三丁目の飛行機屋

飛行機マニアのオヤジが
撮影遠征記やマル秘コレクションの公開などをしていきます。

ファントム 1作目はブルーエンゼル

2007年04月23日 | プラモの話
私は年代的に一番好きな戦闘機はファントムだ。

私の中学時代にはまだベトナム戦争が盛んな頃。
横田には第5空軍のF-4CかD型のファントムが駐留していて、
この信州のアルプスの谷間を毎日2機、4機編隊で
ベトナム迷彩ファントムが訓練に飛んでいた。

この武骨な飛行機をプラモで作るのは当然の成り行き.
ここ5年以上完成品はないが、ファントムのプラモは10機ほどだ。

その一作目が1/72 ブルーエンゼルのF-4J。


1975年頃、ポールマーロ監督の映画ブルーエンゼルを
日比谷の映画館へ見に行った。

そのポスターも健在だ。

スクリーンの中の機体もいいが、パイロット達のガムを噛みながら操縦し、
酸素マスクなしの素顔がGにゆがむ姿がなんともいえない。

このパイロット達は1971年小牧空港で行われた国際航空ショーに来日していて、
さらに登場するパイロットの4名がすでに事故と戦争で亡くなっていたのだ。

映画の最後に映しだされるエンドロールにある
in memorium と4名の名前が印象的。

帰宅翌日にはこれを作ろうと、レベル社のブルーエンゼル4機セットを購入。
なんとパッケージ写真は小牧でのデモフライト。

レベルのファントムは機首の下ふくらみの不足、主翼前ふちの厚さ不足、
主翼の主脚収納部ふくらみを増設、水平尾翼の完全自作と手のかかるもの。
さらにはコックピット完全自作、キャノピーも自作。

出来上がりはこれ。

ピーコンを親父に買ってもらい(帰省の途中横田の16号沿いの模型屋で購入)
初めての吹き付け仕上げ。
こいつも出来上がり後30年の歳月がたってしまった。



昨日の昼頃、ブルーエンゼルが演技中に墜落したと連絡をもらった。
仕事中だったので、昼休みに会社のPCでCNNを見ると、確かに・・・。
Killing aviator の文字が辛い。










コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする