07/09/12 映画「HERO」、こりゃあヒットするわけだ!


今週も映画のレディスデイに出陣。娘は「キムタクなんて興味ない」と言い張ってつきあってくれない。私だってメインは高麗屋父娘のチェックなんだぞ~。

昼間ネットでニュースチェックをすると「安倍晋三、総理大臣を辞任」の文字が!米軍への給油継続のために政局を一新したいという。国民に隠れてやっていたことがバレてそれでもUSAとの関係維持のためってなんじゃぁそりゃぁ。といいつつ健康状態が極端に悪いというのが本当の原因とも。ご自身のHEROの祖父・岸信介元首相にたたきこまれて身体に沁みこんだ政治哲学でやってきただけと思える安倍晋三。ご自分で考えた信念があると思えないしゃべり方だったし、御曹司として頑張らなくてはいけなかったストレスが大きかったのか。とにかく政党内閣制というのも微妙。首相公選制でもやってもらいたい。でもヒトラー的人物が通ってしまうかもしれないような社会不安の現在、それも危ない気がする。

途中で何度か娘に電話して確認するが付き合う気がない上に態度悪し。そんな家には帰りたくないし御飯なんてまともにつくってやる気がしない。やっぱり駅からシネコンMOVIXさいたまに自転車でGO!

写真も以下のみどころ・ストーリーもMOVIXの作品紹介のサイトより。
「2001年にフジテレビ系列で放送され、同局歴代ナンバーワン大ヒットドラマとなった「HERO」の劇場版。初の映画版では、ある傷害致死事件をめぐる巨大な陰謀劇に、主人公の検事・久利生公平が立ち向かっていく。久利生役の木村拓哉、彼の事務官役の松たか子らレギュラーメンバーが再集結するほか、松本幸四郎、森田一義、イ・ビョンホンなど超豪華キャストが参戦。全シリーズを踏まえた映画オリジナルの展開に注目。」
「東京地検城西支部に再び戻った久利生(木村拓哉)は、ある傷害致死事件の裁判を任されるが、容疑者が初公判で犯行を全面否認、無罪を主張したために思わぬ事態を迎えてしまう。被告側の弁護士・蒲生(松本幸四郎)は“刑事事件無罪獲得数日本一”の超ヤリ手。さらに事件の背後には、大物政治家の花岡練三郎(森田一義)が糸を引いていることを突き止める。」
主な配役。
木村拓哉、松たか子、大塚寧々、阿部寛、勝村政信、児玉清、松本幸四郎、森田一義、イ・ビョンホン、ほか

私がオンエア時に見たのは最後のスペシャル番組だけ。久利生検事は山口地検で中井貴一演じる犯人を追い詰めていたのを覚えている。キムタクは茶髪でカジュアルな格好といういつものイメージで変わり者の検事を演じていた。法廷に立つ時は黒の革のジャケットに検察官バッジをつける。
松たか子が演じる事務官とは仕事の上ではよい相棒なのだが、プライベートになると口喧嘩をしている仲。6年ぶりに東京地検城西支部に戻ってまた一緒に組んでいる。どうもお互いに好意を抱いているのに意地を張っているらしい。松たか子、眼鏡をかけたくそ真面目な事務官を好演。蜷川演出の舞台「ひばり」以来のショートヘアなのかな。6年ぶりという変化を髪型と香水をつけるようになったということで象徴させていた。
城西支部の検事の役は木村拓哉、大塚寧々、阿部寛、勝村政信。それぞれに事務官がついている。阿部寛には八嶋智人がつくなど凸凹コンビというのもビジュアル的に相当可笑しい。勝村検事は松に惚れているが箸にも棒にもひっかかってくれない。写真のスペースが共有スペースで、それを上から映す手法が多用されていたが、このドラマに馴染んでいない私にはこのアングルの映像はうざったかった。
キムタク検事は阿部寛の検事が抱えた事件を引き継ぐが、自白もしているから簡単に終ると思ったらさにあらず。贈収賄事件の政治家のアリバイを証明する証人になるべくその犯行を否認。その弁護士が幸四郎というわけだ。
幸四郎は歌舞伎ではあまりよいと思えないのだが、どうしてこういう役はいいのだろう。あまりにも濃いその存在感が検事をやめて弁護士になった屈折もかかえる豪腕弁護士の役にピッタリ。自分の事務所で思いに沈む場面なんてかなりカッコよかった。
贈収賄事件を追う特捜部の検事を香川照之。地検に乗り込んできて事件を譲れと迫るが、キムタク検事はつっぱねる。巨悪を暴くための道具にされては堪らない。しっかりと犯人に自分の犯した罪をわからせるための裁判をするのだときっちり主張する。香川照之も濃いねぇ。「君たちは志が低い」とか鼻につく台詞も無理がない。

