日記

日々の雑記にございます。

北海道猫の想い出

2015-08-29 23:38:21 | Weblog
 北海道に行ってきました!北海道は本州に比べるとやっぱり涼しかったです。余裕のある旅程でのんびりしたし、馬さんにも会えたし富良野と美瑛にも行ったし。とうきびもソフトクリームも食べたし。
 一番ばたばたしたのは着いてそうそうノーザンホースパークに行ったときかな。シャトルバスを逃すと一時間来ないし、そうなるとパークに行ってもちょっとしか見学できないんでね。頑張って13時半過ぎに新千歳に着いて、14時のバスは予想していたけどけっこう厳しかったです(笑)でも、おかげでノーザンホースパークではのんびり。二人乗りの自転車に乗ったり。妹が応援していた競走馬もいました。トウカイポイントとかアロンダイトとか。たまたま居合わせた一口馬主らしいお兄さんが色々教えてくれました。面白かったです。
 夜にはジンギスカンを食べた後に大通公園をぶらっとしてみたり、レンタサイクルのポロクルで札幌を走り回ったり、レンタカーで富良野と美瑛をドライブしたり。富良野はラベンダーの時期を過ぎていましたが、それでもやっぱり花が綺麗。パッチワークの路をひた走り、青い池でぶらりとし、道の駅に立ち寄りながら札幌に戻りました。北海道では地平線が見えるのですよ、それが何より好き。
 そんで。そもそも北海道行きを決めた理由がCATSなので、CATSの感想などを。ちょっとCATSがおまけみたいになりましたが、9000回をはさんで二度見ました。ちなみに9000回の日には行きませんでした、その日はドライブしていたので!記念週にしてはあまり華のないメンバーのようにも感じますが、それはそれ。良い舞台ならメンバーは二の次。というわけで、キャッツの感想。二日分ごた混ぜでいきます。

 際だって目を引いた人はいなかったですが、色々と演出が変わっていて気になったところはありました。バストファナンバーでのご馳走運び部分とかギル隊長の衣装とか・・・。

 まずは前半。そう言えば、二階は無かったです。全然座席表見てなかったから知らなかった。。。舞台全体はちょっと狭い感じかな?あの不細工なパンダはぶら下げられていたのでシラバブとの絡みは無しでした。

■オーバーチュア
 舞台上に現れたランパスとコリコはほとんど動かず。今ランペルは美人さんでした。一日目の目チカはマンカストラップだったかな。下手席だったので。福岡で見せた力強さは消えていました(笑)二日目は上手で、タンブルなど複数が近くまできていました。

■ジェリクルソング
 明らかに変わったのは空中ブランコシーンでのコリコパットの振り付け。側転がバレエの技に変わっていました。上のCを出す雌猫勢の発声のタイミングにバラつきを感じました・・・何故?あと、メサイアのところでは山田デュトさんのお顔の大きさと丸さが気になりましたよ。。。二日目だったかな、茶色の靴が墜ちてきた時にもの凄い音が鳴ったのは。客席も猫たちも吃驚です。初見の花田ボンバルは綺麗に脚が上がっていて、高倉タントと前で踊るところはなかなか素敵でした。

■ネーミング~インヴィテーション
 一日目はガスがネーミングに来てくれました。やっぱり良い声。そして、加藤マンカストラップは相も変わらず表情豊か。これは舞台通してずっとですね。
 そして、すっかりメインヴィクトリアになったらしい馬場ヴィクトリアのソロは安定していました。あっさり流すわけでもなく、ゆったりと踊っていて綺麗です。コリコとヴィクのペアダンスはいつもちゃんと見ていないのですが、あんな振り付けだったのかなあ。今までかなりの回数を重ねているのに記憶がないことに自分で吃驚です。

■ジェニエニドッツ
 加藤さんのジェニエニドッツが素敵!福岡ではそんなに印象に残らなかったのですが、慣れてきたのもあるのか笑顔も声も明るくて楽しげ。ネズミさんやゴキブリたちが可愛くて仕方ない様子で。加島ジェミマは初でしたが、表情がくるくる変わって可愛らしかったです。高倉タントや頭を撫でられた岩崎ミストが嬉しげでした。
 ここはゴキブリたちが楽しいです。特に松永タンブル!カーバの時も百面相を披露してくれて面白かったのですが、タンブルになるとおさぼりのバリエーションが豊富で楽しいです。一日目はおじいさんになって泡立て器を杖代わりにしていましたし、二日目はタントに頭を撫でて貰って喜んでいました。ベテランの余裕かしら。飯田スキンブルはどこかへ消えて行こうとしていましたが、「こらー!」の声で列の中へ。さすがおばさん猫。それから松出ランパスはミストやマンカスを追い落とそうと企む時の笑顔がキラキラしすぎて印象的でした。
 タップはけっこう揃っていたのではないかと。みんなの笑顔が眩しいナンバーでした。

■ラム・タム・タガー
 初見の大嶺タガー!出てきた後は「ミャオ(けっこう低め)」。阿久津さんなみに体格は良くて(彼よりは少し締まっているし踊れる)、声は荒川さん、顔立ちはちょっと芝さん、色気の無さは福井さんなみ、英語の発音は八巻さんよりナチュラル。なんていうか、新種でした。そこまで印象深くはないというか強烈なキャラクターではないのですが。。。連れてきた女性客と踊るのではなく女性客に踊らせていましたし(二日目に見た女性はめっちゃ踊っていてタガーが驚いていましたよ)、途中に「イエィ」とか「ハッ」とかいう掛け声は皆無。でも、女の子は好き。途中でアンチタガーズな雄猫3匹が登場するとあからさまに厭そうにしていましたし。最後は散々雌猫たちにキャアキャア言わせていました。そう言えばあんまり腰も振っていなかったなあ。日本のタガーは色気路線を諦めたのだろうか。
 途中で草場コリコを和田バブがかりかり引っ掻いていたり、土管にいたはずの岩崎ミストが完全に見えなくなったりと周りでも面白いことがあったのですが、何故かいまいち覚えていない。。。

