ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

05/06/30 歌舞伎を漫画にした『花の名の姫君』

2005-06-30 23:59:09 | 観劇
harukiさんのブログでご紹介のあった漫画『花の名の姫君』を今日BOOK OFFで秋田書店の文庫を見つけて早速GET。先ほど読み終わった。
作者: 木原敏江
出版社: 秋田書店 発売日: 1997/07
定価:660円(税込み) ISBN4-253-17242-3
収録作品は4つ。
①花の名の姫君=四世鶴屋南北作「桜姫東文章」より
②わたしが嫌いなお姐様=容楊黛作 「加賀見山旧錦絵」より
③流星=福森喜宇助作「其小唄夢廓」より
④轟く滝の下で=「雷神不動北山桜」より

①が、先日観た『桜姫』なので、その関係でとびついたわけだ。桜姫も権助もスリムなキャラでさすが漫画。赤ん坊はいつのまにか土間から落ちて死んでいたというお話にしていて、さすがに少女漫画用アレンジ。でも桜姫は泣きながらでも吉田の姫として立ち直らせていた。
④の鳴神はあらすじを知っていたが、最後は大アレンジがあり、ハッピーエンドになっていて、それも楽しかった。木原敏江は、新撰組を描いた『天まであがれ!』を昔読んでいた。土方さんがステキだった。このキャラで鳴神上人だったのでぐっときた。
②③はよくわかっていなかった話だったので勉強になってしまった。特に③は白井権八と小紫の話で、思わず昨年12月歌舞伎座の七之助をだぶらせて読んでしまった。

久しぶりのドジ様ワールドを堪能した。是非、これからもいろいろと漫画にしていただくと嬉しい。
写真は、秋田文庫の表紙。

訂正:当初、新撰組を描いた作品を『あーら、わが殿』と書きましたが、『天まであがれ!』のマチガイでした。お茶屋娘さん、ご指摘ありがとうございます。『あーら、わが殿』は明治か大正時代の話でしたね。私も実家にあればあると思うのですが、どこにあるやら...。