脱力茶房

愛すべきバカっぽさに満ち溢れ、体中の無駄な力が抜けていく…
癒しを越えた癒し、それが脱力。

いぢられたいの♪

2007-02-27 23:31:46 | Weblog


昨日お約束した通り、本日は『DRALION』のリポートを(以下、ネタバレ注意)。

あと、この演目並び「CIRQUE DU SOLEIL」についての基本情報はこちらをご参照下さい。
面倒くさいのでw私からの説明は割愛させて頂きます。



昨晩、会場には開演15分ほど前に到着したのですが、
その時すでにクラウン(道化)達による観客いぢりが始まっていました。
席を探す客のチケットを取り上げ、案内するふりをしてあちこち引き回したり、
若い女性客に無理やり花嫁のベールを被せて、キスを迫ったり

“わ、私もいぢってほしいなぁ…

はい、実は私、サーカスでいぢられ役になるのが密かな夢なんですわ…
彼らの前々回の公演『QUIDAM』では、そのために舞台センター付近・
2列目の席をわざわざ選んでとったぐらい。
ちなみにその時は、斜め前に座っていたおっさんが
舞台の上に引き上げられていぢられましたわ…ちっ

で、話を元に戻しますと、今回はセンター寄りのブロックの21列目・
通路側という非常に分かりやすい席だったにかかわらず、
迷っているふりをしてクラウンが来るのを待っていたら、
近くにいた蛍嬢に案内されちゃいましたよ…もうっ余計な事を~!

やがて時間がきて開演。
何らかの事情で「フット・ジャグリング」という演目が休演になったためか、
クラウンたちの出番がやたらと多い。で、舞台に引き上げられて
追い回されたり突き飛ばされたり服を脱がされたり…と
いぢり集中攻撃を受けていた男性がいたのですが、
実は彼は関係者だったというステキなオチがあったりして…
や、最初のオドオドした観客のふり、見事な演技でしたわ~
すっかり騙されましたよ私…

しかし、舞台に上げられるいぢられ役は実はみんなサクラ…
という話をあとで聞いたのですが、じゃぁ、『QUIDAM』の時のおっさんも
そうだったのかなぁ…すごく地味なおやぢだったけど…


ま、いぢられ役ネタはこれくらいにして、他の話を。

超人的なアクロバットに幻想的な舞台装置・演出、
美しい音楽が売りの「CIRQUE DU SOLEIL」、
来日するたび進化している気がするんですが、
今回も凄いことになってましたわ~。

電球の上にバレエ立ちしてアクロバットとかありえんっ!
トランポリンしながら壁を垂直に登るとか信じられんっ!
それだけでもすごいのに、観客の視点を計算しつくした美しいポーズ!!
本当に、どうしたらこんな身体能力を持って生まれてこれるんだろう…
凡人も凡人、しかも運動神経は最下層の私には、ただ感嘆しきり。
アホの子のように、口をあんぐり開けてずーっと拍手してましたわ~

…と思いきや。

「フープダイビング」で、一人が痛恨のミス。
台の上に粘着テープのようなもので固定された狭い輪っか数個を
アクロバット技を決めながらくぐっていく…という演目なんですが、
クライマックスの難易度の高い技の時、
足をひっかけて輪っかを崩してしまいました

1996年の『ALEGRIA』以来、彼らの公演に幾度となく通って来たけれど、
ミスをしたのは初めて見ました…やっぱり彼らも人の子なんですね。

でもでも、彼らはミスのフォローも素晴らしかった!
軽快に踊りながらあっという間に輪っかを組み立てなおし、
次に技に挑戦した時には見事成功!!
会場は一際大きな拍手で満たされました。
(今思えば、却って貴重な体験をしたような気も…


や、本当にえぇもん観させて頂きましたわ~
もう一回、行っちゃおうかしら…



覗かないで・顛末

2007-02-26 22:57:56 | Weblog


今日も仕事は休み。
朝昼兼用の食事の後、早速障子紙を買い直して昨日の続きを
今度はアイロン貼り付け式ではない紙+専用糊を購入。
慎重に作業を進め、苦節五時間後に…

できました。なんとか形にしました

近寄ると紙のたわみとか皺とか折り目・糊がはみ出た跡などの
アラがばれるのですが、遠目から写した画像を見る限りでは…
なかなかのできよね?そうよね??

