Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

電話回線契約破棄の旨

2019-03-26 | 雑感
三月の初めに契約延長しない旨が独テレコムから示された。四週間の猶予期間を切られた。一年前にも同じ様な文章が来たが、今回は期日が切られていたので放ってはおけなかった。テレコムがIPテレフォンに転換する意志で従来のISDNデジタル回線を無くすことは分かっていたが、実際に電話機をも使っていて重宝していることから、一方ではもう一つの回線で高速回線に乗り換えたが一年間放置していたのである。より良い条件を得るためだ。実質的には180ユーロほどを返金してくれそうだが、確約はまだ無い。

先ずは一週間前になったので回線条件を変えるように申し込んだ。直ぐに返事があって、先方の予定通り三月一杯で、もう一つの回線で現在使っている速度になるようだ。つまり、IP電話回線になるが、そこからアダプターを繋ぐと今も重宝して使っているISDN電話機へが接続可能となる。アダプターが60ユーロ近くとなり、ルーターも新しくなる。ハウウェーの製品だろう。喜ばしいのは現在使っているものよりも新しいもので2018年末に出たものなので少なくとも二種類の異なるルーターを併用可能となる。室内の伝送距離が少しでも伸びていれば喜ばしい。階下から籠り部屋への伝送が良くなるからである。

ルーターはやはり120ユーロ見当なので、両方を合わせると、テレコムが返金してくれそうな180ユーロほどになる。得はしないが、まあまあ埋め合わせは可能だろう。これで従来の電話番号を三つそのまま使えることになる。一年前の状況とそれほど変わらないが、IP番号二種類と二種類のルーターをある程度の高速で使えるとなると使い勝手がよくなる。ルーターとアダプターを少しでも安く買えるか。

夏のルツェルンフェスティヴァルの券を追加購入した。サイモン・ラトル指揮ロンドンシムフォニーを初めて聞くことになる。近所でも公演しているが態々出かけるだけのプログラムも殆どなく、入場流も安くないので、これ以上にない機会だ。バーバラ・ハニンガムがアブラハムセンの曲を歌って、後半にメシアンの「彼方の閃光…」という大曲が演奏される。ジーメンス財団が後押ししているのでミュンヘンでもムジカヴィーヴァで5月2日に演奏するようだが、アダムスの「ハルモニーレーレ」などのアングロサクソンプログラムで、ガスタイクの会場なのでお話しにならない。それ以上に昨年のアンケートで奨励したこともありどうしても行かなければいけなかった。当然のことながら上のプログラムにおいてはこのシューボックス型のホールが最高とは言えず、寧ろエルブフィルハーモニーの方がよいのかもしれないが、中ホール使用ということでとても倍音が広がるのではなかろうか?

最高額券も120フランで、それを狙っていたが、私の狙っていた席は残念ながら80フランしかしなかった。更にそこから昨年購入した時に貰った金券60フランを使うと20フランしか払わないことになる。本当は上手側を狙っていたが流石に常連さんに取られていたようで、反対側に移った。声は少し聞き取りにくくなるかもしれないが、仕方がない。とても楽しみなコンサートである。

昨年は発売日の様子を見るだけだったので久しぶりにここの発券システムで一般発売初日を試した。年に一度二度の混雑でサーヴァーに負担が掛かって、準備はしていたが、ウェイティングナムバー500番台を貰い、20分以上待って、操作を間違って再び後ろに回り700番台、更に20分ほど掛かって購入した。想定していたようにあまり狙われる出し物ではなかったので、その間の変化は最小限だった。昨年もベルリナーフィルハーモニカ―などもここで好きな席を選んでと思ったが、やはり第九の方は全く選べなかったようだ。ここでもお任せにすれば直ぐに買えたようだがそれでは意味が無い、先ずは試してみたかった。

待ち番号からすればミュンヘンの劇場のそれほどではなく、コンサートの数も多いので、比較的買いやすいが、やはり30分ぐらいは時間が掛かる。なによりも席を選ぶということでは殆ど運に任せれるようなところがあってやはり意味が無い。今回はそこまで想定していた。兎に角、新会場になってから前の方に座るの初めてで出入り口すら知らない。先ずはそこの音響を確かめてみたい。平土間もスロープになっているので悪くは無いのだろうが、楽譜も手元にない大編成曲となると少し上から眺めないととてもではないが耳では情報を追えない。また前半に歌があるのであまり高くなると聞き取れなくなる。少しづつ会場に慣れてくるとバーデンバーデンと同じようにいい席が分かるようになるだろう。



参照:
独に拘るシューボックス 2019-01-17 | 文化一般
許容範囲だろうか 2018-12-13 | 文化一般
来夏の宿を予約する 2018-10-30 | 雑感
サイモン・ラトルの貢献 2018-09-27 | 文化一般

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