絵 小野澤篤人
僕のお袋はちょっとユニークな人です。
例えば彼女にとっては同じ金額のお札にも位と云うものがあります。
銀行で引き出したばかりの新札は相撲の位なら横綱。若干そっている程度なら大関。折目が少しでもついていたらもう「ふんどしかつぎ」クラス。
因みに血液型はAです。
その彼女、僕が釣ってきたメバルにもちゃんと位があるのです。
一番の好物は金メバル。ありふれた黒っぽいメバルとは違って金色っぽい輝きがある奴です。
確かに僕も水中から姿を現した瞬間、キラリと輝く姿を見ると並みのメバルとは多少格が違うような気もいたしますがしょせんメバルはメバル。
味までは区別がつかないのですが・・・
「 やはり金メバルは断然美味しいわ~! 」とのたまわく母であります。
前置きが長くなりました。
図書館で田中秀男著「魚偏に遊ぶ」なる本を発見。
メバル釣りの格言は 「 一に天候、 二に船頭、 三に仕掛け 」とのこと。
「 眼張は天候を釣れ 」と云われるように天候に極めて鋭敏な魚で、雨や風の前兆を素早く感じとって餌つきが悪くなるそうです。
「 フム なるほど。 H船長に教えちゃおうーっと! 」 僕
ところでこの本のメバル編に大変なことが書いてありました。
曰く「 メバルは胎生である・・・その稚魚は90パーセント以上がメスである云々 」
そうだ。先日あるテレビ番組で見た見た。メバルと云う魚はメスの中でも強そうな奴がある日突然性転換してオスになると。
そりゃそうでしょうね。9割がメスとして産まれて性転換のチャンスがなければメバルの行く末は真っ暗ですものね。
昔、本で読んだことがあるのだけれど人間も母の胎内に宿った最初の性別はすべて女性で、その後男性ホルモン量が多くなった固体が
男性になるんだとか。
男にも乳首が存在するのはもともと女性として生を受けた証拠なんだそうです。
魚偏に遊ぶ―日本海遊博物誌 | |
クリエーター情報なし | |
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これが子宮内に着床、すなわち定住した後に変化することはあり得ません。
ただし、46XYの受精卵すなわち男児が、胎生期に何か異常なレベルの女性ホルモンを被爆する環境にあると、性同一性障害になり得ると言われています。
ただしこれはあくまでも一説であって、証明はまだされていないと思われます。
Pierre Nicoleさん、君はお母様の子宮に入る前から男性だったのだ。
われら同期の中の最高の頭脳にして日本屈指の医学博士のコメント 誠にありがとうございます。
そこで世の男性の疑問についてお尋ねいたします。
男の乳首はなんのためにあるんじゃろ~か?
さて、お尋ねの男性の乳首について。
役割は何も無いと思います。女性の副乳と同じです。
実は人体には、役割のよくわからない臓器がいくつかあります。
おそらくはヒトとなる以前、猿に近い頃には何らかの役割もあったのでしょうが、今日では何の役にも立っていないもの、例を挙げると盲腸(正確には「虫垂」)や尾骨もそうです。
臓器ではないが、我々が最近薄くなったと自覚している毛髪だって、そもそも何のためにあるのでしょうか?
坊さんも尼さんも、生命維持のために何ら支障はありません。
男性に特有で、しばしば癌を発生する前立腺も、実は役割がよくわかっていません。
液を分泌して、それが精液の構成要素にはなりますが、精子自体は別の所(もちろん睾丸)で作られるし、精液の液状成分も、前立腺由来のものだけではありません。
前立腺は、女性なら子宮に相当するものと、しばしば誤解されていますが、異なるものです。
実は男性にも、本来は子宮になるはずだった臓器の痕跡があります。
女性にも、前立腺になるべきだった臓器の痕跡があるのでしょう。
受精卵の時点では、当然ながら男女の区別はできません。ただし、染色体を解析すればわかります。
胎内で発育するにつれ、それぞれ男性ホルモンもしくは女性ホルモンが分泌されて、各々の性別特有の形態に変化して行きます。
前述のように、子宮と前立腺は別物ですが、卵巣と精巣(すなわち睾丸)、クリトリスと陰茎は、元は同じものです。
ところが何らかの原因で、男子の胎生期に高レベルの女性ホルモンの被曝を受ける、もしくは女子で男性ホルモンの被爆を受けると、性同一性障害になるといわれています。
男の子なのに、お人形さん遊びが好き、思春期以降も、どうしても女性を好きになれない、といった人たちです。
これは、有名な男の子の双子を対象とした研究から発表されました。
赤ちゃんの時に割礼を行ったところ、片方で失敗して陰茎を切断してしまい、以後この子は女の子として育てられたそうです。
しかし長ずるに連れ、やはり精神的にもどうしても女の子になれなかったとのこと。
すなわち胎生期に、男性ホルモンが高レベルである環境に曝し続けられていたため、外見は別としても、心までは女性になれなかったということです。
ですが、この説は現時点ではあくまでも仮説であり、本当のところはよくわかっていないと思います。
詳しくご解説いただきありがとうございましたs。
わが馬鹿ばかしきブログのなかで唯一真面目でアカデミックな内容なのがコメント欄で、KABUNSUUさんの投稿記事は人気があります。
これからもよろしくお願いいたします。
それにしても二番目のコメントどこに行っちゃったのでしょうね。こんなに長文とは知らず再送をお願いし恐縮の限りです。