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103歳になってわかったこと、読書

2015-05-21 20:24:56 | 本と雑誌

103歳になってわかったこと 篠田桃紅著 幻冬舎

篠田さんは103歳になっても第一線で制作している、墨を用いた抽象表現主義者として世界的に知られている。

随筆なので軽い読み物でした。

第一章 103歳になってわかったこと

第二章 何歳からでも始められる

第三章 自分の心のままに生きる

第四章 昔も今も生かされている

第一章:篠田さんは生涯一人身で、家庭を持たず、美術団体にも所属しなかったので、自由に仕事をしてきたが、歳をとるにつれ、自由の範囲が無限に広がっていった。この年になると、誰とも対立しないし、百歳はこの世の治外法権ですと、、、。

 

第二章:何かに夢中になれるもの見つかれば、人は生きていて救われる。趣味であれ宗教であれ、仕事でも夢中になるのは、生きることへのすがりになる。予定や目標にとらわれると、ほかが見えなくなる。ときには、その日のかぜまかせにする。

 

第三章:さまざまな人種、文化、習慣を持つ人が集まるニューヨークでは、何でもアリ。お互いに文化を持ち寄っているので、何がいいかなんて決めつけることはせずに、違うことを面白がってる。いろんな見方があったっていい。真正面からだけじゃなく、斜めからも見てみる。

 

第四章:志ある友は、ともであることが、誇らしい気持ちになる。運命の前では、いかなる人も無力、だから、いつも謙虚でいる。

 

全体を読んでも謙虚にありがたがって生きなさいということなのだろうと思う。アーティストとして、しかも評価された人だから生きられたり言葉に出せたりできるのだろうと思う。アーティストは基本的に自由だし長生きだ~~~。

私も篠田さんに比べたらひよっこです。あと40年も生きられると思えば勇気百倍です。

 

昨日のことです、仕事に外資系大企業の医薬品メーカーの方々が来られていた。その上品な姿にふと夜気がつたことがあった。「私はブルーカラーなんだ」と。

世の中の仕事に、ホワイトカラーとブルーカラーがあると知っていて、私はどちらにも属さない関係ない存在と感じていた。自分には関係ない話だと、、、。しかし、どちらに近いかとなれば、断然ブルーカラーなのだろう。職種は社長であるけど、町工場のオッチャン社長だったんだなーと、ふと我に返って気が付いたしだい。ホワイトもブルーもどっちがいい悪いじゃない。何かを加工生産するのがブルーカラーの仕事。対人やデスクワークという情報で仕事が成り立つのがホワイトカラーなのだろう。

コメント (2)
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