Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

縁があるのかないのか

2008-03-27 | 生活
飛行機会社の倹約振りは予想以上である。マンハイムやハイデルベルクからのシャトルバスは予約乗り合いタクシーになってしまっていた。それも八人乗りなので、もちろん座席はない。同じような間違いを犯した者がいて、そのトルコ人をそこまで乗ってきたタクシーに誘ったが、フランクフルトの空港までの100ユーロの三等分は高いといって断られた。

そこで急遽ドイツ連邦鉄道を利用することにした。乗車時間は三十分ほどなので、殆ど同じ時刻に到着した。

ターミナルのはずれの国鉄駅は始めてであったが、アップグレードには特別にボーディングカードを出してもらう必要があった。なかなか皆慣れていないようであったが、一列目を確保出来て、エアバス340-600が就航した当初に乗った反対側の座席であった。

飛行機もその時に乗ったニュルンベルクと名づけられた機体で、新車の車が古くなるような経年変化を感じた。19機ある中で同じのに乗り合わせるのは縁があるんですよと、パーサーやチーフスチュワーデスに言われて気分よく乗車した。

しかし、乗用車と同じく、内装などのがたつきが酷くなっていて、当初の静けさはさすがになかったがエンジン音やその他は少なく、やはり優れた機体には他ならない。

八年おきの改装というのでまだ暫くこの状態で飛ぶようだ。その日は、ケープタウンから飛んで来ていて、大阪へと向かい、大阪からフランクフルトへとトンボ蹴りをするので、再びケープタウンへ行くのではないかとお話をした。

そして客室乗務委員の方は48時間後に、操縦士は明くる日に、再び仕事をしながら、フランクフルトに戻ると言うことであった。時差を出来るだけ慣らさないうちに戻るのが最も身体に良いと聞いていたから質問したのであった。

決して、最初に挨拶代わりに言ったように、「機体だけでなくて、客室乗務員も縁がある」ということではないのである。

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