ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

次は基礎レッスン

2013年11月13日 | レッスンメモ
発表会が終わって最初のレッスンにやってきた生徒たち。感想を聞いてみると、それぞれの生徒が教室のほかの生徒の演奏にとても興味を持ったことが分かりました。特に自分と近い年頃の生徒や、少し年上のお兄さんお姉さんたちの弾いた曲に憧れの気持ちを持った生徒が多かったようです。もうすでに次の曲は渡してあるのですが、それに加えて「発表会で○○さんの弾いていた○○も弾きたい!」と申し出てくれる生徒もいます。これがいいんですね。「この曲弾きたい!」という気持ち、この欲求があるとピアノは楽しくなるのです。自分の大好きな、自分の弾きたい曲を、納得のいくように上手に弾けるようになるために練習する。こういう気持ちで練習に取り組んで行くと驚くほどの成果が現れます。

ピアノのレッスンには大きく分けて「ある曲を仕上げるためのレッスン」と、「基礎作りのためのレッスン」とがあります。もちろんどちらも大切ですが、まず身につけて欲しいのは基礎作りです。基礎練習というのは日頃曲の仕上げに追われているとつい、おろそかになりがちです。でも、これをしっかりやっておけば、将来色んな曲に出会った時に楽に対応できるようになるので、実はとても効率的な練習なのです。発表会が終わってひと段落した今、あらためて基礎の基礎をしっかり身につける時期です。

そういうわけで昨日は小学生の生徒に指のエクササイズや読譜訓練など、身体と頭を使う基礎レッスンをしました。遊びながら、ゲーム感覚でやる基礎の基礎は、意外に大事です。小学生低学年までに是非やっておきたいこと。そして、来月はスケール・アルペジオ検定大会です。これに加えて生徒自身の申し出による大好きな憧れの新しい曲を、ワクワクしながら練習する。こうなるともうピアノに夢中、という方程式が生まれるのではないでしょうか? ほかにもこんなこともあんなこともたくさんやりたいと思っているので、いくら時間があっても足りないというのがレッスンです。なので年間のうち、どの時期にどの程度基礎レッスンをやるか、計画的にメリハリをつけてやることにしています。

昨日お会いしたお母様が「娘が学校から帰ってきて、手を洗ったら一目散にピアノの方に行って、ずっと新しい曲弾いてました」とおっしゃってました。嬉しいですね~。ほんとにこういうお話を聞くと嬉しいです。新しい曲に出会い、好きになって、ますますみんなピアノが好きになりますように!と願ってます。

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