カンタービレ ~歌うように弾けたなら

ピアノを再開し、レッスンを始めて1年。
子供の頃とは違うピアノを楽しむ「すみれ」の日々を綴る
ブログです。

次曲 「華麗なる大円舞曲」へ

2006年07月23日 01時20分18秒 | Weblog
先日のレッスンで「雨だれ」が合格になりました。ヾ(@~▽~@)ノ
これからもどんどん弾き込みしていって
もっと表情のある「雨だれ」になる様に練習するつもりです。

「雨だれ」の仕上げ段階に入ってからは、表現方法に行き詰り、私の大好きなフジコ、ヘミングさんを真似てみようとCDに合わせて何度も弾きました。
ただ聴いているだけでなく、一緒に弾いてみるというのもなかなか楽しいもので、本当にわくわくします。
ピアノの音がCDの音を掻き消してしまわない様に、音を消して弾くのですが間のとり方や感覚がだんだんと掴めてきて、
とてもいい勉強になりました。
私は、車の中でもフジコさんのCDをいつも聴くし、家の事をしながらも
聴きます。
それこそ何度「雨だれ」を聴いた事だろう?
50回?いやもっともっと・・・という感じですが
一緒に弾いてみると新たな発見があるんですよね。

そして、先生の前で今までの練習成果がでますように、と願いながら弾きました。
先生は、ピアノから離れた所で聴いているので、私の視野には入りません。
先生は、いらっしゃらないと考えると(緊張するんだもん)
自分の「雨だれ」を弾く事に集中できました。
ノーミスだったし、今までの中では、一番上手く弾けたような気がします。

前半部分は、「雨だれ」が始まりましたよという期待を聞き手に持たせるように綺麗に歌えていると言われました。
やはり難しいのは、中盤の雨音の連打部分、左がメロディーになり
ショパンの苦しみ、葛藤が迫ってくるような緊迫した部分。
2度同じパターンで繰り返されるが、この2度を同じように弾いてはいけない。
ショパンは、同じ事の繰り返しをとても嫌った人なので、音の表情を変えて弾かないといけないのですが、結構難しいです。
「音色」という言葉があるように音の色を変えて弾かないといけない。
この部分が終わると、最後のクライマックスに向けて、気分を変えて弾いていく。
段々と心の闇が晴れて、日がさすように様に激しかったものから、元の優しい落ち着いた曲調へと戻ってくる。
そして、最後は雨音が段々と消え入るように静かに終わっていくというイメージで私は弾いているのですが、中盤の表現と後半に繋げていくところが難しいです。
後半は、両手共に音が多くなりますが、その中でも右手の高音部メロディは、しっかりと歌わせないといけません。
ついつい音が抑えきれなくなり、中盤を引きずるように強めに弾いてしまいます。
力加減が、まだ思うように上手く調整しきれない所があります。
......┌┤´д`├┐ヵタヵタ..
この部分も、練習してもっと軽く弾けるようになる事が今後の課題でもあります。
でも、とりあえず「雨だれ」終了のお許しが出て嬉しいです。

今まであまり時間がなくてレッスンできていなかった「華麗なる大円舞曲」を次回からレッスンすることになりました。
スタッカートの多い弾む様なワルツなので、片手づつしっかりとやりましょうと言う事になりました。
何となく弾けても(今がそうです)最終仕上げでキレがないワルツになってしまうと言われました。
「雨だれ」を弾きながら、こちらのワルツの練習もしていたので
何となく結構弾けるんです。(お馴染みの曲だし)
でも、確かにキレがない(笑)
先生の仰る通りですね。
片手練習を頑張ってしてから合わせる事にします。

ちょっと落ち込み・・・

2006年07月07日 12時51分40秒 | Weblog
今日は、レッスンでした。
インヴェンション、ダメでした。
演奏後すぐ、「すごく弾きづらいのではないですか?」と言われました。
弾きづらい?!初めは意味がわからなかったのですが
私が、すごく考えて弾いていて、それがとてもて弾きづらそうに見えたようです。

はっきり言って弾きづらいです。
これは、教会音楽なんだと、人々が祈るような厳粛で荘厳なシーンを
思い浮かべながら弾いたのですが、途中で間違えてしまうし、最悪でした。

初めて先生の前で弾いたとき、グレン、グールドのようなイメージで
伸び伸びと弾けたのに、今は気持ちが重い。
完全に構えている。
グレン、グールドの演奏は素晴しいけれど、クラッシックのバッハの
世界とは少し違うというのが先生の考えのようです。
1つの演奏法としては素晴しいとCDを聴かせてくれました。

