Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

今秋のミラノ旅行準備

2024-06-06 | 雑感
ミラノのスカラ座のティケットを初めてネット購入した。システムは比較的わかりやすく多くは英語で確かめられる。

10月のスカラ座での「ばらの騎士」再演をペトレンコが指揮するからで、宿は大分以前に押さえておいたり、準備をしていたものだ。

抑々ペトレンコが、ベルリン就任後はオペラ指揮をしない約束になっていたので、復活祭以外ではミュンヘンでのトリスタン上演以降初めての指揮となる。つまり解禁されたということで今後の動静をうかがいたい。復帰は夏のザルツブルクが先行すると予想していたが、恐らく住まいからも近いこともありやはりミラノでの成功は重要視されるだろう。

べルリンで終生やるとした発言の後ろにはこうした合意がなされていたことになる。今回の演出はザルツブルクでメスト指揮で為されたハリークッファーのもので、ミュンヘンでの新制作「マクベス夫人」だけでなく、そこには信頼関係があり、亡くなった演出家を記念してという趣もあるだろうか。

キャスト陣などはザルツブルクなどアルプス以北では難しそうな面々であるが、先ずは劇場デビューをして今後の碑にということだろうか。

さて肝心の座席は天井桟敷で押さえておいたので、なんら問題はない。やはり常連さんらが手を付けそうな席は直ぐに売れてお手つきした。だからベストのチョイスだったかどうかは分からない。舞台を観る必要がなくてもいいと思っていたが、奈落と両方にある程度の視角はありそうで、指揮も四六時中観ている必要もないので、余り極端な席は選択しなかった。

お客さんの質はその席の出方などで大体分かった。先に売れていた席は常連さんなので、とても細かな条件を満たしているのだろう。そういう所を含めてお勉強である。ミュンヘンに通い出した時もスキーの帰りに立ち寄ったので二列目でバイロイトでの指揮に続いて何も見えなかった。しかし、三幕で最前列が空いたので、そこに滑り込んだのだった。初めてペトレンコの指揮を生で観たのだった。

その様な塩梅で、なにもそれ程欲張る必要もない公演である。但し、奈落は首席奏者の友人が乗っているかどうかも確認しておかないと後で話しにもならないので、舞台以上にしっかり見届けたい。総じて今後の本格的な公演に備えての座席選びともなった。

スイスのタチーノに押さえているアパートメントの二泊は一週間前がキャンセル限界なので、状況次第では今後まだいいものが見つかり次第ともなる。不確定要素は当方の車輛にもあるので、いざとなったら列車移動やレンタカーの手配も考えておかないといけない。

順調に走ればミラノ往復は二泊すれば全く問題がない。但しワインを醸造所に行って試飲するまでの時間は一寸ないかもしれない。スーパーで地元のワインを購入するぐらいか。車のことがあるので国境を都合四回越えないといけないのがネックになる。ミラノの市内交通のざっとした土地勘もあるのでそれ以外はあまり問題にならないだろう。



参照:
迫る20年ぶりの長距離運転 2023-09-08 | 生活
やるべきことを達成 2023-12-09 | 音

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