■グリザベラ
 相変わらず佐渡グリザベラはお美しい。やっぱり歌はあまり好きじゃないけど。加島ジェミマは可も不可もなく。気が強そうなお顔で睨み付けながら歌う姿は思春期の少女そのものですね。そしてここは岡村ジェリーの強いのに平坦な歌声がとても怖いです。

■バストファジョーンズ
 一日目は一列後ろくらいにご登場。後ろの席の男性がものすごく驚いていました。バストファさん、目が合った人全員に愛想を振りまきながら舞台へ。私らもとても良い笑顔をいただきました。橋元さんほんとおちゃめで可愛い。
 舞台下手の二階部分では佐野カーバが斉藤ギルと身だしなみをチェック。佐野さんにカーバを教えたのは斉藤さんだと思う。カーバ・ギル、スキンブル・ミスト、ランパス・コリコがそれぞれ組になってバストファさんの巨体をバカにしているのが面白いですね。みんな同じようなジェスチャー。なんか、マイナーズがこのところ縮んでいます。草場コリコが小さいのはいいとして、同じくらい小さくて細いのが松出ランパス、体格は良いけどやっぱり小さい佐野カーバ、いちばんがっしりしているのは斉藤ギル。斉藤さん、名前が入ったときは想像できなかったけれど、わりと精悍な顔立ちで落ち着いたギルバートでした。逆に、キラキラ笑顔で大胆なメイクの佐野カーバは若さを抑え切れていない感じでしょうか・・・。
 バストファナンバーはご馳走運びが小道具になっていて雌猫たちがこぞって参戦。ギルとミストは下手で、カーバとスキンブルは上手で大人しく待機。このご馳走の小道具は今後ご当地仕様になるんだろうなあ、トウモロコシとかあったし。個人的には小道具に頼らない方が好きなのですが。まあ、小道具のお陰で今まで無かった雌猫さんたちの絡みは見られるのですけど。

■泥棒猫
 田中マンゴと今ランペルで安定のナンバー。本当に、何をしてもハラハラするところはありませんでした。田中さんは声も低めでよく響くし、他のナンバーでも何かと遊んでくれる余裕もあって、楽しそうなのがいい。今さんは初めて見たけれど、綺麗なお顔立ちでハンドスプリングもしてくれる身体能力の高いお方。そこまで子どもっぽくないけれど、別に仔猫というわけじゃないから全然問題無し。小者と言われつつもそこそこ要領良さそうです。

■オールドデュトロノミー
 加藤マンカスが力一杯ジェミマとシラバブを放り投げることは無くなっていましたし、力一杯毛繕いすることもありませんでした。力が抜けて良い感じのリーダーになってきたのでしょうか。加藤マンカスと大嶺タガーの歌は、声の質が違うせいか重なって聞こえるということはありませんでしたがそれなりにまとまっていたかなと。ここは猫たちがみんな敬意と歓びを持って長老を迎え、その表現方法もそれぞれでよいのですが、身動ぎ一つしない猫さんたちの感情は図りかねますよね。山田さんの長老猫は特筆すべき事はありませんね-。

■ジェリクル・ボール
 花田ボンバルの声が可愛い。「身繕いして一休み」でちょっと驚きました。そして松出ランパスと花田ボンバルのペアダンス。いったんボンバルリーナの前を通り過ぎてから改めて誘う方法は永野ランパスと同じなのに全然気障っぽくない。やっぱり永野ランパスの誘い方が秀逸だったのか(笑)肝心のダンスは、まあさして素晴らしいとかどうとかはなく。松出ランパスも身体が柔らかいなと。小柄だけどリフトも安定しているし。一日目は、片手離した瞬間に時間切れだったのかすぐに元に戻していました。なぜ離したのかと思ってしまうくらい、手を伸ばして戻すまで一瞬。まあ、色々タイミングとかあるのかな。
 他に誰がダンス上手かったとかはよくわかりません。みんな上手い。強いて言うならスキンブルがもたついていたかなと(笑)でも、飯田さんは随分踊れるようになったと思いますよ。素晴らしい進歩。

■メモリー
 岡村ジェリーの歌声はやっぱり強烈。投げつけるように歌うから棘があるように聞こえます。まあ、グリザベラに関してはノーコメントで。


 何だかんだ思ったことはあったはずなのですが、わりと無難に纏まっているというかインパクトが薄いというか。ゆえに、今まで見てなかったところを見ていたように思います。あまり名前は登場しませんが、高倉タントや松永タンブル、斉藤ギルといった古参メンバーがやっぱり良いなと思います。猫を演じる余裕があるというか。あとは田中マンゴもや岡村ジェリー。周りがよく見えている気がしますし、自分から絡んでいけるのが凄いなと。そして橋元さん。この人は福岡の長老もとても素敵だったし、本当にお茶目で楽しい。客席を楽しませることを決して忘れない人ですね。それにしても、猫たちの個性って一体・・・と思わせてくれるキャスティングです(笑
 後半は別記事で。

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