ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

10/02/21 ダウン後、藤田まこと追悼番組などでおとなしく・・・・・・

2010-02-21 23:59:23 | つれづれなるままに

2/20に国立小劇場の文楽二部三部を通し観劇。二部は眠気と闘いながらもなんとかしのいだのだが、三部の「曽根崎心中」開演後、生玉社前で徳兵衛がお初と再会して話をしているあたりで急激な腹痛に襲われてしまった。

幸い上手の一番端の通路側の席だったので抜け出してトイレにかけこんで事なきを得たが、その後もサイドのロビーのベンチでラマーズ法の痛みを逃す呼吸をしながらお腹をさすっていた。痛みが引かず、白湯をもらおうと思いついたところでスタッフさんが通りかかり、お願いしたところ、医務室で休憩されますかとお声をかけていただいたのを幸いにお願いすることにした。席に戻ってダウンコートや荷物も持って出てくると荷物も持っていただいて移動。事務室の奥に小さな医務室があり、劇場常駐の看護士さんも呼んでくださった。医務室で白湯をいただいて、自分で常に持ち歩いているピルケースの中に胃腸の痛み止め薬も持っていたので、看護師さんの前でそれを飲み、簡易寝台に横にならせてもらって毛布をかけてリラックスするようにしていた。念のためということで看護師さんが血圧も測り、お腹の音も聴診器できいてくれた。
義太夫の語りよりも三味線の音が響いてきたし、拍手も聞こえてきたので、一幕の幕切れかとわかる。25分の幕間でなんとか復活したいと念じながら薬が効いてくるのを待つ。
なんとか大丈夫そうになったので、毛布を畳んで事務室にいた職員さんに戻る旨と御礼を述べて辞してきた。通るロビーにいた職員の皆さんが、「大丈夫ですか」「もうすぐ天満屋の段ですよ」とお声をかけてくれた。「薬が効いてきて大丈夫になりました。ご心配かけました」とお礼を述べながら席につく。間に合った!
終演後も受付の職員さんに「お世話になり、有難うございました」「お世話いただいた皆さんによろしくお伝えください」とご挨拶して帰宅(劇場スタッフの皆さんに感謝でいっぱいである)。
 
ということで、帰宅途中に実家の母に「風邪気味で明日はおとなしくしているのでそちらには顔を出せないよ」と電話をかけておいた。劇場でダウンした件は内緒だ(^^ゞ

帰宅して娘にも報告。娘は友人と遊びにいった東京ディズニーランドの医務室の厄介になったことがあるので、仲間になってしまったということだ。どうもうちの母娘は身体が弱いのが難点なのだ。

というわけで、本日21日は家でおとなしく過ごした。
文楽のために予約録画しておいた20日午後のフジテレビの「剣客商売スペシャル 春の嵐」を昼に観て、夜にはオンタイムでテレビ朝日の「はぐれ刑事純情派最終回スペシャル」と2本観てしまった。2005年に見た「はぐれ刑事純情派」シリーズファイナルの最終回は、その時のシリーズの最終回で、追悼番組になっているのはスペシャルを含めた本当の最終番組だったようだ。
いずれもまだ矍鑠としていられた時の映像だったので、懐かしい気持ちでいっぱいになった。

夕方、買い物がてらにブックオフに行って欠けている「剣客商売」の文庫本を高い方のコーナーで1冊買ってきた。これで「新妻」まで通して読めるようになったので、小兵衛の息子の大治郎が田沼意次の娘・三冬と結婚するまでの筋が通せる。大人買いはしない主義なので105円コーナーをねらいながら少しずつ揃える予定。小兵衛藤田さんのイメージを重ねながら読んで、偲んでいくつもりだ。