ピアノの音色 (愛野由美子のブログです)

クラシックピアノのレッスンと演奏活動を行っています。ちょっとした息抜きにどうぞお立ち寄り下さいませ。

連弾

2008年11月28日 | 素敵な曲
連弾は、一つのピアノを二人で、三人で四人でと一緒に弾くものです。

昔、好きな女性に接近したい作曲家が連弾という妙案を思いつき、現在の連弾が発達したらしいです。(本当かしら?)

いつもは、ピアニストは一つのピアノを独占して下から上の鍵盤まで、自由自在に使います。それを、二人なら半分ずつくらいの域になるのですが、きっちりここからここまでということにはなっていませんので、けっこう問題が生じます。

その曲の場所によっては、接近した位置で二人が違うことを演奏しなければならず、指がぶつかり合います。日頃、自分だけのキャンバスならぬ、鍵盤を自由に使っているので、ちょっとの抵抗があるだけで、とても弾きにくくなり、ミスります。ちょっとでも手がぶつかると、遠慮してすぐに手を引っ込めたりする時もあります。また、その逆で、自分のパートを弾くのに一生懸命になっているので、ひどい時は、相手の指を自分の指で押さえたり、けちらしたりしてしまいます。ひじや腕も窮屈になり、たくさん自分の陣地を確保しようとしてしまいます。
よそから見て、寄り添っているみたいで、実は熾烈な戦い(笑)があったりします。

また、メロディーラインによっては、腕を交差させて弾いたり、どちらかがピアノから遠のいて、下から上までの広範囲の鍵盤を弾く場所があったりします。これは、観ているお客様にとっても、おもしろいことかもしれません。

今回も、一人で練習するとうまくいくのに、あわせるとお互いに弾けなくて、最初は、「次回までちゃんと練習してきます。」とお互い言い合っていたのですが、これは、ぶつかりげいこ(おすもうさんではありませんが)をしなきゃいけないのだと言うことに気がつき、あわせ練習を大切にしてきました。

その甲斐あって、いろんなお互いの場所の行き場を決めたり、譲り合いがうまくできたり、あうんの呼吸でわかったりしながら、なんとかうまくいきました。

連弾って楽しいものです。
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ブラームス交響曲第一番

2008年11月19日 | 素敵な曲
寒くなってきました。昨日からなんとなくはっきりしないお天気ですが、今朝は急速に冷えて、冬の到来を感じました。

きゅっと寒くなると、ブラームスが聞きたくなります。分厚いハーモニーと豊かな雰囲気を持つ、ブラームスの作品は、夏だとちょっと暑苦しい時もありますが、秋以降とても良いです。この曲自体が厚い毛布のようになり、自分がくるまれているような
気になるんです。暖かい毛布で守られているかのようでもあり、現実と遮断されて厚いガードの壁を作られ、「さあ自分と向き合う時です」と言われてるような感さえあります。

この一番は、最初の出だしがものすごくインパクトがあります。疾風怒濤とでもいいましょうか。もう悲しみや苦労の風が吹き荒れて、どん底にいる感じです。自分の中の悲しみやどろどろしたものや無常観などが、ないまぜになって、本気で胸が痛くなりますが、それでも、曲に惹かれます。

日頃、暗い部分には蓋をして、「そんなのみないみない」と言い聞かせているのですが、ちょっと真正面から見ることを余儀なくされます。それでも、人生は自分の思い通りにならないというところに戻り、では、それを知った上でどう生きていくか、そこが大切なんだと思いを新たにしたりします。

ブラームス自身も、心の深淵を覗きながら、身を削る思いでこの音楽を創ったかもしれません。
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フランクの前奏曲、コラールとフーガ

2008年10月04日 | 素敵な曲
ここのところ、ずっと、フランクの前奏曲、コラールとフーガが私の中で、ぐるぐると何回も、聞こえてきます。

とても、深く、暗い悲しみに満ちた曲です。心の奥深くに染み入ります。暗く悲しいのに、時々一筋の光が射したり、慈愛に満ちたフレーズがあったりします。

人間は、なにか一つ、背負うものを持って生きていくものと、肝に銘じていますが、フランク自身も、なにか深い苦悩を抱えながら、敬虔な信者として音楽を作っていたのでしょうか?

