この写真は、格闘技の試合中のものではありません。
ボーカリストとピアニストのデュオのライブのものです!
という事で、11月1日(金)の夜は、沖野ゆみ(vo)さんのライブでした。
写真をご覧になれば分かると思いますが、この日もエキサイティングなライブとなりました。
次に何が起きるか分からない…という、ジャズ・ボーカルのライブではおよそ考えられない展開が毎回繰り広げられます。
基本、ゆみさんとのライブは譜面がなく、キーというか、出だしのコードのみを告げて歌い始める…というスタイルです。
毎回、一応のくくりがあって、今回は第一部はミュージカル・ソング、第2部は映画音楽というくくりでした。
それにしても、『キャバレー』という、ジャズのスタンダード曲をいきなり歌い始めたのは驚きました。
たまたま『キャバレー』は弾けたのですが、あの辺りのミュージカルは何でも弾けるわけでもないので、ライブ後に聞いたところ、リハで軽くマイクチェックを兼ねて音合わせした『Hello Dolly』と、1曲目に弾いた『Orginal Dixieland Jazz One Step』という曲を聴いて、『キャバレー』も当然弾けるだろう…という読みだったそうです。恐るべし推察力!!
今回は僕も仕掛けました。
映画音楽のくくりで、ゆみさんが出だしのコードを思い出そうと考えていた時に、僕がそれを無視して、先にFのコードで8ビートで4分音符で刻み始めたのです。
そしたら、なにも慌てず『The Way We Are』を歌い始めたのですが、まぁ、その勘の良さには感服しました。
本人のキーはFではない(もっと高い)そうなのですが、Fでも立派に歌って下さいました。
付き合いはほどほどに長いのですが、いつも一緒にやっている…という仲ではないのに、どうしてこんなにも以心伝心なのか?
とにもかくにも、色んなことが自然発生するライブ、終演後もお客様も余韻を楽しんでいらっしゃるようでした。
プロレスって、昨日対戦した相手と、今日はタッグを組んだりするじゃないですか?
なんか、ゆみさんって、対戦相手でありながら、タッグなのかな?なんて思ったりしました。
沖野さんとの次の対戦(?)は、年をまたいで来年1月24日(金)ゴングです!
次回はあなたも、世紀の対戦をご覧になりに来て下さいね!