絶望絶望
絶望よと
いったいなんど
お前に呼びかけただろう
いったい
どっちへと向かうべきかわからない別れ道で
途方にくれながら
蝙蝠が舞い飛ぶ
母の病院へと向かう道に立ち止まっては
三日月を見上げながら
絶望よ
この世の誰よりも
いちばん親しかったぼくの友よ
未来など
信じたことは一度も無かった
絶望だけが
ぼくが憎んで愛した
ただひとりのわが友だち
絶望よと
いったいなんど
お前に呼びかけただろう
いったい
どっちへと向かうべきかわからない別れ道で
途方にくれながら
蝙蝠が舞い飛ぶ
母の病院へと向かう道に立ち止まっては
三日月を見上げながら
絶望よ
この世の誰よりも
いちばん親しかったぼくの友よ
未来など
信じたことは一度も無かった
絶望だけが
ぼくが憎んで愛した
ただひとりのわが友だち