いやわ・・・。