この曲をいつか、弾きたいと思ってきましたが、今日まで譜読みもあまりせず、すごしてきました。コンサートに関係なく、一生のうちに弾かなければと思っている曲の一つです。

でも、明日はまたあわせ練習。今回は、私が移動します。いつも来て頂くので、たまには、私も・・・というわけで、明日は、ガーシュインや、チャイコフスキーです。ソロもあるんでした!ショパン、弾かなきゃ!
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ラプソディー・イン・ブルー

2008年05月29日 | 素敵な曲
今、たくさんの曲の譜読みをしています。その中の一つに、ラプソディー・イン・ブルーがあります。ガーシュインの曲で、クラシック?ジャズ?とどちらのジャンルにいれるのかな?という雰囲気の曲です。

もともと、ジャズっぽいものは大好きです。詳しくないし、うまくも弾けませんが、遊びでジャズっぽくアレンジして弾いたりはします。

それが、今度遊びでなく弾くことになり、ラプソディー・イン・ブルーを練習し始めたのです。これは、のりがよくないとかっこうがつきません。今は、ノッタリ弾いているので、早くかっこよく弾けるようになりたいものです。

これが、もし、かっこよく弾けると、楽しいだろうな、いや、楽しいなんてもんじゃなくて、エキサイトするんだろうな・・と今からわくわくしながら、練習しています。

他にも、ショパンのスケルツォや、ノクターン3番やサンサーンスにチャイコフスキー・・と素敵な曲ばかりです。こんな時期が一番、楽しい時期でしょうか?掘り下げるところまでくると、自分の力量と欲求の狭間で、ストレスを感じるときもあります。とりあえず、楽しくがんばります。
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スケルツォ第2番

2008年04月30日 | 素敵な曲
ショパンのスケルツォ第2番を、20年ぶりくらいに弾いています。生徒のレッスンでは時々しますので、ざっとは弾いていますが、秋のコンサートのプログラムの一つに決定し、本腰を入れて、練習し始めたところです。

この曲、高校卒業の頃弾いていた曲で、その頃とても傷つくことがあって、「辛い辛い」と思いながら弾いていました。今思うと、「そのくらい何よ!」という程度のものでしたが、若い乙女には一大事でした。

そのせいで、その後20年くらい前に弾いた時、気持ちが暗くなって暗くなって仕方ありませんでした。もう、乙女の悩みは消えていたのですが、その時の心境が弾けば弾くほど蘇り、辛くなるのです。練習すると、胃が重たくなって、自分でもおかしいくらいでした。こんなに、音楽の思い出は心の奥まで染み付くのですね。驚きでした。

それ以来、その気分にいまさらさせられるのがいやで、実に20年も本気では練習しなかったのです。でも、本来は良い曲。おそるおそる、紐どいて、弾くことにしました。そうしたら、その曲の暗さよりも、生き生きとした流れるような美しさを求めて、探している自分がいました。それからは、どんどん好きになり、ショパンの持っている本来の暗さと、明るくしようとする前向きなところとを、理解できたような気がして、この曲が苦でなくなったのでした。

この曲を練習するための心持を持てるまで、20年もかかったのかと思うと、惜しい気がしています。
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静けさの表現

2008年03月09日 | 素敵な曲
前回のタイトルは、ひどく荒い表現で失礼しました。風邪のために、自分のピアノの計画を阻止され、すごく頭にきて、思わず叫んでしまい、あんなことに・・・。
お恥ずかしい次第です。

こんなことでは、平静な気持ちを保てませんね。反省しています。

ドビュッシーの前奏曲集第1巻の中に「沈める寺」という曲があります。海の上の濃霧が立ち込める中、寺院が姿を現し大きくはっきり迫ってきたり、また、霧のなかにぼんやりたたずんでいたり、海の中に沈んだり、遠くに消えたりする様を表しています。中に、僧侶の合唱などが遠くに聞こえる形で挿入されたり・・・という曲なのですが。

私は、この中で海のうねりと、霧の静けさなども表現したいと思っています。しかし、この静けさの表現が難しいです。先日、雪が降ったとき、音もなく降る雪の静けさから、かえって音楽を感じました。今度はその逆。音をだして、静けさを表現する。これって、東洋的である気もしています。

松尾芭蕉の句に「閑さや岩にしみ入蝉の声」とあるように・・。
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マーラーの「巨人」

2008年02月19日 | 素敵な曲
昨夜は、日本フィルの演奏会に出かけました。

プログラムの前半は、ワーグナーの「ニュルンベルグのマイスタージンガー」と、メンデルスゾーンのヴァイオリンコンツェルト、後半は、マーラーの交響曲1番「巨人」でした。

私は、コンサートにでかけ生の音楽にふれるのは、好きですが、なかでも、オーケストラのコンサートは大好きです。オーケストラは、やはり生で聞くのがいいと思っています。

マーラーの「巨人」は、交響曲のなかでも好きな曲で、とても楽しむことができました。私個人の好みでいうと、もう少し全体にテンポが速い方が好きでしたが、ティンパニや管の、華やかで、迫力ある音は、やはり生でしか味わえません。