考え込んで弾いてしまう私を見て、先生はこう言われました。
「あくまで私の考えなので、参考として考えて頂いていいのですよ。
初めの頃は、気持ち良さそうに弾かれていたのに、
楽しくなくなってしまいますよね。
すみれさんが思うバッハでいいのですよ。
もう1つ、ステージを上げるという意味で言っているのですが
私は違うってこともあって当然だと思うんです。
私は、どのような弾き方をすれば、よりバッハに近づく事が出来る
のかを子供の頃から常に考えて弾いていたのです。
すみれさんも、さらに上のステージを目指されていると思うので
ついつい好き勝手に言い過ぎてしまうのかもしれないですね」

先生の言われる表現に近づきたくて練習する。
でも、上手く弾けない。
ピアノのニュアンスは、抽象的な世界です。
でも、これだって心に響く音があります。
しかし、今の私にはわからない。
ピアノは、心を癒してくれるけれど、
時に私ってこの程度なんだっていう絶望感を (って程でもないけれど)
突きつけられるような気がします。

いやいや、こんな事で落ち込んでいたら憧れの「英雄ポロネーズ」
なんて一生弾けないゾ

ちょっと落ち込みモードなので大袈裟かな(笑)
また頑張りま~す (‐^▽^‐)

インヴェンション 表現方法

2006年07月05日 08時25分26秒 | Weblog
先日のレッスンの話です。

5月後半から練習教本に「インヴェンション」が加わりました。
本格的なバッハの練習は始めてです。
「音楽の父」と言われたバッハ。
インヴェンション1は、今までの練習のニュアンスでもう合格かなと思っていたのですが、
「1からいきましょう」ということでもう一度弾きました。
弾く事に関しては、もう迷いなく音をとる事ができます。

しかしっ、表現方法ですね・・・(汗)

バッハの時代の曲調は、とてもゆるやかなゆったりとした感じ。
それに対して現代の日本は、テンポが速く軽い感じ。

2台のピアノがあります。 
(軽い高めの音のピアノ、重い低めの音のピアノ)
好きな方を選んでくださいと言うと、日本人は大抵、高めの軽い音がするピアノを選ぶのだそうです。
時代背景もあるのか、癒しを求めてバックミュージックのような
心地よい軽い音を好む傾向があるようです。
だけど、クラシックを学ぶのであれば、作曲者が生きた時代、曲の主題、作曲者が何を求め、何を訴えているのかを考えながら弾かなくてはならない。
ゆるやかに語りかけるように、
主題が移り変わっていくのを感じながら弾く。
微妙に変わる音の風向きを感じながら弾く
決して、指だけで流れて弾いてはいけない。

 「音の風向きを感じながら弾く」素敵な表現ですよね。
 でも、う~~ん、難しいです。
 先生は、とても女性的で抽象的な表現をされます。
 イメージではわかるのですが、いざ楽譜と向き合い弾いてみると
 音の風向きがわかりません  ε-(;ーωーA フゥ…

ヨーロッパの教会を思い浮かべてください。
天井が高く、パイプオルガンの音が鳴り響く荘厳な教会。
聖歌隊が澄んだ歌声で聖歌を歌う。
ステンドグラスから光が差し込み、救いを求めミサに来た人々が祈る。
人々の心を癒し、懺悔した罪をを洗い流すかのような美しい旋律、
人々は、この音色が聞きたくて教会にやって来る。
これがインヴェンション。
当時は、ピアノでなくチェンバロだったのですが、ピアノとはまた違った
素晴しい音が教会に響いたのでしょう。
音楽、芸術、建築あらゆる方面においてもヨーロッパの人々の中に
息づくキリスト教。
インヴェンションは、教会音楽とも言えるのだそうです。
人々の必死な祈りを理解しながら弾かないと
どうしても軽くなり、曲の深みが出てこない、
またそれを理解するのがバッハの難しさなのだそうです。
(軽くジャズ風にアレンジされたインヴェンションのありますが)
深く深く音をとる意識をしなくてはいけない。
始めは大変だけど慣れていきますので、単に弾くという事で
終わらず、表現方法を磨いていきましょうと言われました。

インヴェンションは、コンクール等の課題曲になる事があるそうです。
コンクール等では、やはり微妙な表現方法ができるか等が
採点基準になるそうです。
 
 私はコンクール出場予定なんてありません。 il||li _| ̄|● il||li

 経験を積むという意味で、いつも勧められるのですが、
 今の私には到底ムリです 
 先生、いくら何でも無謀すぎます・・・ (;´Д`)ノ

ジレンマ

2006年06月29日 07時59分58秒 | Weblog
先週、今週と忙しかった事もあり、ピアノに身が入りませんでした。
いや、レッスン成果って正直なものですね。
ボロボロだわ; ̄ロ ̄)!!