お願い、褒めてぇぇぇぇん

明日の朝見た時に、べろ~んって剥がれてたらやだなぁ…




さて、この休みの間、障子貼りに明け暮れていただけではなく、
先刻までシルク・ドゥ・ソレイユの来日公演「ドラリオン」を観に行っていました。
詳しいレポートは明日書きます。では皆様


覗かないで

2007-02-25 22:53:22 | Weblog


風邪が完治していないこともあり、今日は大人しくTVで競馬観戦しながら
先日うっかり大穴を開けてしまった障子の貼り替えをすることに。

いつどういう話の流れだったかは失念してしまったのですが、某友人に
「年に一度は障子の貼り替えするでしょ?」と当然の事のように問われた時、
「ま、まぁね~」などと適当に返事をして誤魔化したのだけど…

実は拙宅に引っ越して以来の6年間、障子を貼り替えた事は一度もナシ(恥)

いや、もっと言えば、
障子貼り自体が未経験なような…

断っておきますが、決して過保護に育てられたわけではありません。
こう見えても、幼少の頃から家事手伝いは結構やらされてきました。
ただ、障子のない家で暮らしていたので未経験というだけのことです。
祖父母宅で親戚の大人衆が障子貼り替えの作業をしているのを
横目で見ていたか少し手伝ったかの朧げな記憶はあるんですけどね…。

こんなズブの素人の身で手をつけちゃっていいものかどうか、
少々不安があったものの、えーいままよと思い切って作業開始。
まずはで障子紙をボスボスバリバリ~
うぅ快感~これがやりたかったのよねぇぇ~
次に水で湿らせながら紙を剥がしていったんですが、
6年間放置していたせいかなかなか綺麗に剥がれず、
細かい紙をこそげるのに一苦労。思いの外時間がかかってしまいました。

この時点でかなり挫けそうになっていた自分に鞭打ち、
「糊不要!アイロンで簡単に貼れる障子紙」なるものを
近所のスーパーで購入し、いざ貼り付け!
マニュアル通り、まず木枠の四隅に紙をアイロンの端で固定しようとしたら,

全然くっつきやしません

手順を変えたりして、色々試行錯誤してみたものの
どれもダメで買った紙は全てパーに。
ヒスを起こし、「こんな粗悪品売りやがってぇ~」と
スーパーに怒鳴り込みたくなったところをぐっとこらえて、
自分の側に落ち度がないか念のため調べてみたら、

障子貼りは木枠が完全に乾いてからじゃないと駄目だったんですね…

はい、不肖ぴえもんて、生乾きの状態の木枠に貼り付けようとしていました。
だってマニュアルに「乾いてから」って書いてなかったんだもん…

まぁ、こんなことは障子貼り慣れている人には常識なんだろう、
悪いのは無知な私…ということで、涙を呑みましたわ
こんなんでクレームつけたら、「禁止事項になかった」という理由で
赤子を乗せたままベビーカーを畳んだ挙句に訴訟起こした某国の人

みたいで恥ずかしいからね。

というわけで、紙貼りは木枠が乾くであろう明日に持ち越しです。

画像はその障子窓があった和室。
今夜はマルチカバーで塞いで覗き防止です

鼻汁がじょじょびじょば~じょびじょば~♪

2007-02-21 23:12:29 | Weblog
一昨日~昨日のジム帰り、激しい運動で身体が火照っていたため、
しばらく薄着でウロウロしていたら、
風邪ひいちゃいました…

クールダウンしすぎだっつの…大馬鹿者ですね私
健康的な生活目指してたのに意味ないじゃん…

風邪にはニンニクのバターのせホイル包み焼き!…が
ぴえ家の伝統なので、早速作って食べました。
寝るときは首にネギ巻きます。
これでこじらせずに済みそうだけど…
明日はきっと臭い女になってることでしょう_| ̄|○

ってか、今部屋が猛烈臭い。ファブリーズ効かない。どうすべ…

思案中。。。

2007-02-20 21:59:09 | Weblog
「脱・ただれた生活」宣言をしてから早や2週間。
時々禁を破ったことはあったものの、基本的には早寝早起きの習慣を守り、
最低でも週2回はスポーツジムに足を運ぶ生活を何とか続けています。
今日のお休みも、午後から格闘技エアロビ+ハリウッドヨガでせっせと汗を流し、
体重も少しずつですが減ってきました


閑話休題、先日まぁこさんがこんな情報を下さったんですが、
元タカラジェンヌやら有名バレエ団の元団員やら、
やたらと豪華な講師陣にときめきつつも、

「会費とか高いんじゃないのか?」
「スタジオ側が『初心者OK』を謳っていても、 
 集まってくる人のレベルが高そうで、
 運痴でカラダ激硬の私じゃついていけないかも」