この曲は、4楽章からなる大曲で、50分から1時間の演奏時間です。特に3楽章は、ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」に使われ、有名です。

非常に、ダイナミックでロマンティック。どこまでもひろがる音の風景や、澄んだ美しい光景を思わせるメロディーなど、聴き手を惹きつける要素がたくさんつまった楽曲です。特に最後のところ、大編成のオーケストラが力一杯のフォルテッシモ!!ドラマティックな高揚とともに終わるところなど、とてもかっこいい曲だと改めて思いました。
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やわらかな時

2008年01月10日 | 素敵な曲
昨日から、ベートーヴェンのピアノソナタ第8番「悲愴」の2楽章が、頭の中で何回も鳴っています。

この曲は、実に暖かく、ソフトに私を包んでくれて、いやなことを溶かしてくれます。この曲を弾いていると、自分自身が癒され、落ち着き、気持ちよくなることができます。なんという、マジックでしょう。本当に、深い慈愛に満ちた、限りなく愛情に包まれた感覚を持つことのできる曲です。きっと、ベートーヴェン自身が、辛いことや、悲しみを知っているからこそ、ここまでのあたたかい曲が書けたんだと思います。

音楽は、いつでも私を救ってくれます。この曲につつまれ、元気をもらっている私です。やわらかな時を過ごしました。

この曲、私のCDにも入っています。CDのタイトルは、まさに「やわらかな時」です。
(ちゃっかり宣伝するほど、元気になっています。笑)

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冬の音楽

2007年12月18日 | 素敵な曲
今、ドボルザークのシンフォニー第8番を聞きながら、パソコンに向っています。
私の大好きな曲の一つです。

冬になると、分厚いハーモニーの曲や、重厚な感じのものを聴きたくなります。(ピアノ曲だと弾きたくもなります)そんな曲となると、ブラームス、チャイコフスキー、ベートーヴェンなどです。いずれも、寒い国の出身の作曲家。

音楽と気候は、絶対関係があると、最近確信しています。それぞれの作曲家の生き様や、性格も大きく反映してきますが、その作曲家が住んでいた地方の気候も大きく作風に影響していると思います。寒い冬に、今のように暖かい設備も、そう簡単にはなく、自分の身体のまわりを寒さという重圧に囲まれて、冬を過ごしていくだけで、さらっとした音楽ではなくなります。そして、その寒空は、あまり明るくなく、どんより暗い空で、それも重くのしかかるのです。
そして、その暗い冬があるからこそ、春が歓喜に満ちていて、豊かで気持ちの良いもので、自然の息吹の美しさが当たり前ではなく、もっとせつなく甘く美しいと感じられると思うのです。

この濃厚な季節への思いが音楽にもつながっていると、感じています。

私たちは、今、そこまでの寒さや暑さを身にしみて感じずに、楽に生きられます。夏には、クーラー。冬には、ストーヴ、エアコン暖房、さらには、日本人はこたつ。お野菜もいつが旬なのか、わからないくらい一年中なんでもあります。

便利です。便利ですが、その分どこか、人間の五感のなにかが、鈍くなるような気がするのです。かといって、暖房なしの生活はできませんが、意識して自然と向き合い、観察し少しでも、感覚を磨きたいと思います。

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ドビュッシー

2007年11月13日 | 素敵な曲
最近、ドビュッシーのプレリュードを久々に聞いています。ミケランジェリのが好きだったのですが、ミシェル・ベロフもやっぱりいいです。

昨日、車で2時間くらいの黒川温泉に出かけました。紅葉が見事で、山じゅうが豊かな色のじゅうたんを敷いたみたいでした。赤、オレンジ、黄、茶、などがさまざまに重なり合って見事でした。

こんな暖色の色彩は、ドビュッシーの曲で感じることは稀でしたが、今まで水色で捉えていた曲が、ふっとよぎったりしました。色の変化という意味においては、紅葉もまさに、色彩の変化、グラデーションの美しさなど共通のものです。

この美しい自然の景色や移り変わりを、ぜひドビュッシーの曲で表現したいと思います。
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本当に素敵な曲!