「雨だれ」も頑張って何度も何度も弾いて、ここにきて少し厭きているのかも。

先生は、
「ここからが楽しいですよね。
最終仕上げ段階。絵画でいうなら、細かい皺のような線、微妙な影を入れたり
絵に深みを出していく作業。
楽しいですよね!。.:♪*:・'(*⌒―⌒*)))
と笑顔で仰る先生。

確かに、楽しい・・・
でも、ある程度弾けるようになると、次の曲へチャレンジしたい
弾きたい曲がたくさんある、レパートリーを増やしたいという気持ちに
なってしまいます。
みなさん、どうですか?

明日は、レッスン日だわ。
そんなこと言っていないで、とりあえず練習すべしですね(笑)

レッスンお休みしました

2006年06月23日 20時28分37秒 | Weblog
今日はレッスンのハズだったのですが、お休みしました。
娘の学校のジャガイモ堀り&カレー作りのお手伝いに朝から行って来ました。
今年は、役員なんです。
はぁ~疲れた・・・・  

_| ̄|○⇒_|\○_⇒_/\○_⇒____○_ バタン

娘は夕方からのレッスンなので、ジャガイモをお土産に先生のお宅に行きました。
ちっとも練習しないムスメで  (`ω´)/コラァー!!
おまけに、先生曰く、おしゃべりが止まらないらしく困ったものです。
娘は、習い始めて1年ちょっと。
小さい頃から習っているお友達は、ソナチネあたりは弾いているので
バイエルの娘は差がつきすぎて、イヤなのかな。
他に好きで頑張っているお稽古があるし、あまり強要していません。
ピアノの楽しさを知っている私としては、もう少し練習したらいいのにと
思うのですが、私も小さい頃は自分から練習なんてしなかったものなぁ
と思ったりします。
あまりうるさく言って嫌いになられるより、細く長くでも続けてくれたら
いいかなと思っています。

今月は、振り替えも使ってしまったし(この日も役員関係)
今週は、あまりレッスンできなかったので、来週まで頑張ろうと思います。

雨だれ

2006年06月22日 17時23分31秒 | Weblog
現在、「雨だれ」を練習しています。
4月から練習を始めました。

今まで注意された事をまとめてみると

左の雨音を表す連打音が大きすぎる。
(音を小さくしたいのだけれど、結構難しい(・へ・;;)うーむ・・・・)
抜けるようなクリアな音で(脱力)オペラのように歌って弾く。

和音の音数が多くなると、全ての音を響かせるのが難しくなってきますよね。
何が必要か?やはり、手の力が必要になってくるのだそうです。
手の力をつけるには、ゆっくりと手の動きを意識しながら弾く
ハノンの練習が有効だそうです。
「中村紘子さんの手を見られたことがありますか?
ピアニストとしては、小さな手ですが、それを克服しようという
意志を感じる訓練された手をされていますよ」
と教えていただきました。
ピアノに必要な筋肉を鍛えないとダメなのですね
ペダルを使うと、音がボヤケてしまうので、(ある意味それがいいのですが)
下に下に弾くという意識をもってクリアな音を出さないと、
本当にボケた仕上がりになってしまうそうです  "o(-_-;*) ウゥム…
和音は、一音たりとも無駄な音はない。
音をだすのだけれど、和音全てが同じになってはいけない。
出しすぎてはいけない音がある、強調して歌わなければならない音もある。
難しいです  _| ̄|○ il||li

自分の思いのままに動かない手と指がもどかしい

雨音の連打も同じ音の繰り返しだけれど、ショパンは同じ弾き方をする
事をとても嫌ったそうです。
「音色」という言葉があるように、音の色を変えていくように弾いていく。
これは、音に敏感になるだけでなく、自分の耳を育てるという意味でも
あるのですね。

盛り上がりのフォルテシモは、単に強く弾くのではない。
ショパンが強く歌いたい部分。
感情をこめて弾くが、一歩引いて自分を冷静に見ているような
感じで弾く。
強くという意識より、一番美しい音で歌うという意識で弾く。

