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防水コンパクトデジカメの新旧

2015-05-04 16:02:05 | つちのこカメラ

防水コンパクトデジカメの新旧を比べてみました。 スペック上は進歩していて、いろんな機能が追加されていますが、使ったらどうかなー。

最新のNikon・COOLPIX・AW120
5倍ズーム 4.3mm~21.5mm F2,8 1600万画素 18m防水

5年ぐらい前のOLYMPUS・μ・TOUGH6000
3.5倍ズーム 5mm~18,2mm F3,5 1000万画素 3m防水

10年前のOLYMPUS・μ・mini
2倍ズーム 5,8mm~11.6mm F3,5 400万画素 生活防水

晴れた日の景色の写りはどれもこれもきれいです。暗くなったり手ブレするような条件の悪いときには新旧の差が出てきます。感度を上げたときの画像の差も大きい。マクロ撮影のしやすさにも差があります。いちばん大きな差は動画撮影かもしれません。

最初はオリンパス・ミュー・ミニから

10年前のμ・miniはコントラストがキレイで意外にレンズもシャープでした。条件の良いときは400万画素のこのカメラでも十分です。そのままの画像にキレを感じるのは、シャープさを上げるエッジ効果が強いからと思われる。発色はナチュラルです。

ワイドの中心から左です。画像を100%まで拡大。

ズーム比は2倍しかないのでアップはきかない。

画素数が少ないけど、絵がキレイに感じられるのはレンズが中心にあって余裕があるからかもしれない。

次はオリンパス・ミュー・タフ・6000

ワイド側です。

他のカメラの発色と比べると、イエローが強い。もしかして、、、野良仕事に持ち出しているからレンズに土が入ったの???。でも防水だしな~~~。

ミュー・ミニに比べると若干ワイドです。

ワイド側の100%でエッジ効果はミュー・ミニより弱めです。

晴れた日の景色だったら、どの機種も十分な写りです。400万画素でも1000万画素でも、1600万画素でも十分ですが、拡大していくと画素数の違いが出てきます。

今でもミュー・タフ・6000は十分使えます。

マクロ撮影で一番使いやすいのが、ミュー・タフ・6000だった。

手ブレ補正が効き、かなりアップでとれます。

最後はニコン・クールピックス・AW120

発色が青くて抜けが良いのが特徴。

エッジ効果は控えめです。画素数が1600万画素あるので、絵作りに無理をしていないのだろう。

レンズが明るくなり、ズーム比が上がり、手ブレ補正が効くようになった割にレンズ自体の進歩はさほど感じない。ただどんな状況でもキレイに撮れるようになったのは、全体のシステム、画像エンジンの進歩なのだろう。

晴れた景色では10年前のコンパクトデジカメと差はない。

ズーム比が大きくなったが、常用焦点距離はワイド側を想定しています。テレにするとワイドより画像が崩れてきます。常時、テレで撮るような被写体は一眼レフを持ち出すことです。

光学ズームの先に電子ズームがあるが私はほとんど使わない。いくら手ブレ防止があると言っても、テレ側ではほとんど効き目がありません。一眼レフの望遠レンズはそのためにありますから。三脚使用と手持ちの差は歴然としている。手のひら三脚でも威力を発揮します。

コンパクトデジカメのズームは、常用はワイド側と覚えておいて間違いない。

マクロ撮影でオリンパス・ミュー・タフ・6000よりピントが浅いのは、レンズがF2.8と明るいからだと思われます。

プログラムシャッターはシャッター優先で1/1000ぐらいまで開放でいきますから。

10年の進歩は、悪条件下での撮影で実感します。蛍光灯やミックス光などの時に、きれいに補正してくれます。

私が防水カメラを使うのは、野山を走るトレイルランニングをするからで、雨の中も水辺でもホコリの中も突撃していきますから。畑仕事にカメラを持っていくと、それこそ何もしないのに土まみれになります。私のグッツは防水が絶対条件です。シャープさやクリアーさは私はさほど重要視していません。

新旧を使ってみると、フレアーが少なくなったり、生活防水だけだったのがSW120では防水カメラというより、水中カメラが陸上でも使えるようになったと言って過言じゃなくなった。しかも動画がハイビジョンでよく撮れます。スマホでも撮れるけど、それはデジカメなんでレンズが違います。水中ハウジングなしでスチールでも動画が水中から普通の撮影まで連続でとれる。SW120はGPS機能も搭載していて撮影場所まで記録されます。

写りの具合は、ワイドで明るい外だったら、古いデジカメでも十分でした。暗くなったり室内などミックス光の時は新旧の写りが歴然と違います。撮像素子と画像エンジンの進歩です。防水カメラであり衝撃にも強くなって壊れにくくなった。

オリンパス・ミュー・ミニはデザインが良く超コンパクトであったけど、撮影が明るい場所に限られていて、かつレンズバリアーの故障が多かった。可動部分があるとどうしても機械的なトラブルがある。

その点、ニコンAW120は故障が少ないと考えられます。

液晶画面サイズが大きくなり、くっきり見やすくなった。

コメント
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