2007年09月07日 | 素敵な曲
相変わらず、ラフマニノフにのめりこんでいます。ラフマニノフのコンツェルト第2番。本当に素敵な曲です。大好きです。

こんな曲を作ってくれたラフマニノフに感謝しています。ずっと、若い時からこの曲は好きでしたが、改めてこの曲に恋しています。こんな素晴らしい曲に出会えたことをとても幸せだと思いながら弾いています。

あっという間に時間が過ぎていき、気がつくと日が暮れかけています。こんなに楽しく練習しているのは、久しぶりです。

のめりこむ時って、あるんですね。
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ラフマニノフに夢中!

2007年09月05日 | 素敵な曲
私は、最近ラフマニノフに夢中です。寝てもさめてもラフマニノフの曲が、頭の中でなっています。

最低限しなければならない事を除けば、一日中ラフマニノフを弾いています。もう、憑かれた様に弾いています。でも、楽しい、というか、気持ちよい感じです。頑張って練習しているのではなく、ラフマニノフを弾きたくて仕方ないという感じです。

以前から好きな曲でしたが、譜読みしながらますますのめりこんで、いまや、この曲に恋してるかんじです。

ラフマニノフにはまって、夢遊病者のようになりながら、洗濯物を干しました。あ~、ピアノが、ラフマニノフが呼んでいます。もう、ピアノ弾きにいきます。(少し狂ってきたかしら?笑)
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ショパンのノクターン

2006年08月17日 | 素敵な曲
最初の一音を鳴らす前に、こんな音で弾きたいと願ってストンと手を落とす。
指で、鍵盤の感触をつかんだと同時に、音がなる。

せつなくて、甘くてこわれそうなくらい透明な音で、この曲を弾きたい。
ずっと、心の奥にしまってあるものを、一音一音に塗りこめながら、曲を進める。これまでの、数々の悲しい思い出や、喜びなどがあふれてきて、最後は静かな音で終わる。

この曲ノクターンの第一番。作品9-1を弾くと、久しぶりに、音楽の中味にふれた気がしました。このところ、譜読みに忙しく、音楽と対話してなかったかなと思いました。

先日、ある人が、「いろんな演奏家が、たくさんいるけど、僕はその人の人生がわかって、それに共感をもてるという演奏家のコンサートがおもしろいんだ。」とおっしゃってました。

いろんな人生があって、他人には想像もつかないような経験を、それぞれの人が経験しながら、それを背負いながら生きていると思います。だからこそ、そんなコンサートがいいという方も多いんだと思っています。

心が洗われるような、そんな演奏がしたいですね。
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シフの弾くバッハ

2006年07月15日 | 素敵な曲
昨晩は、久しぶりにゆっくり夜を過ごしました。なにも、毎晩バタバタしているわけではありませんが、昨晩は気分的にゆったりしてました。部屋を涼しくしてCD聴きながら、読書をするという贅沢な時間です。

昨晩のCDはシフのバッハ。フランス組曲を聴きました。

このCDは家族でお気に入りなんですが、彼の音色は本当に美しいです。初めて聴いたときは、えっ!?バッハなの?というくらい驚きました。ロマン派のような雰囲気だったのです。こんなにおもしろく、素敵にバッハをひけるなんて・・・・。グレングールドも好きですが、シフのバッハはもっと好きになりました。

シフは、1953年ブタペスト生まれ。私が学生の頃、ラーンキと共に、若手人気ピアニストとして、活躍していました。今では、バッハ弾きとして認められていて、グールド以来の逸材とも言われています。

多彩な音と、躍動的なリズム感が聞いている人をひきつけます。夏の夜にクーラー聞かせて、ワイン傾けて、バッハをきくってのも粋ですよ。
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ルービンシュタイン

2006年05月02日 | 素敵な曲
久しぶりにルービンシュタインの弾くショパンのノクターンを聴いています。

私が、ルービンシュタインの演奏を初めて聴いたのは、中学生の時。その当時、CDはなく、レコードで聴きました。ポロポロとかコロコロという丸くて、美しく転がるような音。お水を含んでるような濡れた、だけど澄んだ美しい音。まさに、真珠をころがしたような音。中学生の私は、すっかりはまってしまって、何回も何回もレコードをかけたものです。

ルービンシュタインは1800年代の終わりにポーランドに生まれ、ドイツで勉強した後、ヨーロッパ各国で活躍しました。後半生をアメリカで過ごし、1982年、ジュネーヴで95年の生涯を閉じています。そう約20年前まで生きていた偉大なピアニストです。数々の曲を演奏していますが、私は、私が聞いた限りの中では、ショパンが一番好きです。本当に昔の録音なのに、ここまで音がきれいで、そして、なんと情のこもった演奏だろう。しかもおしゃれな演奏です。



一度、皆さんもお聞きください。バッハにしか興味のなかった夫も、とたんに虜になりました。
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