FC piaZZista

”セールスマン”が結成したフットサルチーム「FC piaZZista」の軌跡とキャプテンの私生活。

倉本聰「疾しき沈黙」

2010年09月11日 08時17分02秒 | 小説
本日、倉本聰「疾しき沈黙」を読み終わりました。

「第二次大戦のあの時代。あの悲劇へと日本を導いた当時の大人たちの疚しき沈黙。その沈黙は今の日本に、まだ営々と棲み続けていまいか?哀しみと怒りを秘めてさわやかに時代を斬る倉本聰久々のエッセイ。疚しいとは痛むの形容詞化である。『良心に恥じるところがある。うしろめたい』という意味かと思われる。―本書より」

引き続き、倉本聰のエッセイである。
バカ官僚、大物政治家、大御所芸能人などの愚行をしれーっと紹介し、文学的にこけおろす筆術が実に痛快である。
誰もが感じる素朴な疑問を一刀両断する潔さに武士道すら垣間見える。
一編を紹介すると倉本先生は、どうも地球温暖化と言うフレーズに甚だ怒りを覚えているそうな。
「温暖」を大辞林で調べてみると「気候が温かくて穏やかな様子」と記載されているらしい。
氏曰く、「何をのんびり構えているのだ。温暖化なんて甘い。高熱化だ」だそうな。
もう、地球は、高熱でうなされ続けている状態なのだと。
温暖化などと言う甘っちょろい言葉しか思い浮かばない学者や識者なんてまともな対策を打てる訳もないと。
殆ど、重箱の角を突くような嫌がらせであり、イチャモンに近い意見であるが、尊敬する倉本先生が述べるとそうだそうだと首を大きく縦に頷いてしまう。
こんな意地悪的意見に同調する小生もかなりのへなまずるで偏屈であるが、仕事上地球高熱化対策と切っても切れないので、高熱を念頭に仕事のスピードを上げてみるか。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。