南目美輝学芸課長(左)からロリータファッションについて説明を聞く参加者=益田市有明町、島根県立石見美術館
南目美輝学芸課長(左)からロリータファッションについて説明を聞く参加者=益田市有明町、島根県立石見美術館

 【益田】益田市有明町の島根県立石見美術館で開催中の企画展「ファッション イン ジャパン 1945―2020」(山陰中央新報社など主催)の担当学芸員が作品解説をするギャラリートークが11日、同館であり、参加者10人が流行を生んだ時代背景について説明を聞きながら鑑賞した。

 ファッションと社会の関わりをデザイナーと消費者の双方向からとらえ概観する企画展。洋服を中心に約650点を展示している。

 同館の南目美輝学芸課長(49)が講師を務め、1964年東京五輪日本選手団ユニホームを前に「開会式で男子チームが赤いブレザー姿だったことからアパレルメーカー・VAN(ヴァン)の赤ブレザー人気が急上昇した。国民的行事とカラーテレビの普及が流行を生んだ」と高度経済成長期の流行の特徴を解き明かした。

 2000年代のロリータファッションについては、04年公開の映画「下妻物語」で、深田恭子さんが着用した淡いピンクのワンピースを前に「深田さん演じる主人公がロリータファッションに心酔している役柄だったことが流行のきっかけとなった」と説明した。

 同市元町の公務員友重明美さん(53)は「自分が着ていたDCブランドの服が展示されており、懐かしかった」と話した。

 会期は5月16日まで。開館時間は午前9時半~午後6時(入場午後5時半まで)。毎週火曜日休館。有料。(中山竜一)

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