ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

一生懸命だから楽しい

2014年05月26日 | レッスンメモ
昨日は大人の生徒さんたちの「弾き合い会&お茶会」を開きました。みんな熱心な生徒さんたちばかりで嬉しい限りです。演奏が終わった後のお茶会も和気あいあいでとても楽しかったです。大人の生徒さんたちを見ていて思うのは、一生懸命まじめに取り組んでいる方たちばかりだなあということです。大人の生徒さんは皆さんピアノが好きだから習いにきているわけです。元々好きで始めた(再開した)ピアノだけど、やってるうちに益々夢中になって、一生懸命になって、心から楽しんでいるという様子が見てとれます。年に何回かこうした弾き合い会やお茶会などを通して、お互いに影響し合っているのも良い励みになっていると思います。

一生懸命やっていると上手くなる。上手くなるとピアノが面白くなる。面白いからもっと練習する。そしてピアノがもっと楽しくなるという、黄金のサイクルができます。このサイクルができてくると、ピアノは本当に楽しい。もちろん、人間ですから、モチベーションが上がらない時もあります。そんな時はしばらく小休止。でも、小休止が全休止になる前に少しのエネルギーを使ってその休止から立ち上がりましょう。大人の場合は立ち上がるも全休止するもそれらのことを自分で決めるだけのことです。でも、子どもの場合はどうでしょう。

何でも子どもの好きに決めさせていいというわけではありません。子どもがゲームが好きだからといって、無制限にゲームをやらせる親はいないでしょう。お菓子やケーキが大好きだからといって、そればかり食べさせるのも問題です。子どものことを考えて、無理やりにでも勉強させたり野菜を食べさせたりしたくなるのが親心というものです。だからみんな工夫するわけです。どうすれば子どもが勉強好きになったり、野菜好きになるようにもっていけるか、ここが腕の見せ所です。

親に連れられて教室にやってくる子どもたちをどうやってピアノに向かわせるか。うまくなって、面白くなって、益々うまくなって、益々好きになるというゴールデンサイクルにどうやってもっていくか。ここが私たちピアノ教師の頑張りどころです。その生徒さんのことをよく見ながらうまくきっかけを作り、言葉かけをする。言葉かけも押したり引いたりしながら、力を見極めて曲に誘導していく。チャンスはすべての生徒にあると思います。あとは、その生徒の取り組み方ひとつで全然変わってくるのですから。そこを考えて、みんながピアノにもっと一生懸命に向かえるようにと、いつも試行錯誤しています。

ゴールデンサイクルに入ると面白いですよ。一生懸命の時ほど、人間は楽しめるものです。夢中になるって、楽しいことでしょ? だって夢の中にいるってことですもの!

クリックしていただけると嬉しいです。励みになります。
にほんブログ村 クラシックブログ ピアノ教室へにほんブログ村
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゆうあいコンサート終了 | トップ | 深く弾く、広く弾く »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

レッスンメモ」カテゴリの最新記事