Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

複製消費文化の興亡

2005-12-28 | 文化一般
コピー防止機能が大きな問題になっている。本社独ベルテルスマンの社長の首が飛ぼうとしている。ソニー・BMGの合弁メディア企業は、英国のEMIと並んでCD等にコピー防止の機能を付けているようだ。

コピー防止機能の問題は、事情通から話を聞いていて良く知っている。当初からCDプレーヤーによっては再生出来ないなどのケースが多く返品が多かったと言う。故に、コピー防止付きの製品は一切買わない需要者も多いらしい。その反面、誰がこんなものをコピーするかのと思うようなクラシックCDにコピー防止機能を謳っているマイナーレーベルもあった。

今回の米国内での騒動は、コピー防止CDをPCに入れて試みたところ悪質なソフトウェアーにやられて被害が出たと言う事で、XCPというコピー防止ソフトが入った本年発売の50タイトルの五百七十万枚がリコールされ、無料でコピー防止機能無しのCDに交換されたらしい。これだけで一千万ダラーの損失のようだが影響は其れに止まらないらしい。

事件の発端は、これに気が付いたサンフランシスコの読者批評の投稿家通称パンプキン・キング氏が10月末の発覚後にアマゾンに書き込んだ不買運動の呼びかけのようである。その結果、最も重要な米国市場での企業イメージの失墜によるシェアー落ちから上半期に続いての第3四半期では六千万ダラーの損失計上となっている。

更にFAZ紙によると、BMGの本拠地であるドイツでは、主にソニーが標的となっているようで、来年3月に予定されているプレーステーションIII の不買運動が叫ばれているようである。

コピー防止機能の問題は、ここでも改めて著作権関連シリーズとして扱うが、その産業形態だけでなく、商業形態や、文化消費のあり方を考えなければいけない。一企業の興亡やネット情報の影響の問題ではないのである。増してや其れに伴う株価の変動などを考えているようでは、打開策は見付からない。



参照:
著作権のコピーライト-序章 [文化一般] / 2005-08-05
著作権の換金と集金 [文化一般] / 2005-08-07
石林の抽象への不安 [ 文化一般 ] / 2005-10-25
こんな物は要らない [ 生活・暦 ] / 2005-10-26

コメント   この記事についてブログを書く
« 典型的なザウマーゲン | トップ | フラメンコの巷のほこり »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

文化一般」カテゴリの最新記事