南蛮連合のチカちゃんと2人で鳳凰三山スーパー・トレイル・ランニングです。
夜叉人峠~南御室小屋~砂払岳~薬師岳~観音岳~地蔵岳の往復30kmです。距離よりも標高差があるので時間は7時間30分ほどかかります。本格的な登山コースで、北アルプスほど一般的じゃない。このあたりは、さほど混雑しないし途中に泊まれる山小屋が点在していて、わりかし安全です。ただ標高が2840mあるので天候だけは注意しましょう。
南蛮でも誘ったが、キツイのとお盆で予定がすでに入っているので、最近めきめき速くなっているチカちゃんだけ、、、。
チカちゃんは登りにめっぽう強く、富士登山競走で入賞したばかり。登りでは、こちトラがついて行くだけでヒイヒイだった。
鳳凰三山は山梨県にあり、甲府か韮崎から入ります。
昨年と同じ、夜叉人峠から薬師、観音、地蔵と往復です。今年は天候が良かったので昨年できなかった地蔵往復を完了。
土曜日に東京を出れたので、余裕を見て、夜叉人峠から中腹の南御室小屋までいって泊まった。
それが功を奏し、今日の午前中9時頃まで快晴。11時頃に下りてくると、すでに正面にあるはずの北岳は雲の中。
山小屋をうまく利用すると、コースバリエーションを増やせるし、時間を最大限に使えます。
山小屋の朝は早いから、5:30にはスタート。
1時間ぐらいで薬師岳に着く。
写真は、だから7時くらいでは。
これが麓からスタートすると、どんなにカラ荷で頑張っても2時間30分はかかります。
南御室小屋。
山小屋はこんなもの。
北アルプスの山小屋は、ホテルかと思うようなところもありますが、南アルプスのほとんどが、これくらいの規模。
中はこぎれいで機能的になっている。
煙は薪ストーブからで部屋の真ん中に鎮座している。日が落ちると寒いのだ、夜は15℃以下だっただろう。
長袖、ロングスパッツだけじゃ寒いくらい。
屋根裏部屋の寝床。
だいたい2畳、手前がチカちゃん、奥が私のスペース。オレンジのザックは私のもの。
今日着て汗をかいたランシャツはロープに干しておける。
屋根の梁が隣のスペースとの境になっていた。この部屋で、、、3列12スペース、今日はそこに2人づつ。
だから屋根裏部屋のキャパは24人ということ、混雑状況によって、そこに3人詰め込むむから、36人ということもある。
1階には個室があって別料金か?
涼しく暖かく快適な睡眠でした。
宿泊代は2食付で7800円
コーヒー、ココアは200円。昨年はカップラーメンも売っていたが、、、。
早朝から快調、、、ぐんぐん高度を上げていった。
山小屋でたっぷり休息がとれたから!
薬師岳から砂払いを振り返る。6時30分まえあたり。
薬師岳頂上(2780m)。
正面は北岳と間ノ岳。
着替えなどが入ったザックは小屋に預け、小さなCWXのザックひとつです。
チカちゃんはウエストにウインドブレーカーを巻きつけている。
水1.5L以上持って行ったが、涼しかったのでホトンド飲まず。
森林限界を超えた、雲上のトレイル・コースです。
遠くに八ヶ岳がうっすらと。
早朝はコントラストが強い。夏なのに涼しく風が緩やかにあり汗をかかない。
このあたりが鳳凰山のハイライト。
晴れたら極楽、雷雨にあったら地獄!
だから、これくらいの高山は天候判断ができなきゃ行ってはいけない。ランナーは軽装だから、何かあったら無謀な○○とかと言われるだけ。
観音岳(2840m)から見た地蔵と甲斐駒ヶ岳。
昨日のうちに、中腹の南御室小屋に入って、今日はam5:30にスタート。
尾根に出ると、すばらしい景色が眼前に展開。
昨日は雷雨もあって、どうなることかと思ったが、雨が激しくなる前に小屋に到着してよかった。また、欲を出して先まで行かなくて正解。
なんでも、薬師岳の頂上付近で3人パーティーの一人に落雷があり、落ちた場所が良かったのか、かろうじて命は取りとめた。直撃ですが腹あたりに雷が落ち、足に抜けたので助かったという、、、。夏場の15:00以降は、特に岩場の尾根は危ない。
地蔵岳のオベリスク(2764m)
8時ごろかな
地蔵岳にはお地蔵さんがいっぱい
快調に、昨年断念した地蔵まで往復して、夜叉人峠に下りてきました。
山小屋の気温は低く、15℃以下だったんじゃないかな。部屋の真ん中で薪ストーブで暖をとっていましたから。
すばらしい、トレイル・ランニングになりました。今日だけでも5人ぐらいのランナーに会った。だんだん知られてくると、陣場山からエスカレートしてきて、来る人が増えるかも。
夜叉人峠~地蔵岳往復、7時間31分20秒、休息を含む。
時間は高尾、陣場などよりかかります、普通に急峻な登山道ですから標高差があるんです。
鈴をつけて、山頂にチカちゃんと駆け上がっていくと、大勢の人からパチパチと拍手をいただいた。パフォーマンスですな!
2012年07月28日 夜叉神峠から鳳凰三山、早川尾根トレラン
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20120729
鳳凰三山のパノラマ写真
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/19e804f0112e1ebabc124d7a13d381af
今年7月の北岳トレイル・ランのパノラマ写真
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/ef4fef3d1ab7a7208b9255813da656e8
①農鳥岳から奈良田温泉へ下山
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/334f991c64028253910273dab5268a7a
②広河原から北岳、間ノ岳をこえ農鳥小屋まで
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/925c92f34f89aabe10f419668283d97a
③農鳥岳の頂上にて
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20080720
2007年8月、南蛮連合恒例、富士登山
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070806
2007年8月、浅間山トレイル・ラン
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070826
2007年、7月、鳳夜叉神峠から薬師岳往復トレラン
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/159c38309c4743eeda95f52e0fe4eb8f
南蛮連合の仲間が富士登山競争で女子の部、頂上コースで優勝した
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/e/4ab9ecfde43eccb579602c7350eb1d45
2007年6月、箱根トレイルラン
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20070623
2006年8月、奥秩父の甲武信岳トレイル・ラン
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20060814
2005年、雲取山トレイル・ラン
http://blog.goo.ne.jp/photostudioon/d/20050822
2004年、浅間の外輪山のJバンド・トレイル・ラン
そうそう、小さな巨人でしたっけ?
チカちゃんは登りが速いから、追いかけるのがタイヘンでした。素晴らしい自然ですよー。
富士登山がランナーに人気があるけど、それは日本一の標高と言うデータだけで、実際は面白いところは他なんですがね、流行に流されているよー。
ちかちゃんが一段と大きくなったようにみえます。
それにしてもすばらしい景色ですねえ(^O^)
ヤフーにはいっぱいあったでしょ。デジカメさまさまです。防水カメラはこういう極限状態でも機能してくれるから、頼りになりますね。
あと、カミナリに完全遭遇しなくて良かった!
そうそう、ハセツネの練習にこっそり来ている人たちねー。いい練習になるんでしょう。しかも涼しいし気分はいいし、もしかして甲府近辺にお住まいの方たちかもしれませんね。
最後の下りは速かったじゃないですかー。私のほうは、長い下りにうんざりして疲れていましたから。
一般的にでてくるような山域じゃないので、新鮮でしょう?
今まで登山で行ったところは数知れないが、そこを今度はトレイル・ランニングでやっつけようと思っているんです。
というか、、、すばらしい所をもう一度訪れたいけど、時間の節約で走っちゃおうと言うことです。
カメラが小さくなったから、昔だと10kg以上の機材を持っていかなきゃならなかった。今はコンパクトデジカメでも使い方では立派な写真が撮れます。今回は設定を間違えて、、、お恥ずかしいが、、、ざらざらになってしまった。
日本はいい所が、まだまだホントいっぱいあるんですよーーー!
いやー、楽しい経験だったー!
写真を見る度に「もう一度行きたい」って思います。
そして、素敵な写真を有難うございます。こんなに”隠し撮り”があったとは。。。さすが、プロです。
あー、あと、すれ違ったトレイルランナー達は格好良かったですね。私もあんなカモシカのような足になりたいなー。下りは象というか、亀というか、何と言うか。。。
トレイルランブームでアチコチの山が大混雑している中、穴場中の穴場ですね(゜Д゜!!!
そうです、基本的に走りたいところを好きな時に走れればいい。
こんど、ぜひ一緒に行きましょう。
大勢のときはペースを合あわせます。合わせないのなら一人で行きゃいいのだからね、、。
楽しそうですね!いいなあ。大会じゃなくて、走りたい所を自由に走るトレランっていうのも素敵です。
あ~面白そうなんて思ったけど、普段人と走ってないし、ペースに付いていけるかという基礎的な問題もありますね(笑)