…と、やや逃げ腰気味でいました。

しかし。

会社の仲良しにてヅカ友・M嬢に何気なくこの話をふったら、
彼女が超乗り気になってしまって。
いつの間にか偵察に行って、色々情報を仕入れてきたらしい…

「そんなに敷居は高くなさそう。トライアルレッスンもあるみたいだよ」
「こぢんまりとした綺麗な施設。受付の元ジェンヌさんがとても気さくだった」

…と、もう「一緒に通いましょう」と言わんばかり。

お試しでもなんでも、ここはやはり一度行ってみるべきか?
というわけで、タカラジェンヌを目指す日も近いかも…>をい


「まずはカラダを柔らかくしましょう」とか言われて股割りされたりして…ドキドキ☆




台車犬

2007-02-14 23:59:48 | Weblog


本日は、昨日のネタよりも更に杜撰で悪辣な不動産会社の実態を大暴露!
私が現在、居を構えているマンションでのお話です。

6年前、私は新築の分譲マンションだった拙宅を購入したんですが、
一斉入居直前の住人同士の初顔合わせの際、
不動産会社がペット飼いたい派には「ペットOK」と言い、
アンチペット派には「ペット禁止」と言い…と、
それぞれにいい顔をして販売していたことが発覚。

72世帯もの家族が集結するこのマンション、
既にその気になってペットを購入してしまった人、
感情的なレベルで動物嫌いな人、アレルギー持ちの人等、
様々な立場からの主張がぶつかりあい、場は大混乱。
当然、怒りの矛先は売り上げ第一でいい加減な対応をした
不動産会社に向かったのですが、ただ「申し訳ありません」と
繰り返すばかりで、事態を収束しようと努力する姿勢は一向に見られず。

結局、理事会(住人が輪番制で勤める自治会のようなもの)で
その後1年近い年月をかけて審議を重ねていき、
「色々細かい条件付きだがペットOK」のマンションになったんですが、
規則だけでは人の感情まで縛りきれないもの。
ペットを飼っている住人と、ペット嫌いの住人との間での諍いは
今でも絶える事がありません。

その極めつけが、表題の電車男ならぬ「台車犬」。
入居前にラブラドールレトリバーを購入した方がいるんですが、
「廊下やエレベーター等の『共有スペース』では、ペットを直に歩かせない」
という規約ができてしまったため、抱きかかえて歩くのが困難な大型犬を
運ぶ手段として、大きな木箱を設えた台車に乗せなきゃならなくなったんです。

で、この犬を飼っている方が、
「いくらペットOKと言われたからって、
 都会のマンションで大型犬を飼おうとするなんて非常識」(これは確かに…)
「一台しかない狭いエレベーターを占拠されると迷惑」等、
何かと標的にされてしまっていて…

ま、誰よりも何よりも不憫なのは、こんな悪感情渦巻く中で
飼われなきゃならない犬だと思うんですけどね。
犬自身は懐っこい性格で、見るたび台車の中で尻尾バサバサ振ってて
何だか嬉しそうにしているんですけど、逆にそれが哀れみを誘ったり。

…ってか●和不動産!アンタがちゃんとオトシマエつけろやゴルァ!!


以上、不動産業界は偽装建築だけでなく
こんな問題も起こしている!!…というお話でした。



流転

2007-02-13 23:45:22 | Weblog


皆様、この連休は如何お過ごしでしたか?
私は当初、京都市内にある別荘(分譲マンションです)で
家族+実家の飼い犬と過ごす予定だったんですが…

土曜日の昼下がり、まだ仕事を残す私より先に京都入りしていた家族から、

「購入前にペットOKのマンションと聞いていたのに、
 実は『ペット禁止』という規約だったらしく、
 犬連れの我々は敷地内に入れない。
 で、このまま東京に戻るのもナンだから、
 これから新潟の別荘(こちらは一軒家です)へ向かう。
 だからアンタも仕事が終わったら京都ではなく新潟に来なさい」

と連絡が入り、急遽新潟へ進路変更することに

まぁ最終的には、久々に家族四人揃って
楽しい休暇が過ごせたからいいんだけどさ…
購入直前に規約をもう一度ちゃんと確認せずにハンコ押した
こちらの落ち度と言われちゃそれまでなんだけどさ…

物件を売りたいがためにいい加減なこと言うなよ不動産会社~!!!