こんな感じでしょうか。

6月16日ピアノレッスン

2006年06月16日 20時35分02秒 | Weblog
ハノン
  8~15番

バッハ インベンション
  先月からバッハのインベンションに入りましたヾ(*´∀`*)
  イメージ的には、厳かな教会での崇高な美しい音楽。
  懺悔にきた人々の罪を洗い流すような崇高で美しい音を意識し、
  宗教における精神的世界観を感じながら弾くのがポイント
  だそうです。
  日常と切り離して、心を研ぎ澄まして弾きましょうと先生に言われた
  のですが、結構難しい。
  日本人の八百万の神々という感覚とは全然違うんですよね。
  完全には理解する事はできないのでしょうがが、そんな気持ちに
  なって  弾く時間は、自分を見つめなおす時間でもあり、
  大切な時間だなと思います。

  何となく弾くのでなく、理解、イメージして弾く事が大切
   なのですね。

  
インベンション1 (3回目)
  
  少し抑揚をつけ過ぎ。そのため早すぎる。  
  きれいに流れているが、バッハは、もっと陰影をつけた演奏
  が良い。 
  深みを持って、静かに重く、荘厳な感じで弾く。  
  曲の構成を理解しながら弾く事。
  片手ソロ部分は、特に緊張感を持って弾くこと。
  高いところで高音の音がピーッと響いているような緊迫感をイメージ
  する。

  指が回るようになって、グレン、グールドのようにスピード感を
  つけて、自分では歌うように弾いてみたつもだったのですが、
  独り善がり演奏で、ダメでした _| ̄|○ il||li
  もう一度、弾いてみてと言われて最初から弾き直し。  
  「ねっ、ほんの少し意識を変えるだけで全然違ってくるんですよ」と
  言われ、  うん、確かに・・・。

  でも、
  「インベンション、お好きでしょ。
  とても楽しんで弾いているのが伝わりますよ」
  と言われました。
  先生、大正解です!
  まだ、2曲目ですが(笑)インベンション大好き!。゜+.(・∀・)゜+.゜
  楽しそうに弾いているのが伝わるって嬉しい言葉。
  チェルニーも一応頑張っているのだが、積極的に練習しようという
  気持ちになれません。
  基礎テクニックとしてしっかりと学ぶべき教材なんだろうな、
  と思うのですが、一応練習しているという感じだから、
  あまり進まないのかな。
  
  インベンションは、弾いていて癒されるというか楽しい。
  自然と練習回数が増える、そんな教材が理想だなぁ。


インベンション2 (1回目)

  16分音符がパタパタしないように流れるように弾く事。  
  譜読みは、大体良いが、臨時記号やナチュラルが入り、
  見落としが少しあるので注意。   

私とショパン

2006年06月15日 13時53分15秒 | Weblog
私の母は、「別れの曲」が好きで、ピアノを習い始めた頃(5歳頃かな)
「あなたが 別れの曲 が弾けるようになると嬉しいな」
とよく言っていました。

切なくて優しくて悲しい、この美しい曲を私も弾けたらなぁと思いながら
子供時代のピアノは中断しました。

そして、時は流れ流れ去年、ピアノを再開しました。

習い始めたときに、「どの教本を使いたいですか?」と先生に聞かれ、
ブランクが長いので(十数年)子供の頃に使っていたツェルニー30番
選びました。

それから、ショパンを弾きたいと言いました。

先生によっては、教本を指定される方もいらっしゃると思うのですが、
私の希望を取り入れてくださる先生でした。

ショパンを弾きたいと大きく出たものの、私が弾けるショパンは
子供の頃に弾いた「子犬のワルツ」のみ・・・

先生と相談して、私のショパンは、「ノクターン op 9-2」 から始まりました。

途中、他の曲を入れたりして、現在は2曲目の「雨だれ」を弾いています。

一応、ほぼ仕上がり、(でも、まだまだ弾き込まなきゃ~)
次曲という事で「華麗なる大円舞曲」に取り掛かっています。

弾きたい曲は、たくさんあります。
次はどの曲にしようか、と楽譜を眺めて選ぶ時間は至福のときですね。

明日はレッスンです。
さて、練習するとしますか

ピアノ

2006年06月14日 16時46分23秒 | Weblog
ちょうど1年前、ピアノを再開しレッスンに通い始めました。
大人になってのレッスンは、楽しいものです。
何より、好きで始めた事なので、楽しくて仕方ないのです。
不思議と子供の時のレッスンとは違う。
あの頃は、自分が弾きたいと思って習っていたのではなく
弾かされている、習わされているピアノだったのかもしれません。

自分の進歩に気付けるようにと思い、ブログを始める事にしました。
日々のレッスンの記録を残していきたいと思います。
ピアノ好きさんとの交流もできるといいなぁと思っています。

現在、私が弾いている教本と曲
ハノン
ツェルニー30番
バッハ インベンションとシンフォニア
ショパン、「雨だれの前奏曲」