プチ旅行3本目。
去年前売りまで買ってたのに見にいけなかったので残念に思ってたら、たまたま広島で見ることができて、すっごく嬉しかった
ただ、正直「ぐるりのこと。」より洗練されすぎてる?と思っちゃって。(タイプが違うけど)
それでも期待どおりに素晴らしい映画だった
ストーリーは(以下ネタバレあり)
楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。(シネマトゥデイより)
チケットを買ったときは、「地味な映画だけどいいに違いない」と直感で思ってたけど、まさかアカデミー賞にノミネートされるとは映画館もいっぱいだった。
華やかなオーケストラの世界から、遺体を棺へ収める仕事・・・全く分野違いの、かなり特殊な仕事に戸惑いながら、次第に誇りを持って取り組むようになる主人公の姿がとても印象的だった。モッくんが地味だけどとてもはまっていた気がする。
それにしても社長役の山崎さんて、「独特な存在感だけどその道のプロ」という役がバッチシはまるなぁ今回もまさにそんな感じ
単に暗い映画かと思ってたけど、ところどころで笑いがある。観客と同じ目線で「納棺師」という仕事を描いていくと、知らない事が多すぎて戸惑ってしまう主人公が何とも可笑しくて。
何度か葬儀に立ち会ったけど、一度もこのような仕事の方を見ることがなかった。この映画を見て存在を知ったくらいで・・・でも、本来なら家族がやる伝統を、一つの「技術」に昇華している彼らに、世間の目がまだまだ理解がないように描かれていたのはやはり悲しかった
国内でも「独特の職業」という印象があるこの映画に、海外の人たちはきっともっと驚いたに違いない。その結果がアカデミー賞ノミネート海外の方から「日本のよさ」を気づかされることが多いですよね~
山形の美しい自然と美しいチェロの音色、そして荘厳な職業・・・それだけでも心が洗われるような、そんな映画だった。
追記:10数年前だったか、確か猪瀬直樹さんの「死を見つめる仕事」という本を読んだ事がある。まさに「おくりびと」の世界のような「死」「葬儀」に関わる仕事をされている方の取材記だった。その時も独特だけど荘厳な気持ちになった覚えがあるなぁ・・・
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去年前売りまで買ってたのに見にいけなかったので残念に思ってたら、たまたま広島で見ることができて、すっごく嬉しかった
ただ、正直「ぐるりのこと。」より洗練されすぎてる?と思っちゃって。(タイプが違うけど)
それでも期待どおりに素晴らしい映画だった
ストーリーは(以下ネタバレあり)
楽団の解散でチェロ奏者の夢をあきらめ、故郷の山形に帰ってきた大悟(本木雅弘)は好条件の求人広告を見つける。面接に向かうと社長の佐々木(山崎努)に即採用されるが、業務内容は遺体を棺に収める仕事。当初は戸惑っていた大悟だったが、さまざまな境遇の別れと向き合ううちに、納棺師の仕事に誇りを見いだしてゆく。(シネマトゥデイより)
チケットを買ったときは、「地味な映画だけどいいに違いない」と直感で思ってたけど、まさかアカデミー賞にノミネートされるとは映画館もいっぱいだった。
華やかなオーケストラの世界から、遺体を棺へ収める仕事・・・全く分野違いの、かなり特殊な仕事に戸惑いながら、次第に誇りを持って取り組むようになる主人公の姿がとても印象的だった。モッくんが地味だけどとてもはまっていた気がする。
それにしても社長役の山崎さんて、「独特な存在感だけどその道のプロ」という役がバッチシはまるなぁ今回もまさにそんな感じ
単に暗い映画かと思ってたけど、ところどころで笑いがある。観客と同じ目線で「納棺師」という仕事を描いていくと、知らない事が多すぎて戸惑ってしまう主人公が何とも可笑しくて。
何度か葬儀に立ち会ったけど、一度もこのような仕事の方を見ることがなかった。この映画を見て存在を知ったくらいで・・・でも、本来なら家族がやる伝統を、一つの「技術」に昇華している彼らに、世間の目がまだまだ理解がないように描かれていたのはやはり悲しかった
国内でも「独特の職業」という印象があるこの映画に、海外の人たちはきっともっと驚いたに違いない。その結果がアカデミー賞ノミネート海外の方から「日本のよさ」を気づかされることが多いですよね~
山形の美しい自然と美しいチェロの音色、そして荘厳な職業・・・それだけでも心が洗われるような、そんな映画だった。
追記:10数年前だったか、確か猪瀬直樹さんの「死を見つめる仕事」という本を読んだ事がある。まさに「おくりびと」の世界のような「死」「葬儀」に関わる仕事をされている方の取材記だった。その時も独特だけど荘厳な気持ちになった覚えがあるなぁ・・・
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祖父の納棺の時は、そのような方が綺麗にしてくださり、(その仕事は、見ていませんが~・・・)納棺の時も身内がやることも一緒に丁寧に教えてくださり、本当ありがたかったです。
DVDが出たら絶対に見ようと思います。
こんにちは。
こちらでも一度上映が終わったんですが、アカデミーノミネートで再上映が始まりました。
あの一連の儀式?は本当に神秘的で、葬儀なのに見入ってしまいました。
ぜひ観てみてくださいね~
この作品を見ると、お葬式っていうものが単なるセレモニーではなく
残された人のためでもあるんだなあ、と思っちゃいますね。
こういう感覚、日本人独特かと思っていたので、それが
モントリオールとかアカデミー賞とか欧米で評価されたのが
うれしいような、不思議なような・・・。
久石さんの音楽が“洗練”されている感をアップさせているのかもしれませんね。
こんにちは。
>お葬式っていうものが単なるセレモニーではなく残された人のためでもあるんだなあ
同感です。こういうところが日本人らしいなって思います。それを海外で評価されるのもまた嬉しくて。
この映画、儀式の美しさと"音楽"が重要な鍵ですね。チェロの響き、たまらないです。
TBとコメントありがとうございます!
やっとDVDで鑑賞しました。
見ていてやっぱり祖父の時を思い出してしまいましたが・・・
日の当たらない職業でも絶対にお世話になる職業にスポットライトが当たったのはよかったかな~と思います。
こんにちは。
身近に接する機会があると、余計に印象に残りますよね。
まだまだ知らない、気付かない職業はあるものですね。注目されるのは本当にいいことだと思います。