犯人が乗っていて処分されたワゴン車が韓国に不法輸出されていて、それを確認しに韓国・釜山にキムタク・松コンビが出かけていく。上司(児玉清)が韓国の検察に協力依頼をかけておいてくれて、日本語のできる事務官が協力してくれる。しかしあまりにしつこく何日も捜すのについていけないとイ・ビョンホンの検事にこぼしつつ、それでも徐々に感化されていく様子がなかなか可愛い。
ついに買った男をつきとめたところで松が襲われ、それをイ・ビョンホンの検事が登場して救う。声がいいねぇ、カッコいいねぇ。一番観てみたいと思える韓流スターだったので、ここでも美味しい思いをした(韓流は未デビューの私)。

幸四郎弁護士の鋭い攻撃に闘志を燃やすキムタク検事。「千本ノック大歓迎」だって!昔同僚だった児玉清に幸四郎が「お前はいい検察官を育てたなぁ」なんて大人の男の会話の場面もGood!
傷害致死事件の証人にアリバイを証明しあう関係の政治家を申請。森田一義(タモリ)が現れるがトレードマークのサングラス姿に違和感。サングラスで代議士になった奴なんているのか?タレントで参議院議員になるのはわかるが地元に受けないといけない代議士でこんな姿ではダメだろう。胡散臭さを出したかったのはわかるが、このキャスティングだけは無理を感じた。

放火による火事の野次馬たちの中に犯人がいたのではないかという推理のもとに写真を探し出す仲間たち。決め手になったのがナイスキャスティングの放火魔の古田新太というのがまたいい。
途中で末期ガンで医療刑務所にいる中井貴一も見舞ってタモリ代議士との山口での関わりもわかるし、キムタク検事に出会ったことの幸せなんていうのも語らせたりしている。中井貴一もしっかりとダイエットして末期ガン患者に見えるようにしているのにプロ根性を感じてしまった。

キムタク検事に「ちんちくりんのゆでたまごみたいなやつ」とか言われていた松だが、結局はお互いを必要としていることに気づくのだが、意地の張り合いで言い出せない。それがとけるのは旅行用の音声翻訳機だというのが変で可笑しい。田中要次のマスターも仏頂面に味わいたっぷり。KISSでHAPPY END。

こりゃあヒットするわけだ!ひとつの事件にこんなにヒト・モノ・カネを注ぎ込む体制などあるわけがないが、これはお話だからいいのだ。客席はカップルが多かった。常識を打ち破る格好の主人公がヒューマンなHEROを演じてくれる。政治問題に関わる事件よりも平凡な市民の命が奪われた事件に情熱を傾けつつ、ついでに巨悪を暴くことにつながる。正面から巨悪を暴く事件に関わる苦悩とかいう物語じゃないのが気軽に見ることができるのだろう。そしてしっかり恋愛が主軸にあるのがミソなんだなぁ。

高麗屋父娘が頑張っている姿もしっかり観た。キムタクもまぁよかったかな。
先週は「ハリー・ポッター」も観たのでそちらもしっかり書きたいと思っている。
追記
オンエア時に観ていないので登場人物の把握が甘い。勝村政信は検事だと思っていたのに中途半端にプログラムを見たせいで事務官に直したら、後からよく読むとやっぱり検事だった。すみませんm(_ _)m
それと今回のプログラムは写真もいいが読むところも多し。フジTVとのタイアップ企画で大成功との読みでちゃんと人手をかけたのかな。600円出しても惜しくない。
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