あぁ、釈然としねぇ。

…と、この話にからめて、数年間暖めていたネタを披露したかったのですが、
時間がないので、続きはまた明日~
(日付が変わる前に寝る、という口約を頑なに守っておりますw)


画像は新潟で食べた、父特製のちゃんこ鍋他。
本当は魚介鍋にしたかったけど、いいネタがなくて肉団子鍋になりました。

脱・ただれた生活

2007-02-06 23:37:20 | Weblog


昨年末以来、非常出勤やらコンピュータートラブルやら
病人のフォローやらで何かとバタバタした日々が続いていたのですが、
そしたら…

忙しさから生活が不規則になって体内時計が狂いまくり

本来朝型人間のはずが毎晩夜更かし午前様で寝不足気味

休みの日にはひたすら溜め寝し運動不足

体内時計の狂いが治らない

…という、ただれた生活スパイラルに

その結果、新陳代謝が悪くなってお肌ボロボロ。
更に今日、久々に行ったスポーツジムで体重や脂肪率などを測定したら、
「乙女の恥じらいだぁ?食ったことねぇなぁ」なキャラの私でも
公表できないような恐ろしい数値が

いくらなんでも女として、いや、人としてこのままではマズイので、
仕事もぼちぼち落ち着いた今、「脱・ただれた生活」宣言!

とりあえず、日付が変わる前には寝て早起きすること、
スポーツジム通いの頻度をもう少し上げることが当面の課題です。

そんなわけで、レスつけ+巡回は明日の朝まとめて致します。
皆様ごきげんよう、おやすみなさい


画像は我が家の体重計。
しばらくの間仕舞い込んでいて、あることすら忘れていましたが、
現実から目を逸らすまい…と引っ張り出してきました



チュニジア奇行・其ノ五(最終章)

2007-02-05 23:10:13 | Weblog


チュニジア滞在最終日は、半日のフリータイムを利用して
世界遺産・カルタゴ遺跡とシディ・ブ・サイドを観光。

ここでカルタゴの歴史について少々解説を。

カルタゴの都は、アルファベットの原型を考案したフェニキア人によって
紀元前9世紀頃に建設され、海上貿易や農業を中心に大いに繁栄。
しかし、イタリア半島を統一し地中海まで勢力を伸ばしてきたローマとの
戦いは避けられず、紀元前3~2世紀の間の、
三度に渡る大戦(第一次~第三次ポエニ戦争)の末に陥落。
この時のローマの破壊ぶりたるや徹底したもので、
既に灰まみれの廃墟と化したカルタゴに塩を撒き
人も住めず作物もできないようにしたほど…だとか。
その後さらに100年の時を経て、一度は滅びたカルタゴの都は
ローマ帝国の植民地として復興。
2世紀にはローマ、アレクサンドリアに次ぐ帝国第三の都市として
再び栄華を極めることとなる…


そんなわけで今現在残っている遺跡は、先に紹介したスベイトラ遺跡より
歴史が古いとはいうものの、その殆どがやはりローマ時代のものなんですね。

で、なまじ古い分損傷や風化が激しくて、遺跡の体をなしてない部分も多いし、
「世界遺産」ということで観光客も大勢いて騒がしかったけど、
それでも遥か遠くに過ぎ去りし時に思いを馳せることはできました。

“2000年以上もの時を経て、その間数多の戦を繰り返してもなお、
 人が歴史から学ぶ事はないのか…否、壊しては作り上げるのが人の性なのか?”

…と、ガラにもなく↑こんなこと考えたり(照)。

さて、所変わって次は地中海を見下ろす丘に佇むシディ・ブ・サイド。
白亜の壁と鮮やかな青に塗られた窓枠やドアのコントラストが美しい、
「街並保存区域」にも指定されているチュニジア有数の観光地です。
フランス植民地時代の面影を色濃く残しているこの地、
ヘタしたら本家本元より綺麗なのでは…と思うほどで。
どうせならこの付近のホテルに泊まりたかったな…
そしてもっと時間があったなら、カフェで地中海を眺めながら
お茶飲んでボーっとしていたかった(涙)

そんな願いも虚しく出発の時間がやってきて、
空港まで送ってもらいチェックインを済ませたら、
名ガイド・Aさんともお別れ。
いずれ自分の会社を興したい、その時はご指名下さい、
お安くしますよ…なんて言っていたAさん、
貴方になら大枚はたいても惜しくないですw、
またいつかきっと、チュニジアまで遊びに行きますとも!



こうして、最後の最後に荷物がドバイで足止めくらった…という
アクシデントがあった以外は、実に楽しく名残惜しく、
休暇旅行は幕を閉じたのでありました。
これまで思い出話におつきあい下さりありがとうございました。
明日以降は、通常の日記もどきに戻ります。