CH:103327 王仁塚と百済門

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大阪府の特別史跡王仁博士の墓(伝)の前には2006年に韓国から贈られた百済門がある。
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百済門の奥には日本に漢字の手本となる千字文と論語10巻を携えて渡来した王仁博士を葬ったとされる墓石があって毎年むくげの花が咲く8月に王仁塚納涼むくげまつりが催される。
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百済門はすべての材料を韓国から運んで韓国の宮大工の手によって建てられて極採色で朝鮮王朝の伝統的な文様が施されていて素晴らしい。
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境内には墓のいわれが掲示されている。
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普段は韓国から移植されて大きく育った櫂の木、とむくげに囲まれて飾り気のない」墓だがきょうは地元の王仁塚の環境を守る会の人たちやスカウトの子供たちの手によって灯が点された。
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スカウトの子供たちのてによってローソクに火が灯されていく。それぞれに自分たちの思いや願い事を書いてある。
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並べたところで記念撮影、ごくろうさま。
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浴衣姿のお嬢さんもお出ましで涼感をさそう。
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夕立が心配された空模様であったが、日没とともに行燈がきれいに映えてきた。
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行燈に灯が点るとまるで別世界のようだ。
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ほんとうに地元の人達だけで心のこもったお祀りだ。
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行燈の文字は千字文で四字熟語がばっちり収まっている。昔の人は世の教えをこの四字熟語で覚えながら文字を習得した。
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お墓の周りも華やかだ。
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百済門にも灯が入った。
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すぐ隣の建物の額には訪れた人たちの写真や千字文が掲げてある。
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韓国の門は向かって右が入り口(イルグ)、左が出口(チュルグ)で右側通行だ、そして真ん中は王様の通る道だ。
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行燈に火が入ると周りが一段と華やかになり千文字が映える。われわれが毎日親しんでいる漢字、日本はそれにひらかなやカタカナをあみだして独自の文化を作り上げたが今日あるのもこうした先人のお陰と感謝しなければならない。
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この日はじめてお会いした守る会のお世話をされてきた吉留一夫さん(右)とWakiこと脇田東作です。